スナックのホステスに必要な能力とは

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
スナックはボックス席の多いクラブ等に比べて女の子の数が少ないです。
そのため、何よりも求められる能力は、一度にいかに多くの業務をこなせるかになります。
もしあなたがお店を出したいと思っていて、それがスナックなら、この能力を今から磨いておくことです。
クラブやラウンジの感覚でスナック運営は、絶対にできません。
小さなお店でもクラブ感覚では回せない
私が経営していたのは、3店舗のうち、1店舗がスナック、1店舗がウェイティング用のバーです。
スナックは、カウンター15席と6人掛けのボックス席1つ。バーは、カウンター10席のみ。比較的、小さなお店です。
ですが、クラブ経験しかないホステスさんだと、この小さなお店を回すことができません。
カウンター席には、個々の知らないお客様同士が並ぶため、クラブやラウンジしか経験がないと、複数の個人客を同時に1人で接客することができないんです。
接客しながら洗い物もするし、灰皿も交換するし、カラオケも入れるし、何ならデュエットも歌うし、歌いながら別のお客様の接客もする。
かなり気が利かないと、満足に対応できないのです。
女の子が少ないので、カラオケが設置されているお店が多くあります。接客ができない子ほど、カラオケを勧めます。
いつもカラオケが鳴り響いているようなお店は、一見賑やかに見えますが、接客できる子がいない証拠でもあります(カラオケ主体のお店は別)。
会話を楽しむことを主にしたいママさんは、スナックでもカラオケを置いていません。
【経験談】売上制&30人vs1人
スナックは、基本的に個人客が主流で、ひとりの女の子とマンツーで関係を築くというよりは、お店の女の子全員と仲良くなります。
スナックでは、一度に多くの業務をこなす器用さと気配りが求められますが、売上を強いられることは原則ありません。
ホステスのポジションは、ママのお手伝い。つまり、ヘルプです。
私が働いたスナックは売上制&指名制でしたが、本当にめずらしいタイプのスナックだと思います。
キャパも50人規模でボックス主体、法律上スナックで届けを出していて、料金がリーズナブルなだけで、システムや作り自体はクラブと変わらないですね。
私自身が一度に多くのお客様を接客した数では、最大30名でした。さすがに、閉店後は目の前に星が飛びました。
もしも私がクラブやラウンジでの経験しかなかったら、絶対に対応できない人数だなあ、と思いながら、ボックスで力尽きていた記憶があります。
とはいえ、ラウンジやクラブで30人に対し1人のホステスしかつかない、ということはあり得ないし、そんな事態になったらお客様からクレームが出ます。
スナックだからこその出来事ですね。
ホステスの心得