ホステスは頭が悪くてもできる仕事?~ホステスに必要な能力とは~

水商売に対する偏見は少なくなってきたものの、未だ水商売をしているとまだまだ世間から冷たい目で見られることもよくあるのが現実です。
「ホステスなんてはしたない」
「安定した仕事ではない」
など、悪いイメージを持っている人も多いでしょう。
その中でも、安定した仕事に就けなかった人が仕方なく始めるのが水商売だと思われる場合があります。
つまり、ホステスは誰でもできる簡単な仕事なのだと思われているのです。
でも実際は、接客業の中でもかなり高い接客スキルが求められる、とてもむずかしい仕事なのです。
さらには他の仕事と違い、自分の売上がそのまま給料に反映されるため、頭が悪い人が生き残っていける世界ではありません。
そんなホステスですが、頭が良ければできるというわけでもなく、いろんな能力が必要となります。
そこで今回は、ホステスに必要な能力をいくつか紹介します。
この記事の目次
ホステスは頭が悪くてもできる仕事?
「ホステスは誰にでもできる仕事」
「他にできることがないからホステスになるしかなかった」
など、頭が悪い人がする仕事というイメージを持たれることも少なくない仕事ですが、果たして本当に頭が悪い人でもできるのでしょうか?
結論を言うと、頭が悪くて要領が悪い人は面接に受かったとしても、ついて行けず辞めざるを得ない仕事です。
ホステスとして働くには、勉強ができなくてもそこまで問題ありませんが、頭の回転が良くなければ、お客様を満足させる接客をしたり売上げを伸ばすことができません。
よく他の仕事でも、「あの人勉強はできるけど仕事ができないよね」という言葉を聞くことがあると思います。
これはホステスにも言えることで、勉強ができて頭が良い=仕事ができるわけではないのです。
しかもホステスの接客は、基本的なマナーはお店から教えてもらえても、実践的な接客術は教えてくれないので、とてもむずかしい仕事と言えるでしょう。
マニュアルもないうえに正解がないので、自分なりの接客方法を自分が見つけていくしかない大変な仕事ということです。
ホステスに向いている人の特徴
ホステスは頭の回転が良くないと続けていくことがむずかしい仕事ですが、そもそもホステスに向いているのか向いていないのかを自分自身が理解しておくことで、これからどのように仕事をしていくかを考えるきっかけにもなるため、ホステスに向いている人の特徴を挙げていきます。
自分の容姿に自信がある人
まずは見た目に関することですが、もともと自分の容姿に自信があるという人はホステスに向いています。
数多くいるホステスの中で指名を勝ち取るには、見た目はかなり重要なポイントとなるからです。
もし自分の容姿にまったく自信がない人がホステスになったとしても、その自信のなさが接客態度にも出てしまうため、なかなか指名が取れなくて悩むことになってしまうでしょう。
たとえ周りが綺麗と思っていても、本人に自信がなければ絶対にホステスとして成功することはないですし、逆に周りから特別綺麗と思われていなくても自信を持ってホステスとして働いている人は輝いています。
なので、もともとの容姿に自信がないという人はダイエットやメイクを勉強してみるなど、自分磨きをがんばって自分に自信をつけてからホステスを目指すと良いですよ。
明るい性格の人
普段から明るい性格で、誰にでも分け隔てなく接することができる人は、ホステスになってもその性格を活かすことができます。
「自分の明るさを仕事に活かしたい!」という気持ちがあるなら、ぜひホステスとして働いてみてください。
小さいことは気にしない人
クラブに来店されるお客様はさまざまですが、ときには泥酔して来店されるお客様もいると思います。
泥酔しているお客様に多いのが、ホステスに悪がらみするということ。
いくら酔っているとは言っても、罵倒する言葉を浴びせられると、心が折れそうになる人もいるでしょう。
ただ、そのようなことはホステスとして働いている限り経験することは多々あります。
