苦痛でしかない!嫌いな客との同伴は断ってOKなのか?

ナイトワークを始めると、嫌いなお客様に当たることは必ずあります。
お店によっては同伴のノルマがあるので、嫌いなお客様でも我慢して同伴した経験のあるホステスは多いはず。
ですが、苦手・嫌いという感情だけで断るのは時期尚早。
本記事を読んで、嫌いなお客様との同伴を断るべき見極めポイントを知ってからでも遅くはありません。
同伴を断ると決めた場合の対処法も合わせてご紹介します。それでは早速みていきましょう。
この記事の目次
嫌いなお客様の同伴は断ってOK
夜職はストレスが多く、嫌いなお客様の相手も笑顔で接客しなければいけないのがつらいところ。
お店によっては同伴のノルマがあるため、達成するために嫌いなお客様と我慢して同伴している人も多いのではないでしょうか。
しかし、本当に嫌いなお客様なら、同伴は断っても全然問題ありません。断った後に他のお客様との同伴の約束を取れるようになればいいのです。
しかし、同伴はお客様との距離を縮めてお店に来てもらうための、大事な営業活動です。
嫌いなお客様でもお店にお金を落としてくれる人なら、スパッと切ってしまうのはちょっともったいないですよ。
嫌いなお客様でも同伴をするべきか、断るべきか見極めるポイントをご紹介いたしますので、参考にしてから判断するのをお勧めします。
見極めポイント①同伴を断って得することはあるのか?
嫌いなお客様だから同伴を断ろう。そう決心するとこもあるでしょう。しかし、断った先のことを考えていますか?
同伴を断ったことで得することがたくさんあるなら、同伴を断るべきです。
しかし、売り上げがまだない新人のころなら、ノルマ達成のためにある程度我慢して同伴することも必要。
嫌いなお客様との同伴を断れば、他のお客様と同伴する時間が作れるのは大きなメリット。
嫌いな相手と過ごす時間より、ストレスがたまらないお客様と同伴したほうが、精神的な負担はぐっと減りますよね。
しかし、相手の話す内容や態度が苦手なだけで太客様をみすみす手放すと、あなたの売上に大きく関わってきます。
指名が取れない新人さんなら、勉強と思って同伴して、利益につなげる努力も時には必要ですよ。
売り上げが立つようになれば、嫌いなお客様との同伴は断り、店内だけの関係に切り替えられます。
お店にお金を落としてくれるお客様との同伴は、断る前に一度冷静に考えてみましょう。
ポイント②同伴を断るべきお客様の見分け方
ちょっと苦手なくらいなら、同伴して相手を知ってから判断しても遅くはないです。しかし、あなたにとってデメリットしかない相手の同伴は断るべき。
具体的に、どのようなお客様は同伴を断るべきでしょうか。
以下の3つに当てはまる人は、スパッと同伴を断り、新規顧お客様との同伴の約束を取りに行くことをお勧めします。
お店に行こうとしないお客様
初めて同伴する相手で、お店に行かなければいけない時間になっても引き止めるお客様は、今後同伴をする必要はありません。
同伴を店外デートと勘違いして、お店に行こうとしない相手は、正直時間の無駄です。
お店で飲むよりプライベートで会うほうが安上がり、と勘違いしている場合もあります。次回、同伴のお誘いが来ても理由をつけて断るようにしましょう。
同伴して後々面倒くさそうなお客様
遊び慣れていない人と同伴すると、後が大変。疑似恋愛と本気の恋愛の境目を理解していない人は、対応に時間がかかります。
あなたの関心をひくために非常識な連絡をしてきたり、度を超えた発言をしてくる人もいるので、注意が必要。
その人は、あなたが違う卓に着くと怒ったり帰ったりしませんか?他の女の子には冷たいのに、あなたにだけ優しい態度ではありませんか?
同伴相手の夜のお店での遊び方をじっくり観察して、次回同伴するかしないかを判断するのが賢い選択ですよ。
仕事のモチベーションを下げるお客様
本当に嫌いなんだけど、同伴してくれる太客。
売り上げを優先するなら縁を切りたくないのが本音ですが、同伴が苦痛すぎて出勤したくなくなるようなら思い切って断りましょう。
仕事のやる気をなくす相手は、他のお客様にも迷惑をかけますし、あなたの売上に関わってきます。
ストレスを溜めすぎて肉体的にも精神的にもボロボロになる前に、お店の人に一度相談してみましょうね。
同伴を断る方法3つ
いざ同伴を断ろうと決めたが、なんて言おうか?断る理由に悩んでしまった場合は、よく使われる断り文句3つを使ってみてください。
夜の世界を生き抜いてきた先輩ホステスたちが使う便利な方法です。詳しくみていきましょう。
先約がある
「他のお客様との同伴の約束があるからお店で会おう」と言えば、納得せざるを得ないです。
「今日がダメなら他の空いている日はいつなのか?」と聞かれることもあるかもしれませんが、その場合も先約があると同伴を断ってみましょう。
同伴を断り続けられるとさすがに相手も諦めるので、根気強く傷つかない断り方を貫きましょう。
店NGのルールがある
車や個室など、2人きりの空間になる場所や、お店から遠い場所での同伴はNGなどと、お店のルールを理由に断ってもいいでしょう。
ただし、注意してほしいのがすぐバレるような嘘だと相手が逆上しかねないので、伝え方が大事。
お店のルールを理由にして同伴を断った場合は、必ずお店へ報告することを忘れずに。
昼職を理由にする
「昼に仕事をしていて残業が多いから同伴ができない」という理由も、割と使えます。
たとえ、自分が昼間は働いていないとしても、昼職設定をしてしまえば問題ないです。
ただし、後々設定がバレてしまわないように、つじつま合わせは肝心。架空の会社の場所や業種は忘れないようにして、設定は必ず忘れないように!
仕方なく同伴する場合の対処法
同伴するか、断るか見極めするには判断材料が少ない場合。もしくはノルマが達成できずに仕方なく同伴する場合。
嫌いなお客様でも仕方なく同伴する状況はあるでしょう。そんなとき、なんとか乗り切る方法を3つご紹介します。
2人きりの空間を避ける
カラオケやドライブなど、2人きりの空間では息が詰まります。イヤイヤ同伴するのなら、せめてオープンな場所で会うようにすれば耐えられます。
居酒屋でもレストランでもカウンターを狙うのが吉。同伴の場所はあなたから提案して、2人きりになりそうな場所には行かないようにしましょう。
ダブル同伴
ここは先輩の力を借りて、他のホステスとお客様に協力してもらい、2対2のダブル同伴を提案してみましょう。
事前に情報を共有しておき、会話に困らない準備をしておけば、あっという間に時間は過ぎますよ。
協力してくれたホステスさんへのお礼も忘れずにおこなってくださいね。
時短同伴
- 昼職の残業が多い
- 他の同伴を済ませてから同伴する
いろいろな理由を付けて、同伴時間を短くする工夫をしてみましょう。たとえば、お店の入店時間が21時までだとすれば、待ち合わせは20時で十分。
相手はあなたと同伴できれば満足なので、短い時間で濃く楽しい時間を過ごせるように、いつも以上に盛り上げるようにしてみましょう。
まとめ
本当に嫌いなお客様なら同伴を断っても大丈夫。しかし、断る前に一旦冷静に考えて決断するようにしましょう。
たとえ同伴を断ったとしても、新規のお客様を開拓して、新たな同伴につなげればOK。
時間は有限なので、売上と仕事のモチベーションのバランスをとって、水商売を続けていきましょうね。
ホステスの心得