クラブで働くなら絶対知っておきたい良いママの見分け方
クラブで働くなら、ママの見分け方を知っておくことが働きやすさをほぼ決めてしまうんですよね。
私自身もお店を選ぶとき、条件よりも先にママがどんな人かを見るようにしていました。
だからこそ、できるだけ早い段階で見極めることが、クラブで長く気持ちよく働き続けるための第一歩になります。
この記事の目次
ママの質がそのままお店の質になる
クラブで働こうと思ったとき、給与や立地と同じくらい重要なのが「どんなママがいるか」という点です。
良いママがいるお店は、それだけで職場環境が整っていると言っても過言ではありません。ホステスとしての成長スピードも、ママの質に大きく左右されます。
指示の出し方ひとつ、声のかけ方ひとつで、ホステスのモチベーションはがらっと変わってくるものです。
箱が小さいとママの影響が大きくなる
大箱で複数のママがいるお店なら、気の合うママを見つけることもできます。しかし、ママがひとり〜ふたりしかいないお店だと、そうもいかない。
変なママのもとで働き続けると、最悪精神的に病んでしまうこともあります。私自身、10代のころに変なママのいるお店で働いた経験があります。
そのママはぼったくりで有名な人で、お客様だけでなく、私たちホステスのお給料からも何かしら口実をつけて搾取するような人でした。
当然、引かれものが多くて手取りは少ないし、ぼったくりの評判が広まってお客様も定着しない。
それでもしばらく我慢して働き続けた結果、精神的にかなりしんどい時期がありました。
良いママを初見で見分けるのはむずかしい?
面接の時点で見極めたいところですが、普通の人間関係と同じで、少し時間が経たなければわからないこともあります。
最初は感じが良かったのに、働き始めたら全然違ったというのもよくある話です。入ってみて初めてわかることが、残念ながらほとんどだったりします。
だからこそ「このママとはしんどいな」と感じたときほど、我慢せず早めに動くことが大切です。
気づくのが遅ければ遅いほど辞めにくくなる、というのもクラブあるあるのひとつですよね。
お店への愛着が出てきたり、自客が定着してしまった後に気づいても、すでに動きづらくなっているケースは少なくありません。
自分を守れるのは、最終的には自分だけです。だからこそ、違和感を感じた早い段階での判断が、長い目で見たときに大きな差を生みます。
クラブのママを見分ける4つのポイント
では具体的に、どんなママが「良いママではない」のか。以下の4つのポイントを頭に入れておくと、早い段階で見極めやすくなります。
黒服やホステスに怒鳴るママは要注意
これはクラブに限らずどの職場でも同じですが、ミスに対して頭ごなしに怒鳴るママは、良いママとは言えません。
怒鳴るかどうかは、ママの見分け方としてもっとわかりやすいサインのひとつです。
私のコンサル生の中にも「席でお客様の前で怒鳴られたり嫌味を言われたりして困っている」という子は結構います。
中には、あまりにもひどい言われ方に、接客中に泣いてしまった子もいました。
お客様の前でそれをやるママというのは、もはやプロとして論外です。そんなお店では働かないほうがいい、というのが私の正直な見解です。
働き始めたばかりのころや、初めてのことには失敗がつきものです。
そこでやり方を教えてくれるのではなく怒鳴るママだと、何かわからないことがあっても聞きづらくなってしまいますよね。
萎縮したまま仕事をするのは、ホステスとしてのパフォーマンスにも直結します。接客に集中できない環境で売上を伸ばすのは、正直かなりしんどいです。
もちろん何度教えても覚えない側に問題があることもありますが、まだ慣れていない段階での怒鳴りつけは、単純に「怖い」という感情しか生みません。
そんな環境でがんばり続けても、いつか必ず限界が来ます。明らかに厳しすぎると感じたら、迷わず早めに辞める判断をしていいんです。
お客様と黒服・ホステスへの態度が激変する
接客業である以上、お客様への対応と内部への対応が多少違うことは仕方ない部分もあります。
でも『人が変わったように態度が豹変する』のは、別の話じゃないですよね。
態度の落差はママの見分け方として、働き始めてすぐに気づけるポイントでもあります。
さっきまでお客様と楽しそうに話していたのに、お店を閉めた瞬間に冷たくなる。そのギャップにどう合わせればいいかわからなくなりますよね。
お客様も黒服もホステスも同じ人間です。それなのに態度が激変する場面を間近で見ていると、ママへの好感はどんどん薄れていきます。
しかも、そういった緊張感のある職場では、ホステス同士の雰囲気にも影響が出てきます。ママの態度を見て萎縮しているスタッフが多いお店は、接客にもどこかぎこちなさが出るものです。お客様はそういう空気を意外と敏感に感じ取ります。
異常なまでに態度が変わるママがいると感じたら、そのお店は早めに見切りをつけたほうがいいでしょう。
