奥様の心をつかむ売れっ子ホステスのLINE営業の心得
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
以前アメブロで、奥様のいるお客様への贈り物についてのご質問をいただきました。
奥様のいらっしゃるお客様に日頃のお礼に贈り物をする場合気をつける事、そしてLINEなどのお礼の文面で気をつける事をお教え頂きたいと思います。
ご質問ありがとうございます。
『奥様のいるお客様へ贈物する際の注意点を教えてください。』では、贈り物について書いたので、今回はLINE営業での文面について解説していきますね。
この記事の目次
極論「奥様が見たら喜ぶ内容」を心がける
『奥様のいるお客様へ贈物する際の注意点を教えてください。』でも、『女性性や深い関係性を連想させるようなことはしない』と書きました。
LINEも同様ですが、LINEのほうがクローズドツールなので、親密さが増します。何気なく書いたことでも、猜疑心で見ればいくらでも疑える。
なので、私たちホステスは常に「第三者の目」を気にしなければなりません。極論「奥様が見たら喜ぶ文章」を軸にするといい、ということになります。
<例文>ホステスのLINEをあなたが見たらどう感じるか
たとえば、あなたのパートナーが私のお店へ誰かと飲みにきたとしましょう。その際に、
- 既婚者で奥様をパートナーとして尊敬している
- でも恋愛がしたくて彼女がほしい
この2点しか話してない、としますね。そして翌日、私からのお礼LINEをあなたが偶然見たとします。次の2つ、どう感じますか?
○○さん昨日はありがとうございました❤
すごく素敵でモテそうなのに、彼女いないなんて驚きです😳
私も負けないように彼氏見つけます😊💕
今日もお仕事ですね、がんばってくださいね💞
昨日は、いろいろお話ししてくださってありがとうございます✨
○○さんが若々しくいられるのも、奥様が素晴らしい方だからこそですね👏
生涯独身宣言してますが、結婚もいいなって、ちょっぴりうらやましく思いました😊
超・極端に作りましたが、奥様の立場で考えると、後者のほうが安心できませんか?
「飲みに出た先で、私のことをそんなふうに話してくれてるんだな」と感じられたら、ちょっと嬉しくないですか?
最大の心得「ホステスというだけで十分怪しくて不愉快」
奥様が嫌な思いをしたり、何か疑いを持つ原因はいろいろありますが、
『目の届かない知らないところで、知らない人と何をして(話して)いるかわからない』
この「わからない」は、人間にとって最大の不安材料です。ましてや、
- ホステスの仕事を知らない
- ホステスの仕事を誤解している
- 過去にホステスと浮気をされた
ホステスの仕事を知らない奥様、誤解されている奥様、または過去にホステスと浮気をされたことがある奥様なら、疑われても仕方ないですよね。
クソホステス&クソ黒服が取る行動で業界自体に信頼がない
そもそも、どうして奥様は『ホステスからの連絡』でイヤな思いをするのでしょうか。
私は、『業界全体の質の悪さ』が原因だと捉えています。あなたの周りにも、非常識なホステスって、大勢いませんか?
たとえば、色恋全開のホステスがいるだけで、奥様がイヤな思いをされるのは、容易に想像できますよね。
その『色恋全開のホステス』が全体の7割だと考えた場合、大半の奥様は、日々イヤな思いをされているはずなんです。
これって、大変心苦しい現実ですよね。
嫉妬深い奥様でなくても、家族と過ごしている時間帯に連絡をしてくるホステスに対して、無条件で好意を抱く女性はいないでしょう。
結婚記念日や奥様の誕生日に、自己都合で飲みに来いと営業してくるホステスは、いくら仕事だからとはいえ気持ちよく見れないでしょう。
それどころか、大半のホステスはお客様の家庭に興味もないし、結婚記念日も奥様の誕生日も、お客様自らが言わない限り聞くこともない。
その状態で配慮などできるわけがなく、無意識に奥様の立場や気持ちを蔑ろにしているはずです。
この時点で、もう私たちの存在は不快でしかない。
業界全体としてこの事実は否めないし、受け入れざるを得ない現実ですから、通常以上の配慮が必要だとおわかりいただけるかと。
つまり、ちょっと気遣った程度では足りないのです。
すべきことが分かっても応用が利かない理由
「こういう配慮をしましょう」と、具体例を並べ立てることは本当に簡単なことです。
- 連絡する時間は○時から○時までの間
- ○曜日と○曜日は避ける
- ハートの絵文字は使わない
- 会いたい、あなたのこともっと知りたいなど誤解を受けるような言葉を使わない
その他いろいろ、箇条書きにして「ハイドーゾ」と渡すのはとても簡単。でも並べ立てたところで、気持ちがなければアンテナが立たない。
アンテナが立たない限り、マニュアル化した配慮しかできず、応用が利かない。それでは、いつまでたっても「その他大勢」から抜け出せません。
<実例>現役時代に「奥様のいるお客様」へ私が取った行動
たとえば私が実際にやっていたことだと、仮に私のバースデーだったとしても、数字が危ういときでも、奥様のお誕生日と結婚記念日には絶対に家に帰るように言っていました。
お祝いの品に「この日だけは奥様と過ごしてください」とお手紙を添えて贈ることもありました。
私の時代にLINEはなかった&メールしない派だったので電話の例になりますが、
という会話があたりまえでした。この行動の根底には、
『私は家庭に恵まれなかったから、お客様には家庭を大切にしていただきたい』
という気持ちがありました。
だからご家族のことを知りたかったし、私も一緒に大切にさせていただきたかったし、私自身がその家庭を壊す要因になりたくなかった。
「何をすべきか」よりも「なぜそうしたいのか」が重要
あなたは、どういう気持ちで「奥様のいるお客様への注意点」を知りたいのか。ここが一番重要なんです。
私と同じ理由でなくてもいいんです、実際にセッション中のホステスさんたちも私の理由とは異なります。
単純に長くお付き合いしたいと思うだけでも、その人のバックグラウンドごと受け入れて付き合っていく気持ちがないと配慮はできないですよね。
気持ちがあってこそ、初めて情報が「あなたらしく活用」できて「あなたらしい配慮」になるわけです。
まずは、あなたがどういう気持ちで注意点を知りたいのか。ここをしっかり考えてください。
嫌われたくないとか、変な目で見られたくないとか、そういう理由で気にしているなら、まだまだクソホステスの領域です。
『他人の目』でチェックする
その上で、今までのあなたのLINEを奥様の視点で振り返ってみてください。
- 送る曜日、時間帯は、どうですか?
- ご家族と一緒に過ごしているであろうタイミングに、お伺いや営業の連絡をしていませんか?
- 使っている単語や表現は、疑われたり、不快な思いをさせないよう配慮できていますか?
- 奥様のこと、ご家族のこと、どれだけ把握できていますか?
ホステスとしてではなく、同じ女性としての目線で見てください。
あなたが気にならないタイプの人なら、周りの嫉妬深い女性の目を借りて、その人ならどう感じるかを想像しましょう。そして何より、
『あなたが一般企業に勤めていたら、よほど親しいお客様であったとしても、同じことをするか』
この目を忘れないようにしてください。
私たちの業界はクレイジーで、確かに高級感やステイタスなどを提供する場です。でも、お相手となるお客様方、奥様は、一般社会で生きています。
そういう意味でも、一度自分の一般常識やビジネスマナーがズレていないか、チェックするといいですね。
こういう無料サイトがたくさんありますので、ぜひ活用してください。
ホステスの心得