女としての幸せに恵まれる人、恵まれない人の違い
ホステスは、女である自分が商品。色恋営業でなくても、です。ですので、当然女性としての自分も磨いていかなくてはなりません。
女性としての自分を受け容れる
そういうホステスさんもいますが、根底からお門違いです。
クラブやラウンジ、キャバクラ、ガールズバー、スナックで働く以上、女性である自分を否定していたら、仕事になりません。
異性をもてなすのが本来の仕事ですから、性別問わずの仕事ではないのです。
だからこそ、ホステスとお客様という垣根を超えて付き合っていける関係を築くことの大きさ、ありがたさが分かるのですよ。
色恋営業ではない=性の対象として見ないというだけで、女性として見るな、ということではないのです。
事実、女性性を否定している人にとって、ホステスという仕事は非常につらいものです。私もそうだったので、よくわかります。
だから私は若いとき、本当にこの仕事が嫌いで、苦痛でした。
女である自分がきらいだった私
少し重たい話になります、読みたくない方はスルーしていただいてかまいません。私がダメ人間だった原因でもある体験談をお話します。
私は14歳のとき、祖母に性風俗店に売り飛ばされたことがあります。そこは違法風俗店で、暴力団が管理しているお店でした。
働いている女性たちは、とても優しくていい人ばかりでしたが、中学生の私にとっては衝撃的な世界でした。
いまではすっかり笑い話になりましたが、長い間誰にも言えずにいたし、その世界で男が大嫌いになりました。自分自身も。
初めての日は顔面蹴られて口から血を流し、そこまでして受け取った対価がたった5,000円。
と、何とも言えない気分を味わいました。自分を押さえつけて楽しんでいた男たちが大嫌いだったし、抵抗できない自分も心底軽蔑してました。
お客様は全員敵!!
ホステスという職業に就いても、自分を口説いてくる男を見ると本気で鳥肌が立ったし、結局男ってそればっかりかよ、と怒りも湧きました。
全然、楽しいなんて微塵も思えなかったのです。でも、一番強く思っていたのは、
という嫌悪感でした。だから自分も大事に思えないし、何もかも中途半端、常に臨戦態勢のトラブルメーカーで、お客様に噛み付いてばかりいた。
一般のホステスさんたちの「色恋が苦痛」以上のものを抱きながらも、そこでしか働けない。それが16歳から23歳くらまでの私でした。
現在の私にとっては笑い話なので、「そんなことがあったんだねー」程度に受け取っていただけると幸いです。
ただ、夜の街には黙ってるだけで私のような子はたくさんいるので、経営者を目指している方は心に留めておいていただけるとありがたいです。
限界が来て失明
そんなこんなで殺伐とした7年間を過ごし、24歳で精神的に限界がきて、半年ほど失明状態になりました。
その間に、ダメ押しのように集団レイプに遭い、人生のどん底だった時期。
女であるばっかりにそういう目に遭ってきたと思っていたから、女である自分が大嫌いでした。
だから私にとって口説いてくる男は、本当に【クソヤロウ】だったのです。
でも、どん底に堕ちて良かったなといまは思います。そこまで堕ちたからこそ立ち上がれたし、こんな人生はイヤだと思いました。
このままだと一生私はこんな人生なのかなと思ったら、ゾッとしたんですよね。
だけど何からやればいいかわからない、だったら仕事を真剣にやってみよう、と。
『女であること』を受け容れる
ホステスという仕事と真剣に向き合ったとき、私の中でもっとも壁だったのは、女である自分を受け容れることでした。
私に仕事を教えてくれたのは当時のパートナーですが、彼もまた、私の壁はそこだとわかっていたようで。
だから、とっても厳しかったです(いまも厳しいですけど)。
格好をし、メイクをして、だれに見られても恥ずかしくないように徹底させることから始まり、体型の崩れや年齢的な衰えも許さない勢い。
ものすごくそこに抵抗があった私にとっては、ストレスの塊でした。
お客様に認められた?
でもある日、お客様に言われたんですね。
また、あるお客様からは、こう言われました。
他にも、一緒に歩いてると鼻が高いなとか、こんな美人と食事ができて嬉しいなとか(全然美人じゃないですよ)。
そうやって褒めていただくことが増えて、初めて、女っていいものだなって思えたんですね。
同時に、男の全員が悪い人じゃないんだな、ということも知った。自分の在り方、心がけひとつで、こんなにも違うんだと実感したんですよね。
それ以来、一晩付き合えとか、ヤラせろとか、一切言われなくなりました。
褒めてもらえたことが嬉しくて、もっと自分を磨こうと思ったし、もっと女としての自分を好きになりたいとも思ったし、もっと女として幸せになりたいな、と思えた。
まさに私にとっては、人生の転機だったんです。
女として幸せになるために必要なこと
では、女としての幸せに恵まれる人、恵まれない人、何が違うのか。
私の短い人生で学んだことは、どれだけ女である自分を受け入れ、感じて、女である自分を楽しめているか、なんだと思います。
以前の私は、鏡を見るのも大嫌いでした。メイクをするのも、着飾ることも、とにかく女である自分が嫌い。
きれいだねと言われても全然嬉しくないどころか、怒りに変わる勢い。
当然、何か体の変化に気付いても年齢のせいにしたりしてあきらめて、改善する努力はしない。
結果として老化は進み、体型もお肌もボロボロになり、どんどん自分の価値を下げていました。
いい女になろうとすることをあきらめてしまったら、女性としての幸せなんか巡ってくるわけがないですよね。
と吠えていた当時の彼は、ある程度仕事に成功し始めたとき、私にこう教えてくれました。
本当にそうだなあ、と思います。ま、その厳しさのおかげで現在は「太りやがって、気合が足りん!」と怒っておられますが。
売れると口説かれ方が変わる!
こちらが色恋をしなくても、お客様がそれを求めてくることは当然あります。そういう世界なのでね。でも、口説き方がまったく変わることも経験しました。
容姿はまったく変わらなくても、心の在り方が変わると、こんなに人の接し方が変わるんだとビックリしたほど。
1回くらいヤらせてくれよーと言っていたお客様が、いつの間にかそう言わなくなり、お連れの方がそれらしいことを言うと、
と注意してくれるようにもなりました、おもしろい変化でした。
現実と向き合う勇気
女として幸せになりたいと思うなら、自分の姿がどう映るのか、その現実としっかり向き合っていくことです。
向き合わないことには、長所すら見つけられません。女である自分を殺したいほど嫌いだった私だけど、今はこう思います。
せっかく女として生まれてきたんだから、最後まで女として楽しんでいきていたい。
だからって、しつこいようですけど、私は目が覚めるような美人でも何でもないです。それでもちゃんと、女としての幸せには恵まれる。
せっかくホステスになったのだから、女である自分を最大限に磨いて、楽しんでくださいね。
夜の街は、正しい場所で正しくがんばれば、確実にあなたをいい女にしてくれる場所です。