あなたなら、どの席に座りますか?
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
問題です。
あるお客様が、会社の飲み会であなたのお店を使ってくれることになりました。そのお客様(=Aさんとします)は係長。
大手企業だからか、夫婦共働きで余裕があるからか、そこそこ通ってくださるお客様です。担当は、あなた。
飲み会はAさんの部署のプロジェクト成功祝い、つまり打ち上げ。人数は10名、部長も来ることになっています。
あなたは、Aさん以外の社員とは全員面識がありません。
予約の当日、なぜかお店が忙しくて、10名の席にあなたを含め2人のホステスしかつけないことになってしまいました。
さて、あなたは、どこに座りますか?現実には席の造りにもよるし、だれかが「ここに座って!」と指示を出すかもしれません。
その辺りはさておき、単純にだれのとなりに座るか、を考えてみてほしいのです。そしてもうひとりの女の子を、どこに座らせますか?
だれを接待すればいいのか?を意識
多くの場合、あなたが係長のとなりに座り、もうひとりのホステスをヘルプ椅子に座らせるという形になると思います。
ひとりが5人を接客するというイメージで割り振るケースですね。ママでも、この采配をする方は多いです。
が、残念ながら、それではこの飲み会は成功するとは言えないかもしれません。
女性は、平等であることが好きな生き物です。調和を好むので、全体のバランスを考えて、平均的な答えを選ぼうとします。
それに対し、男性は上下関係の社会。全体のバランスより、どこを押さえておけば物事がスムーズにいくのかを考えて動きます。つまり、男性目線で考えると、
となることが多いのです。なので、特に指定や制限がない場合は、
- あなたは部長のとなり
- もうひとりの女の子がヘルプ椅子
で座るのがベストということになります。Aさんは、ある程度お店のことを知っていて、システムも一番把握しています。常連さんですからね。
ということは、その中で一番「勝手知ったる存在」なわけです。そういうときは、甘える。
部長が喜んで「楽しい飲み会だな!」とゴキゲンになってくれたら、他の社員は安心してその場でお酒を楽しめる。
そのためにホステスはできるだけ集中し、手の届かないところはAさんに甘えてもいいのです。
※他を放置していい、というわけではありませんのでご注意を。
まとめ
- あなたは基本的に部長のとなり
- もうひとりの女の子はヘルプ椅子
- 「だれを接待するのか」「だれが一番上なのか」を意識
ちなみに、3人以上の団体席では、新規顧客をつかむチャンスでもありますね。
そのときに、あまり飲みに出ないとか、家が一番楽しい、という人を必死に口説いて、連絡先を交換しても意味がないです。
そのお客様とは、その人の距離感で付き合っていくのがベストなのです。
ホステスの心得