話し下手はスキルでは解決しない?話し下手なホステスの3大要因
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
話し下手で悩んでいるホステスさんは、多くいます。コンサルでも、相談件数はTOP3にランクインするくらい。
それほど大勢のホステスさんが「話し下手だ」と感じていて、試行錯誤しているのですね。
と考えるわけですが、そもそも「なぜ話し下手なのか?」は見えているでしょうか。一言で話し下手といっても、
- 話しているうちに混乱する
- 思いつきで話して話が途中で変わる
- 何か言いたくても言葉が出てこない
- 嫌われるのでは・・・と思うと言えない
- 独り言みたいな話し方になってしまう
- 早口で聞き取りづらい
- 考えている間に話が進んでしまう
など、いろんな理由があります。今日は、その中でももっとも多い3つのパターンについてお話しますね。
積上げ式トーク&途中で混乱するホステス
ダントツの1位は、言いたいことを簡潔に言えないホステス。小学校低学年の子どもみたいに、1から100まで、事細かに話すのが最大の特徴ですね。
余計な情報が多すぎる割に、主語や述語が頻繁に抜けるので、真面目な話や重要な話になるほど、何が何だかさっぱり分かりません。
そして、延々と続く話を最後まで聴いても結論やオチがなく、締め括りをぼかすので、
という状態になり、聴いているほうが混乱します。発達障害だとADHD系、メンタルで言えばAC系に多いですね。
積み上げ式会話の特徴と改善法
積み上げ式会話をするホステスは、とにかく不要な情報が多いです。
最初から最後まで話してから質問をしようとするので、聞いている側は最後まで聞かないと、話の要点も分からない。
下手すると、最後まで聴いても分かりません。
たとえば、「Bさんにお礼の連絡をしてもいいか」という相談を、私にするとします。すると、積み上げ式会話をするホステスは、以下のようになります。
ものすごく凝縮してますが、実際にこういう話し方をするのです。こうして読んでみると、何が言いたいのかわからないですよね。
そのため、ヒアリングに大幅な時間を要するので、相談時間も無駄に長くなります。これが売れっ子ホステスの場合、以下のようになります。
簡潔ですよね。こうして見比べてみると、違いがよくわかります。ちなみに、売れっ子ホステスの会話例は、凝縮していません。
実際の相談でも、これだけ簡潔に話すので、多くの質問ができたり、時間を短縮できたりします。
例のような、積み上げ式会話をするホステスは、話し下手の原因を『自分の頭が悪い』と捉える傾向にあります。
が、原因は違います。脳内に『話のフレーム』がないのです。
話というのは、1から100まで言わなければならないときと、省いていいときと、いろいろあるのです。
特に、報連相の場では、結論から話すことが重要になります。結論によって、ヒアリング内容が変わるからです。
まずは、5W1Hや4W1Hを使って、簡潔に話す練習をしましょう。
相手が存在しない&自分で精一杯のホステス
2位は「自分が何を言えばいいか?」と悩みすぎて、言葉が出てこないホステス。
一言返す分にはスムーズですが、説明が必要な場や咄嗟の判断・機転が必要な場になると、頭から一気に相手の存在が消え、独り言のように話し始めます。
こちらも『頭が悪い』と思い込んでますが、違います。自信喪失状態で完璧主義、自己重要感が低いため、失敗や自分を知られることが怖いのです。
その証拠に、ここに当てはまるホステスは全員、自分が何を感じているか分からなかったり、感情を言語化できない状態です。
心当たりのあるホステスさんは、会話スキル以前に、メンタル改善が必要。1ヶ月程度でも真剣に取り組むと、結構変わりますよ。
自分の感情を言語化できるようになると、「何を言えばいいか」と正解を探して迷走することも減っていきます。