ホステスが悩む『敬語vsタメ口』問題
ホステスとして働いていると、敬語とタメ口、どちらで接客すればいいのか悩む場面が必ずやってきますよね。
ベテランでも新人でも、この問いに完全な正解を出せているホステスはほぼいません。
なぜかというと、正解がお客様によっても、店の雰囲気によっても変わるからです。
だからこそ、両方のメリットをちゃんと理解したうえで使い分けができると、接客の幅がぐっと広がります。この記事では、そのヒントをお伝えします。
ホステスにとって敬語とタメ口は永遠の課題
お店に入るとまず教わるのは、基本的なマナーや立ち居振る舞いです。
でも、お客様との会話をどう展開するか、敬語とタメ口をどう使い分けるかは、だれも丁寧には教えてくれないんですよね。
現場を見渡すと、ずっと敬語で接客しているホステスもいれば、ガンガンタメ口で話しているホステスもいる。
どちらが正しいということではなく、それぞれのやり方で成立しているわけです。
ただ、新人ホステスにとっては「どっちが正解なの?」という疑問がずっとつきまとうでしょう。
そして、自分のスタイルが定まらないまま接客していると、不安が態度に出てしまい、お客様に伝わってしまいます。
自信のない接客ほどお客様が離れやすいものはないので、まずは両方のメリットを理解して、自分なりの軸を作ることが大切です。
始めたばかりの段階というのは、逆に言えばどんな方向にでもスタイルを作っていける時期でもあります。
ホステスという仕事は、素の自分を活かして接客することもできるし、キャラをつくって演じることもできる。
その自由度の高さを活かして、自分に合った敬語・タメ口の使い方を探っていけると良いですよ。
敬語のメリット
敬語は、正しく使えれば接客の強力な武器になります。少しハードルが高い分だけ、使いこなせたときのメリットも大きいです。
お客様と一線を保つことができる
敬語は、相手との距離感を一定に保つ効果があります。
ホステスの仕事はお客様との距離がとても近い分、『ホステスとお客様』という関係の線をどこで引くかがむずかしいですよね。
人と人とのお付き合いが前提であるとしても、一線を越えてしまうと、トラブルになりやすいのも現実です。
そこで、あえて敬語を使うことで、自然にその一線を維持できます。
無理な誘いを受けにくくなったり、プライベートに踏み込まれる頻度が下がったりと、身を守る意味でも機能するのです。
お客様と親しくなりたい気持ちはわかりますが、距離感の管理こそ長く続けるための技術だと思っています。
礼儀正しい印象を与えることができる
敬語はどんなシーンにも使われる言葉なので、ちゃんと敬語を使える女性は礼儀正しいという印象を与えることができます。
お客様の中には接待でお店を利用される方も多いので、そんなときに礼儀正しい女性に接客してもらえたらお客様も安心できますよね。
「敬語が堅苦しくて苦手」と思う人もいるかもしれませんが、やはり社交的な場では敬語は欠かせません。
友達同士で来店されるお客様などフランクに振る舞える場面だけでなく、接待などにも積極的に呼んでもらえるホステスになりたい。
であれば、敬語を学ぶことをオススメします。
誰に対しても失礼にならない
だれに対する言葉でも、まずは敬語を使っておけば失礼にあたることは絶対にありません。
目上の人に敬語を使うことは当たり前ですが、年下でもいきなりタメ口で話しかけられると嫌な気持ちになるお客様もたまにいます。
相手がお客様である以上、年齢がどうであれ、立場的には相手を立てる必要があります。
初対面の相手に対しては、まずは敬語で話しかけるようにしたほうがいいですね。
とりあえず敬語で話しかけて、相手がタメ口で大丈夫そうなら、少しずつタメ口を混ぜていくといいでしょう。
タメ口のメリット
では、敬語の反対であるタメ口にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
タメ口と聞くと、主に友だちや家族など親しい人に使う、という印象がありますよね。
でも、お客様に対してタメ口を使うことで得られるメリットもたくさんあるので、参考にしてみてください。
お客様との距離が縮まる
タメ口は、一線を引く敬語に比べて相手との距離が格段に縮まります。
だれでも、友達や家族など、自分が親しいと思っている人に敬語は使いませんよね。
お客様も、仲良くなろうとしているホステスからずっと敬語を使われると、距離がなかなか縮まらないなと感じるでしょう。
早く仲良くなりたいと思っているお客様からすると、いつまでも敬語で話されると寂しいかもしれません。
いきなりタメ口にすることはむずかしいかもしれませんが、ちょっとずつタメ口を混ぜてみましょう。
ノリが良い印象を与えることができる
周りのホステスさんを見ればわかると思いますが、ノリが良いと言われるホステスさんは、大抵タメ口で話していることが多いです。
ホステスには落ち着きも大切ですが、ときにはノリが重要になる場面も出てきます。
そんなときでも礼儀正しく敬語でいようとすると、空気が読めない残念なホステスになってしまう。
敬語は絶対的で、いつでも敬語を使って入れば大丈夫だと思っていても、場の空気感によってはそうでないこともあるので注意が必要です。
また、タメ口でノリが良いホステスだと思ってもらえたら、若いお客様からのウケが比較的良くなるのも特徴です。
おねだりがしやすくなる
タメ口で話すとお客様との距離感が近くなる分、おねだりもしやすくなります。
ホステスは成績が自分の給料に直接反映されるので、どれだけ売上げることができたかがとても重要。
お客様から「ボトルを開けていいよ」と言われるのをずっと待っているだけでは、成績はなかなか上がりません。
おねだり上手=成績上位者と言っても過言ではないくらいおねだりは重要です。できるだけおねだりを上手にしたいのならタメ口で話してみると良いですよ。
敬語とタメ口どっちがいいの?
敬語とタメ口、それぞれのメリットを説明しましたが、どちらにもメリットがあるということがわかったと思います。
自分がどのように接客していきたいかによって変えるのも良いですね。できれば、両方を場面ごとに使い分ける。臨機応変がベストです。
なんとなくでいいので、接待の場合は敬語、友だち同士で来ているならタメ口など、使い分けてみてください。
もしどちらで話せば良いかわからない場合は、まずは敬語で丁寧に接客することを心掛けましょう。
まとめ
ホステスの接客には正解がないので「敬語とタメ口どちらが正しいのかわからない」という人は意外と多いです。
でも、正解がないということは、自分に合わせて決めて良いということでもあります。
ホステスは、敬語でも、タメ口でも、お客様が楽しんでいればそれでいいのです。だから、そこまで重く考える必要はありません。
敬語とタメ口、どちらにもメリットがたくさんあるので、そのメリットを最大限活用して接客を楽しんでください。
