名刺の数で顧客数は見える
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
コンサルでは、必ず「名刺何枚持ってる?」と尋ねます。もちろん客層によって、名刺ではない場合もあります。
企業が多いお店は名刺、個人が多いお店は連絡先、が主流になるのですが、要は「連絡先を知ってる人は何人?」ということです。
ちなみに、私の顧客層は圧倒的に会社関係が主流だったので、名刺がまず先。その後親しくなるにつれて個人アドレスを聞く、というのがほとんどでした。
個人と会社、どちらが営業するにあたって楽かというと、当然会社ですね。母体数が違います、ひとりつかめば枝もかなり広がります。
名刺の数から顧客数を計算してみる
たとえば「顧客は何人?」と尋ねた際に、「25人くらいです」と答えたとします。
「じゃあ、連絡先を知ってるのは何人?」という質問の答えが「50人です」だったとしたら、「ん?」と引っかかるワケです。
もし本当に50人中20人、約50%が顧客なら、集客に悩む必要がないからですね。
たとえばあなたが名刺(連絡先)を10枚持っていたとします。
そのうち、理由はさておいて音信不通になる(連絡をしなくなる)のが約50%なので、残るのは50人。
「連絡は取れるけど来店に繋がらない」のが50%で、残り25人。たま~に来てくれる、月1~2回の人がそこから50%の12~13人。
そこから「平均すると週1くらいは来てくれるな」という人が50%で6~7人、ここからがやっと常連様ということになります。
大のお得意様、となると更に減って約3~4人。この流れが順調につかめていればいいほうで、多くの人はつかめていないので、集客に苦労するワケです。
大体、ほとんどの人が圧倒的に母体となる名刺(連絡先)数が不足してます。
50人しか知らなければ、せいぜい顧客(呼べるお客様)はひとりくらいしかいないことになります。
もしも本当に50人中25人を呼べるだけの力があるなら、またそれだけのことをちゃんとやっているのであれば、母体さえどんどん増やしていけば売上は必然的に伸びます。
それが伸びないということは、顧客という意味を履き違えているのですね。
「返事がないから」とかいう理由でお客様を切るということは、自らその母体を減らしている、ということ。
切る以上に新規客をつかむ力があれば問題ないですが、その力がある人はまずそんな切り方をしない。
単純に考えても、年間通してかなりの数の「新規のお客様」と出逢っているはずです。
にも関わらず、顧客がつかめないと言っているホステスは、日常の仕事で手を抜いてるということ。仕事してください。
ホステスの心得