ホステスにとっての永遠の課題!~お客様には敬語とタメ口どっちがいい?~
ホステスとして働いていると、いろんなホステスの接客を目にすることがあるでしょう。
きっとそのホステスの人たちには、敬語で接客する人、タメ口で接客する人がそれぞれいると思います。
もちろんお客様によって敬語とタメ口を使い分けるホステスも多いでしょうが、始めて間もない時は自分の接客スタイルも確立していないため、どちらで接客すれば良いか悩んでしまいますよね?
いくらお酒が入るとは言っても仕事中には変わりないので、酔った勢いでどうにかなるというわけにもいきません。
でもどうやってお客様に接したら良いかわからないままでいると、その不安は自信のない接客に繋がってしまいお客様が離れていってしまいます。
そこで今回は、「お客様には敬語とタメ口どちらで接客したら良いのかわからない!」と悩めるホステスさんに向けて、敬語とタメ口それぞれのメリットを踏まえて説明していこうと思いますので、今後の接客で敬語とタメ口をどう使っていけば良いのか悩んでいるのであればぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
ホステスにとって敬語とタメ口は永遠の課題!?
基本的な接客の仕方やマナーはお店側が教えてくれますが、どんなことをお客様と話をしたら良いのかなどの詳しい接客は誰かが教えてくれるわけではありません。
そのため、大ベテランのホステスさんやクラブのママさんでもずっと敬語を使って接客している人もいますし、逆に始めたばかりのホステスさんがタメ口を使って接客している場合もあります。
始めたばかりの人から見れば他のホステスさんたちは自信を持って自分の接客スタイルを確立しているように見えるかもしれませんが、実はどのホステスにとっても敬語とタメ口は永遠の課題なのです。
一見、敬語の方が礼儀正しい感じで失礼がないから良さそうと思うかもしれません。
ですが実際はタメ口で接客しているホステスの方が成績が良いということもあり得ます。
そうなると、「自分は敬語を使えばいいのかタメ口を使えばいいのかわからない!」と無限ループに陥ってしまうでしょう。
でも、始めたばかりなら逆にどんな風にも接客スタイルを変えることは可能ということでもあります。
ホステスは、そのままの自分の性格を生かして接客することも普段とは違う自分を演じて接客することも自由にできる仕事ですから、自分のキャラに応じて敬語とタメ口どちらを使って接客すべきなのかを考えてみてください。
敬語のメリット
敬語は正しく使わなければ恥をかいてしまいかねないので少しハードルは高いですが、きちんと使うことができたらたくさんのメリットがあります。
ではまず、敬語のメリットはどんなものがあるのか説明していきましょう。
お客様とホステスの一線を保つことができる
敬語は丁寧な分、相手との距離感を一定に保つという効果があります。
ホステスはお客様との距離がとても近い仕事であるがために、ホステスとお客様という一線を長く保つことは難しいことなのです。
お客様は一線を引かずに接してほしいと願っている人の方が多いと思いますが、その要求に応えてしまうとトラブルの原因にもなってしまいます。
実際、お客様となるべく親しくなれた方が自分も楽になれますし、おねだりもしやすくなるのでその方がいいという人も少なくないでしょう。
でも、敬語を使うことによって一線を保つことで、お客様から無理な誘いを受けることやトラブルを事前に防ぐことができます。
どちらが正しいというわけではありませんが、ホステスとお客様という関係をきっちり保ちたいという人は敬語を使うようにすると良いですよ。
礼儀正しい印象を与えることができる
敬語はどんなシーンにも使われる言葉なので、ちゃんと敬語を使える女性は礼儀正しいという印象を与えることができます。
お客様の中には接待でお店を利用される方も多いので、そんな時に礼儀正しい女性に接客してもらえたらお客様も安心できますよね?
