ホステスの夢叶う!独立の道
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
あなたは、独立を考えたことがありますか?長年ホステスをやっていると、
- 自分のお店を持ちたいな
- 自分のお店を持ったほうがいいのかな
- 独立にチャレンジしてみたいな
などなど、一度は考えたことがあるかもしれませんね。中には、最初から独立を目標にがんばっているホステスさんもいると思います。
ちなみに私は、独立する気はまったくありませんでした。お客様方から、
と再三言われて、「お店を持つことでお客様が喜んでくれるならいいかな」くらいの気持ちで独立しました。ところが、そんな気軽なことではなく、超・大変!
そこで、ホステスが独立する「第一歩」となることをお伝えしておきますね。
この記事の目次
ホステスの独立準備
私は「じゃあ独立するか」と思い立って、約2ヶ月後にお店を出しました。正直、その2ヶ月間、何をしてたのかまったく記憶にありません(汗)
ただ、「独立前にちゃんと準備してたら有利だったかもな」と思うことがいくつかあります。
まあ、正直に言ってしまえば、独立すると決めたら「準備しなかったとしてもやるしかない」のですが、一応参考程度に書いておきますね。
独立に向けたビジョンの明確化
あたりまえですが、ホステスとして独立するには、ただ夢を見ているだけでは実現しません。
ホステスとして独立を目指すには、ビジョンを明確に描くことが重要です。そのためには、
- 自己理解を深める
- 具体的な目標を設定する
- 短期目標と長期目標を組み合わせる
がオススメです。
自己理解を深める
まず、自分の強み、弱み、情熱、価値観を深く理解しましょう。
ホステスとしての経験を振り返って、何に最も熱中して、どんな環境で一番活き活きと働けていたかを考えます。
この自己理解は、独立時のサービス内容やスタイルを決定する基盤になります。
具体的な目標を設定する
次に、具体的な目標設定をしておくと、とてもラクです。どんな成功を収めたいのか、具体的に描けるといいですね。
それは収入面かもしれないし、自己実現かもしれません。また、自分のビジネスを社会にどう貢献させたいかも考えてみてください。
SMART目標を設定することで、ビジョンを現実に近づけることができます。SMART目標とは、
- 具体的に(Specific)
- 測定可能な(Measurable)
- 達成可能な(Achievable)
- 関連性のある(Related)
- 時間制約のある(Time-bound)
の5つです。
短期目標と長期目標を組み合わせる
SMART目標は、短期・長期の目標とアクション(実際にやること)を組み合わせて考えましょう。
ホステスの独立は、一夜にして達成される夢ではないので、「長期的なビジョン」に到達するための短期目標を設定します。たとえば、
- 1年後、雇われママになる
- ①を叶えるために、この6ヶ月で売上〇〇円を達成
- ②を叶えるために、〇月〇日までに顧客全員に連絡
という具合に、明確にします。短期目標が積み重なっていくことで、独立の夢が形になっていきますよ!
独立への戦略と計画
「戦略」と聞くと、少しむずかしく感じるかもしれませんね。とりあえず、最初に自分のビジネスアイデアを明確にしましょう。
一言で「独立する」と言っても、
- 高級クラブ
- ミニクラブ
- ラウンジ
- バー
など、いろんなジャンルがあります。
- どのジャンルでお店を出したいか
- どれくらいの規模にしたいか
- どんな価値を提供するのか
- どんな独自性を打ち出すのか
などを考えてみてください。このブログで何度も出てきていますが、「ニーズ」は探さないでください。
「お酒を飲める場所がなくて困っている」というお客様は、いません。『ウォンツ(欲しい、行きたい)』を考えましょう。
次に、ターゲットについて、マーケット分析をしましょう。
- どんな顧客を想定しているのか
- その顧客は何を求めているのか
の把握が大事です。また、競合店も研究して、あなたのお店の強みを見つけましょう。
次に、ビジネスプランや営業戦略を具体化します。はい、ここで「戦略」です。戦略とは『資源の配分』のことを言います。カンタンに言えば、
- 人
- 物
- 金
- 情報
の4つです。この4つの資源をどう配分して、どんなお店をつくるのか具体的に考えておくと、問題が起きても柔軟に対応できます。
特に、上から順番に「動きにくい」ので、注意が必要です。
ホステスが独立時に知っておくべき費用
一番心配というか、考えるところは「お金」ですよね。
ここはお店の規模や地域、立地、階数にもよるので、「これくらいかかります」と一概には言えないのですが。もっとも気にする点としては、
- 家賃
- 敷金(礼金/保証金)
- 人件費(特に女性に支払うもの)
だと思います、金額が太いですからね。物件は、大雑把に分けて、
- 居抜き
- 居抜き&少し内装にテコ入れ
- スケルトン
一番安いのは、居抜きです。あとは条件にもよりますね。内装テコ入れやスケルトンなら、工事代がかかってきます。
ここは、こだわればこだわるほど膨大な金額に膨れ上がるので、予算に応じて妥協が必要かもしれません。
予算の半分以上を内装費にかけてしまうと、かなり苦労すると思います。なぜなら、
- 装置・備品購入費
- 開業届や許認可経費(微々たるものですが)
- 経営経費(求人費・女性以外の人件費・税金・保険等)
など、細々したお金があっという間に消えるからです。蓋を開けたら自転車操業で、毎日不安と恐怖の連続・・・という事態になりかねません。
自分1人で経営するなら大したことはないですが、人を雇うなら『半年くらい自分が無収入でも食べていけるだけの余裕』はほしいところです。
売上が確実に黒字見込みなら別ですが、なるべく余裕を持っておいたほうが、スタッフに優しく接することができます。
ちなみに、私のコンサル生で、オープン前日には全財産使い果たしたというツワモノがいます。お客様からお祝い金をいただいて、
と笑っていました。まあその子は『お店さえ開けてしまえば黒字確定』だったので
と私も笑って流しましたが、売上の見込みが「開けてみないとわからない」という子だったら、ゾッとしますね。
ホステスが学ぶべき独立スキル
私がコンサルする際に、「独立する前に勉強しておいたほうがいいよ」と教えていることが3つあります。
これは、私自身がコンサルタントになった後に「お店を出す前にこの知識があったらよかったな」と思ったことです。
あなたにも、その3つのポイントをお伝えしておきますね。