水商売に偏見を持たれるのはなぜ?~今でも水商売の偏見を持たれる理由とは~

昔に比べ、今はいろいろな職業が認められる時代になってきたため、水商売に対する偏見もなくなってきました。
ですが、今でも「水商売をしている」と言うと偏見の目で見られることがあるという人も多いことでしょう。
正社員として一般企業に勤めていることを隠したがる人はいなくても、水商売をしていることは隠したいと思う人が多いことは事実です。
でも、水商売だって立派な仕事のひとつですよね?できることなら他の職業と変わらない扱いを受けたいものです。
そもそもなぜ世間は水商売に対して偏見があるのでしょうか?
今回は、水商売に偏見を持たれるのはなぜなのか、今でも水商売に偏見を持たれる理由をいくつか紹介しようと思います。
誰にでも枕営業をするイメージがあるから
まず、水商売と聞いて偏見を持つ人が一番に思い浮かべることと言えば「誰にでも身体を売る」と思ってることだと思います。
いわゆる「枕営業」ですが、実際に枕営業を禁止している店が多いので、簡単に身体を売ったりするホステスはほとんどいません。
ただ、ドラマや映画では枕営業をするシーンが出てくるものがたくさん出回っているので、水商売をする人はみんな枕営業をするものだと勘違いしている人も多いのが現状です。
いくらフィクションであっても、現場を経験していない人からするとそれが水商売のイメージとして定着してしまいますよね?
一昔前は枕営業をすることを禁止している店も少なく、ホステスが自分のやりやすい営業をしていたことから枕営業を選択していた人もいたようですが、時代の変化とともに営業方法も変わってきています。
だんだん世間からの目も変わってきつつありますが、まだまだ枕営業をしているというイメージは抜けきることはないかもしれません。
反社会的な人との繋がりがあると思われるから
夜の世界は他の職業と比べて、反社会的な人や組織との繋がりが強いというイメージを持っている人も多いです。
実際に繋がりがあるお店がないわけではありませんが、ほとんどの店が反社会的な人の出入りを禁止しています。
でも、なにも知らない人からしてみたら水商売をしていると、やはり危ない人との繋がりを持つことになるかもしれないと思ってしまうものです。
おそらく親や親戚などに「水商売をしている」と言うと心配されるのは、危ないことに巻き込まれないかを一番に考えるからでしょう。
自分の家族が反社会的な組織と繋がって、なにかの事件に巻き込まれてしまったらと考えるとゾッとしますよね?
実際に働いている人は危険ではないと思っていても、周りからすると心配から偏見に繋がってしまうこともあるようです。
男の人を騙すイメージが強いから
世間では「水商売をしている女=男の人を騙す」と思っている人も少なくありません。
騙そうとするわけではなくても夢を売ることがホステスの仕事であるため、それが「騙す」というようにとらえられてしまうこともあります。
自分が好きでもない相手に好意があるように見せかけて男の人を騙していると考える人も多いでしょう。
疑似恋愛を理解できない人からは、水商売をなかなか理解してもらえないでしょう。
女性同士のいじめがあると思われているから
クラブなどは、いわゆる女の職場です。しかも常に一緒に働いているホステスがライバルになるので、争いが絶えないということもざらにあるでしょう。
そうなるとやはり気になるのが女性同士のいじめです。
女性同士のいじめと聞くと、誰しも集団で一人をいじめるような場面を想像してしまうのではないでしょうか?
女性が多い職場に対してあまりいいイメージがないことに加え、争いが多いことも目に見えているならなかなか良い職業には思われません。
実際に働いてみると、「思ったより平和だった」ということも多いのですが、どうしても偏見の目はなくならないものです。
残念ながら、この女性同士のいじめがありそうだというイメージはなくなることはないでしょう。
まとめ
水商売に対する偏見は昔に比べかなりなくなってきていることはたしかですが、今でもまったく偏見がないかというとそうではありません。
どうしても水商売に先行したイメージが定着しているので、水商売をしたことがない人からは偏見の目を向けられることもあると思います。
今回紹介したのは水商売に偏見を持たれる理由で、それをなくす方法ではありませんが、知っていて損はないことです。
でも、偏見はただのイメージに過ぎませんので、水商売もひとつの立派な職業として胸を張って仕事ができるといいですね。
ホステスの心得