ホステスの努力は本当に報われるのか
ホステスとして働いていると、努力しても本当に報われるのかな、と不安になる瞬間がありますよね。
営業も勉強も身だしなみも、がんばっているつもりなのに、結果が見えなくて心が折れそうになる。
私自身も、寝る間も惜しんで努力していた時期に、まさにそう感じていました。
でも、ある日を境に『正しい努力はちゃんと報われるんだ』と実感しました。今日はその体験をお話しします。
この努力は報われるのか?という不安
『仕事を本気でやるぞ』と決めた当時の私は、とにかく人生を変えたくて必死でした。
営業して、勉強して、体力づくりして、ゆっくりベッドに入った記憶がない。いつも気絶するかの如く、床で寝ていました。おかげで身体はバキバキ。
師匠から「1歩外に出るならだれに見られても恥ずかしくないようにしろ」と口酸っぱく言われていたので、ちょっとコンビニに行くにも気を張る日々。
一応私も人間なので、疲労は出るものです。
お店で化粧室から出た瞬間に「あれ、どの席にいたんだっけ」とわからなくなったり、ご新規のお席で寝落ちしてしまったりしたこともあります。
いまとなっては笑い話ですが、当時は本当に必死でした。
「こんなことやって何の意味があるんだろう」とか「これは一体何の役に立つんだろう」とかを考える瞬間は、たくさんありました。
ホステスとして努力したところで『報われる保証』なんてどこにもないし、がんばればがんばるほど、わかりやすい手ごたえがないと心が萎える。
こういう時期は、本気でがんばっているホステスならだれしも通る道だと思います。努力が成果になるまでには、どうしても時間差があるんですよね。
コンサル生たちも「自分なりに必死にがんばってはいるけど、この努力の方向性は合ってるんだろうか」と不安を抱えてきた人たちばかりです。
しかも周りを見渡すと、そんなに努力してなさそうなのに結果を出している(ように見える)子もいて、余計に焦りが募る。
そういう焦りは、実はみんな抱えてるものです。私も、当時は泣いてヒス起こしたことがあったくらいです。
努力が報われたと実感した瞬間
そんな中、あるお客様からこう言われたんです。
「玲ちゃんは、いつどこで見ても、きちんとしてるよね。俺も玲ちゃんが恥ずかしくないようにしないといけないなあ」
この一言を聞いたとき、とても驚きました。
何のためにやっているのかわからない、だれも見ていない、だれにも伝わらないと思っていた地道な努力を、きちんと見ていてくれる人がいた。
こういうお客様の一言が、ホステスの仕事をしていて一番報われる瞬間なんじゃないかと思うんですよね。
日々の積み重ねは、正直結果が見えにくいので、続けるのがしんどいときもあります。
でも、こういう一言があるだけで、この方向性でいいんだ、ちゃんと見てくれている人がいるんだ、と実感できますよね。
考えてみれば、お客様って会話の内容よりも、細かい部分をよく見てるんですよね。立ち振る舞いとか、身なりとか、言葉遣いとか言動の中身とか。
派手なテクニックより、こういう地味な積み重ねのほうが、実は信頼につながりやすいのではないかと思います。
変わっていくお客様たち
「いつ見てもきちんとしてるね」と言われて、よくよく見てみると、お客様の反応が変わったことに気づいたんです。
横柄な態度だったお客様も「こいつは特別だから」と言ってくださるようになっていました。
お触りが多かったお客様も「玲ちゃんのお店でそんなことできないから」とやめてくれ、お連れ様にも「ここではそういうことしないで」と言ってくれました。
さらに、個人で来ていたお客様が、たくさんの人を紹介してくれるようになっていた。
まさに、道が開けた瞬間でした。お客様方の言動を見ながら「ああ、自分の努力はちゃんと報われるんだ」と実感できたんです。
これはつまり、私を軽く扱えない存在として見てくれるようになったということなんだと思います。
ぞんざいに扱っていい相手ではない、きちんと向き合わなきゃいけない相手だと、お客様自身の中で位置づけが変わったんですよね。
だから、紹介という形で大切な人を安心して連れてきてくれるようになる。
ホステスの努力は、すぐに数字として返ってくるものばかりではありません。その期間はとてももどかしく、意味がないように感じると思います。
でも、こうやってお客様との関係性が変わっていく形で、じわじわ返ってくることもある。
だからこそ、目先の結果だけで一喜一憂せずに、コツコツ積み重ねていくことが大事なのではないかと思います。
まとめ
ホステスとして努力しても報われないのではないかと不安になる日は、だれにでもあると思います。
でも、地道な努力は、意外なところで、意外な形で返ってくるものです。
数字だけを追いかけて焦るより、まずは目の前の身だしなみや立ち居振る舞いなど、自分にできることを丁寧に積み重ねてみてください。
その積み重ねに気づいて、あなたの扱われ方を変えてくれるお客様は、必ずどこかにいます。
焦らず、今日から少しずつ、できることから始めてみましょう。