そういったときに、小さいことは気にせず忘れることができる性格の人は、ストレスを溜めにくいため、ホステスに向いています。
お酒が強い人
水商売といえばお酒がつきものですが、お店によっては、いかにボトルを開けるかで成績が大きく変わるところもあります。
ボトルを開けるということは、その分お酒を飲まなくてはいけないので、もともとお酒が弱い人だったら、自分で飲めずに困ることが出てきます。
でも、お酒が強ければ飲めない心配はしなくていいので、やはりお酒が強いに越したことはありません。
ホステスに必要な能力
では、ホステスとして働くのに必要な能力とは一体なにがあるのでしょうか。
これさえ身につけておけば頭の良し悪しは関係なく働いていけるので、ぜひ覚えておいてください。
人を惹きつける能力
人を惹きつける能力は自分でがんばって会得するにはとてもむずかしい能力ですが、これを身につけたらどこに行っても引っ張りだこになること間違いなしです。
人を惹きつけると言っても、惹きつけ方もいろんなものがありますよね?今回はその中で最も身につけやすい方法を紹介します。
それは、「自分をしっかり持つ」ということです。これは常に自分の意見を言うというわけではなく、根本のゆるぎない部分を持っておくという意味です。
なんでも人の意見に同意してばかりで自分の意思を持っていない人には、誰も魅力を感じません。
なので、「これだけは自分の中で曲げない」という決まりごとを作りましょう。それが定着してくると、自然と人を惹きつける能力に変わってきます。
場の空気を読む能力
対人関係を上手に築いていく際に、場の空気を読む能力は、必要不可欠なものとなります。
お客様との距離を上手に縮めていかなくてはいけませんから、普通の接客業以上に場の空気を読まなくてはいけません。
ですが、自分は空気を読むことができると思っていても、意外とできていない人が多いので、常に場の空気を読んで発言することを心掛けましょう。
なにをすれば空気を読んで行動できるかがわからないという人は、まず相手の話を聞くことと自分の話をする割合を7:3くらいで会話を成立させることを意識してみてください。
相手の話もちゃんと聞いたうえで自分の発言をするようにすれば、相手も気持ちよく会話できるので、必然的に空気の読める女性と思われやすいですよ。
ある程度の利益計算ができる能力
ホステスとして働くには特別頭が良くなくても問題はありませんが、足し算や引き算、かけ算や割り算などの簡単な計算は必要となります。
限られた時間の中でどれだけの利益が出せるかは、自分次第です。
上手に時間を計算しながら、どのくらいの時間に対していくらの利益をあげることができるのかを考えながら接客することで、成績は大きく変わるため、日ごろから利益率を計算する癖をつけておきましょう。
言わなければいけないことはハッキリ言う能力
水商売は接客業であるため、基本的にはお客様に失礼がないよう接します。
ですが、お客様があまりに非常識な態度であったり、暴言を吐いたりしたときには、注意することも必要です。
メニューや支払いのことについては黒服さんが対応してくれるかもしれませんが、接客中に起きたことだと、自分が言わざるを得ない状況になることもあるはずです。
そんなときは、迷わずハッキリと注意しましょう。
もしそこで曖昧にしてしまうと、ますますエスカレートすることも多いので、ダメなことはダメとハッキリ伝えることが大事です。
普段は丁寧に接客することは素晴らしいですが、何かあったときは注意することも必要なので、言わなければいけないことはハッキリ言うことを意識しておくといいですよ。
まとめ
ホステスは頭が悪くてもできる仕事だと思っている人もいるかもしれませんが、実際は接客の中でもトップクラスのむずかしい仕事です。
成績を上げようと思うと努力しなくてはいけませんし、ホステスだからこそ必要な能力もあります。
今回紹介したことは、ホステスにとって必ず必要な能力ばかりです。
どれもすぐ簡単に手に入るものではなくても、日ごろから自分で意識すれば変わってきますから、日々意識して過ごすようにしてみてください。
ホステスの心得