お客様の情報を活用しましょう
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
以前にもちょっぴりお話したことがありますが、ホステスは本当にプレゼントする機会が多い職業です。
まぁ・・・・・逆に頂くことも本当に多い職業なんですけども( ´艸`)
顧客管理についてよく質問を受けることがあるのですが、私の顧客管理データは超~~!細かいです。
誰にいつどういう理由で何を贈ったか、誰にいつどういう理由で何をもらったか、詳細に記録してあります。
・・・・・・くらいだったらやってる人はいると思います、お付き合い帳なんかも売ってますしね。
なので、これくらいのことは別に大したことないですし、書かなくても覚えていられる範囲。私のデータは、もっと細かいのです。
お店の女の子がいつ誰にどういう理由で何を渡したのか、他のお店の方が何を贈ったのか、そしてご家族の方から何をプレゼントされたのか、などなど、可能な限り知り得た情報が記録されてあります。
また、お客様自身が自分で購入した物も、社員が旅行のお土産でもらった物も、それらに関するお客様の感想もぜ~~~~~~~~んぶ。
何も特別なスキルで聞き出すワケでも何でもなく、全てお客様との会話の中から拾った情報です。
「先週娘が修学旅行で、〇〇買ってきてくれてさ。今はあんなの売ってるんだな、結構美味しかったよ」
とお客様が言った言葉を「へぇ~良いなぁ、私も食べたーい」とか言いながらしっかり記憶。
もし自分がその土地へ行く機会があったら、それをお土産に選んで、「前に話してたお嬢さんがくれたお土産って、これのこと~?」なんて言ってお渡しする。
お祝いでお客様が他の人から受け取ったプレゼントや自分が贈ったプレゼントが重複しない様に、ですね。
或いはそのプレゼントと合わせて使える様にコーディネートを考えて選んだりもします。
どうしてプレゼント1つにこんなに考えているかというと、あるショッキングな事件があったからです。
それは「お客様呼べなかったらお給料いりませんっ!」と宣言してしまった当時 のこと。
最初の数ヶ月はホントにヤバかったです、お給料がない、生活ができない!という状態。
生活を差し置いたとしても、働けば働くほど赤字になる状態が続きました。
営業しようと携帯を使えばお金がかかる、洋服代や美容院や化粧品にもお金がかかる、生半可中途半端にお客様を掴み始めると、今度はプレゼント等の交際費がかかる。
この時期が1番しんどかったです、収入と支出のバランスがどうしても成り立たない。
当時の私にとっては清水舞台から飛び降りるつもりで買った、ヴィトンのネクタイ。
とある社長の誕生日プレゼントとして選びました、それなのに・・・・・・・それなのに数日後・・・・・・。
タクシードライバーがそのネクタイをしているっ!!( ̄□ ̄;)!!
そのドライバーさんは、社長がいつもご指名する方でした。誕生日プレゼントのお礼に食事でも、と誘われたその日、社長がお迎えに寄こしてくれた。
いつもわざわざ車から降りてドアを開けて下さるドライバーさんの首元に何処かで見たものが・・・
「それ・・・」
「ああ、身分不相応でしょう。社長が先日下さったんですよ、お誕生日に頂いたとかで」
身分不相応とかどうでも良いです・・・・・・
これが死ぬほど悔しかったのですね、自分が選んだプレゼントが~!という気持ちもだけど、簡単に人にあげてしまえる程度しか喜んでもらえなかったことがすごく悔しかった。
この苦い体験のお陰で、かなり細かくお客様情報はリサーチする様になりました。
ホステスの心得