「敬語が堅苦しくて苦手」と思う人もいるかもしれませんが、やはり社交的な場では敬語が欠かせません。
友達どうしで来店されるお客様などフランクに振る舞える場面だけでなく、接待などにも積極的に指名してもらえるホステスになりたいのであれば敬語で話すことをおすすめします。
誰に対しても失礼にならない
誰に対する言葉でも、敬語を使っておけば失礼にあたることは絶対にありません。
目上の人に敬語を使うことは当たり前のことですが、たまに年下であってもいきなりタメ口で話しかけると嫌な気持ちになるおお客様もいらっしゃいます。
相手がお客様である以上、年齢がどうであれ立場的には相手の方をたてる必要があります。
ですから、初対面の相手に対してはまずは敬語で話しかけるようにした方が良いでしょう。
とりあえず敬語で話しかけて、相手がタメ口で大丈夫そうなら少しずつタメ口を混ぜてみると良いかもしれませんね。
タメ口のメリット
では、敬語の反対であるタメ口にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
タメ口と聞くと、主に友達や家族など親しい人に使うという印象がありますよね?
ですが、お客様に対してもタメ口を使うことによって得られるメリットもたくさんありますので参考にしてみてください。
お客様との距離が縮まる
タメ口は、一線を引く敬語に比べて相手との距離が格段に縮まります。
誰であっても友達や家族など、自分が親しいと思っている人に敬語は使いませんよね?
お客様からしても、仲良くなろうとしているホステスにずっと敬語を使われると距離がなかなか縮まらないなと思うことでしょう。
もちろん敬語にもたくさんメリットはあるのですが、早く仲良くなりたいと願っているお客様からすると、いつまでも敬語で話されると寂しいかもしれません。
いきなり話すことすべてをタメ口にすることは難しいかもしれませんが、お客様との距離をなるべく早く縮めたいのであればちょっとずつタメ口を混ぜてみると良いです。
ノリが良い印象を与えることができる
なんとなく周りのホステスさんを見ればわかるかもしれませんが、ノリが良いと言われるホステスさんは大抵タメ口で話していると思います。
ホステスには落ち着きも大切ですが、時にはノリが重要になる場面も出てきます。
そんな時にも礼儀正しく敬語でいようとすると、空気が読めない残念なホステスになってしまうでしょう。
敬語は絶対的でいつでも敬語を使って入れば大丈夫だと思っていても、場の空気感によってはそうでないこともあるので注意が必要です。
また、タメ口でノリが良いホステスだと思ってもらえたら、若いお客様からのウケが比較的良くなるのも特徴です。
おねだりがしやすくなる
タメ口で話すとお客様との距離感が近くなる分、おねだりもしやすくなります。
ホステスは成績が自分の給料に直接反映されるため、どれだけ売上げることができたかがとても重要になるわけですが、お客様から「ボトルを開けていいよ」と言われるのをずっと待っているだけでは成績はなかなか上がりません。
おねだり上手=成績上位者と言っても過言ではないくらいおねだりは重要なことなので、できるだけおねだりを上手にしたいのならタメ口で話してみると良いですよ。
敬語とタメ口どっちがいいの?
敬語とタメ口それぞれのメリットを説明しましたが、どちらにもメリットがあるということがわかったと思います。
自分がどのように接客していきたいかによって、変えるのも良いことですが、できたら両方を場面ごとに使い分けをするのが一番おすすめです。
なんとなくでいいので、接待の場合は敬語、友達同士で飲みに来ているのならタメ口など、使い分けをしてみてください。
もしどちらで話せば良いかわからない場合は、とりあえず敬語で話せば間違いないので、まずは敬語で丁寧に接客することを心掛けましょう。
まとめ
ホステスの接客には正解がないため、敬語とタメ口どちらを使って接客するのが正しいのかわからないという人は意外と多いです。
ですが正解がないということは自分に合わせて決めて良いということでもあるので、そこまで重く考える必要はありません。
敬語とタメ口どちらにもメリットがたくさんあるので、そのメリットを最大限活用して接客を楽しんでみてください。
ホステスの心得