プライベートにまで踏み込んでくる
ママと仲良くなること自体は悪いことではありません。ただ、自分が望んでいないのに、無理にプライベートに関わってこようとするママは要注意です。
ホステスがどんな性格で、どんな距離感を求めているかを把握するのも、ママの役割のひとつ。
それを無視してプライベートに踏み込んでくるのは、良いママとは言えません。
良かれと思っての行動だとしても、距離感が合わない人とずっと仕事をするのはしんどいものです。
仕事上の関係と割り切っていたいのに、休日まで干渉されると、じわじわとストレスが積み重なっていきます。
これはママだけでなく、同僚ホステスや黒服にも同じことが言えます。
プライベートやプライバシーに必要以上に踏み込ませると、知らないうちにお客様に吹聴されたり、思わぬところで足を引っ張られたりすることがあります。
一番ありがちなのは「あの子はこんな男と付き合っている」という吹聴で、実名が出ることもある。
お店の人間関係だからこそ、仕事が円滑に進む程度の距離感でいいんです。
お互いに必要以上に踏み込まない・踏み込ませない、それがお店での身の守り方でもあります。
しかも主導権はどうしてもママ側が持ちやすいので、働く側が圧倒的に不利な状況になりがちです。
無理に踏み込んでくるママがいるクラブでは、働かない選択が正解だと思います。
人を見下す言動が目立つ
立場が上であっても、人を見下すようなママは良いママではありません。
これは黒服やホステスに対してだけでなく、お客様への言動にも出てくることが多いです。
特にひどいのが、お客様の前で席にいるホステスを見下した言動を取るママです。
「この子は本当に気が利かない」「あんたはもっと痩せたほうがいい」など、お客様を味方につけるかのように口撃してくるケースがあります。
言われたホステスはいたたまれない気持ちになるし、どうその場を収めればいいかわからなくなって当然です。それ以前に、普通に傷つく。
傷ついた状態で接客を続けなければならない理不尽さは、じわじわとモチベーションを削っていきます。
イジリと見下しの区別がつかないママもいるので、そこは冷静に見極めてほしいところです。
みんなが褒めている話をひとりで否定したり、だれかの悪口が自然と口から出てくるようなママには、だんだんと魅力を感じなくなっていきます。
そういったママのもとで働いていると、自分もネガティブな空気に引っ張られていくことがあります。
お客様に楽しんでもらう仕事をしているのに、職場の空気が暗くては本末転倒ですよね。そして、そういったママが経営するお店は長続きしないことも多い。
気づいたときには急にお店が潰れて、職を失うという事態にもなりかねません。
このママは人を見下している、と直感したら、早めに動いておくほうが自分を守ることになります。
良いママがいるクラブはここが違う
では反対に、良いママとはどんな人なのか。私が見てきた中で「このママのもとで働けて良かった」と思えるママには、いくつか共通点がありました。
ある程度信頼して任せてくれる
細かく口を出しすぎず、ホステスを信頼して仕事を任せてくれるママは、一緒に働いていて気持ちがいいです。
『信頼して任せる』と『放置する』は似ているようで全然違います。
良いママは、ホステスがどこまでできていてどこでつまずいているかを把握したうえで、あえて口を出さないという選択をしています。
私自身、ナンバーワンになったお店のママは、私に自由に仕事をさせてくれる人でした。その分、お客様を怒らせてしまったこともあります。
でもそのママは怒ることもなく、「玲ちゃんなら大丈夫、私は信じてるから」といつも笑ってくれていた。
そのおかげで、私は失敗という経験をちゃんと積むことができたし、次はどうすればいいかを自分の頭で考える力がついていきました。
任せてもらえる環境があるかどうかは、長く働くうえでかなり重要なポイントです。接客の現場は、マニュアル通りにいかないことの連続です。
その場の状況を読んで、自分で判断して動く力がなければ、いつまで経ってもママの指示待ちになってしまいます。
だからこそ、ある程度裁量を持って動かせてくれるママのもとで働くことが、ホステスとしての実力を本当の意味で伸ばすことにつながるんです。
フォローしながら成長を見守ってくれる
任せてくれるだけでなく、必要なときにさりげなくフォローが入って、それが成長につながっていく。
そういう距離感が取れるママは、本当に少ないですが、一度でも経験すると「ああ、これが良いお店なんだな」とはっきりわかります。
私自身が雇われママになったとき、当初集まっていたホステスたちは、お世辞にも良いとは言えない状態でした。でも私は何も言わずに見守ることにしました。
なぜなら、その子たちは若いころの自分に比べたらよっぽどマシだったから。私も見守ってもらったから、今度は自分が見守る番だと思ったんです。
その子たちが悩んでいるなと察したときは、
- こうしてみたらどう?
- あなたの良さは〇〇だから自信持っていいよ
- ちょっと失敗したね、でも〇〇すれば大丈夫だよ
と声をかけるようにしていました。責めるのではなく、次につなげる言葉をかける。
それが功を奏して、その子たちはみるみる成長して、最終的にはお客様を任せられるようになりました。
フォローのタイミングが的確なママは、ホステスのことをちゃんと見ています。見ていないようで、ちゃんと見ている。
「なんでできないの」ではなく「次はこうしてみて」と言えるママのもとでは、失敗することが怖くなくなります。
むしろ失敗から学べる環境だと感じられるようになるんです。萎縮せずに動けることが、ホステスとしての伸びしろに直結します。
お客様の質がいい
良いママがいるお店は、集まるお客様にも自然と差が出ます。
優しくて、紳士的で、仕事ができて、義理堅く、礼儀正しい。そういう人たちが集まるお店には、やはりそれに見合うママがいるものです。
私がかわいがっていただいたあるお店のママは、お客様からとても慕われていて、「あのママはすごいんだよ」と言われるような人でした。
そのママが紹介してくださるお客様は全員紳士で義理堅く、だれから見ても良客と呼ばれる方々ばかりでした。
やっぱりママの人柄は、鏡のようにお客様に反映されると実感しています。顧客はそのお店の鏡だと私が思うのは、こういった経験があるからです。
お客様の質が高いと、ホステス自身も自然と品が上がります。会話のレベルが違うし、求められることも変わります。
だからこそ、良いお客様が集まるお店で働くことは、自分自身を磨くことにも直結するんです。
反対に、クレームが多かったり無理な要求をしてくるお客様が多いお店は、ママのあり方が影響していることが少なくありません。
お客様はママが育てるとも言えるので、どんな人を大切にしてきたかがそのまま客層に出てきます。
働く前に一度お客様として足を運べるなら、来ているお客様を観察してみることも、ママの見分け方として有効な方法のひとつです。
プロ意識が高い
接客に対して妥協しない、お店の空気を自分でつくれる、そういうプロ意識の高いママがいるお店は、ホステスとしての自分も自然と引き上げられます。
「このママみたいになりたい」と思える存在がいるかどうかは、長く働き続けるうえで想像以上に大きな要素です。
私のコンサル生の中で一番成功したと言っても過言ではないある女性は、コンサルに来たときは自信がなくて毎日泣いているような子でした。
それがいまでは、だれもが憧れるようなママになっています。彼女がよく口にするのが、
(引用)
いつどこで見られても私がお手本になるような存在でないと、女性たちが誰を見て仕事をすればいいか迷ってしまうから
という言葉です。これがプロ意識だと私は思っています。
自分の立ち居振る舞いがそのままお店の基準になるという自覚を持って仕事をしているママのもとでは、ホステスも自然とその空気に引き上げられていきます。
プロ意識の高いママは、自分への要求も高い分、スタッフへの基準も明確です。
何をどうすれば良いのかがわかりやすく、迷いが少なくなります。言葉ではなく背中で見せてくれるママというのは、働く環境として理想的です。
また、プロ意識の高いママはお店全体のブランドを大切にしているので、言動に一貫性があります。
基準を示して引き上げようとしてくれるママのもとでは、仕事が楽しくなっていくんですよね。
まとめ
クラブで働くうえで、良いママがいるかどうかは働きやすさに直結します。良いママがいるお店を見つけられれば、それだけで環境は整っていると言えます。
でも、合わないママのいるお店で我慢を続けても、辞めたい気持ちが積み重なるだけです。
今回紹介した4つのポイントを頭に入れておくだけで、面接時や働き始めの早い段階でママの本質に気づきやすくなります。
「このママにはついていけない」と感じたら、それは正直なシグナルです。早めに判断して、自分が気持ちよく働けるクラブを選んでいきましょう。
