お伺いメールのテーマはどう選ぶ?他のホステスとかぶらない方法
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
営業活動の中で、お伺いのメールやLINE、SMS(ショートメール)のテーマ選び&文章作成に悩んでいるホステスさんはとても多いです。
コンサルでも文章添削をしていますが、本当にたくさんのホステスさんが、
というように、文章づくりに悩んでいます。つまり、見てのとおり、根本の『テーマ選び』に頭を抱えるホステスさんが多いということです。しかも、
- お盆休み
- 年末年始
- GW
- クリスマス
- バレンタイン
- バースデー
- 周年
などなど、他のホステスとテーマがかぶる!!というタイミングがたくさんあって、いつもありきたりな内容になりがち。
また、イベントがないときにはいつも同じような内容になる・・・というホステスさんもいますよね。
自分ではどうにも解決できないからこそ、文章に悩むのです。でも、選ぶコツが分かれば、文章作成も楽になりますよね。
そこで今回は、営業活動のひとつである『お伺いの連絡』に絞って、テーマの選び方を解説しました。
今までお伺いの文章作成に苦痛を感じていたホステスさんでも、
という声をいただいています。
- いつもお伺いの連絡で「何を送ろうか」と悩んでいる
- いつも同じような文章になってしまう
- いつも「今日は〇〇しました」という日記的なお伺いになってしまう
- そもそも何を書いたらいいのか分からない
あなたが上記に当てはまるなら、本記事はお役に立てると思います。
営業の大切さは分かっているけど、文章が難しい・・・と感じているなら、ぜひ読み進めてください。
この記事の目次
【メールテーマ1】四季や時事ネタ、季節イベントに関連するもの
端的に挙げると、以下のようなもの。
- 春夏秋冬の天候や花、空など自然に関すること
- 旬の食材、季節的な飲食系
- ニュースや話題になっていること
- クリスマス、正月、盆、GWなど
- 新入社員や年度末など会社的季節行事や節目
こういった話題は比較的簡単なものです。お客様にも関連付けやすく、旬なテーマでホステス自身も書きやすい。
ということは、他のホステスとかぶりやすいということでもありますね。
たとえば「令和」。さぞかし全国のホステスがこのワードでメールを送ったことでしょう。似たようなメールが大量に届いて、お客様も大変だったでしょうね。
このように、四季・時事・季節のテーマは、実はもっとも競合性が高いのです。そういった意味では、もっとも難易度が高いとも言えます。
他のホステスと競合しやすいメールテーマを選ぶときは
競合性の高いテーマを選ぶときには、独自の視点や切り口が必要になります。
たとえば「夏=アイス」みたいに、誰でも想像がつくものを持ってくると、競合性が高まるわけです。難易度の低い手法としては、
- 子どものころの笑える失敗談
- 毎回その時期にやっていること
- 慣習起源と現代の比較
- 今日は何の日?のニッチ分野
などに絡めると個性が出やすくなります。あなたの多面性を示せるので、親近感が出ますね。難易度の高い手法としては誰もが選ぶテーマを、
- 季語に適した和歌や俳句の応用
- 表現力で情緒感・風流感で色をつける
- ストーリー性を駆使し物語にする
などクオリティを重視すると、違った意味で個性が光ります。こちらの個性は、教養や知性を示せるので、良客に好まれます。
ちなみに、銀座ホステスさんが実際に送った例文はお伺いメールっぽく作ったお知らせメールです。
【メールテーマ2】心動いたことを軸にした身近な話題に特化したもの
こちらは以下のようなもの。
- 最近読んだ本、最近見た映画、最近聴いた音楽
- 友人や家族との間で起きたこと
- 旅行、散歩、買物など外出先の出来事
- 仕事や趣味などの場で起きたこと
こちらも比較的簡単ではありますが、お客様に関連付けるという点で難易度が上がります。
基本的に「私」の話が軸になるため、それをどうお客様に繋げるか?が重要になるからですね。
クレヨンしんちゃんとお客様をどうつなげるの!?となるわけです。でも売れっ子ホステスはつなげるんですよ、巧妙に(爆)
この辺りは、感受性や連想ゲームスキルに合わせて、お客様のどこをどれだけ見てきたかが大きく関わります。
ホステス自身の話をテーマに選ぶときは
実は、文章が苦手なホステスさんほど「自分軸」のテーマをよく拾います。ネタを見つけやすい上に、文章も書きやすいんですよね。
でも先述したように、お客様の話に繋げることが最大の難関になります
自分軸のテーマを選ぶときには、テーマを「木」ではなく「森」にする必要があります。
たとえばあなたが「夏祭りの思い出」をテーマに選んだら、このままだと夏祭りに関心のある人しか響かなくなります
でも「夏の思い出」や「夏休み」まで大きくすると、対象者が広がるわけですね。
- 1本の木→夏祭りの思い出
- 林→夏の思い出、夏休み
- 森→家族や自然の中で過ごす時間
こうやってテーマを拡大させると、お客様の話にも簡単に関連付けできます。
【メールテーマ3】何の関連性もない生活のひとコマから抜粋したもの
これは最高難易度のテーマなのですが、一応お話ししておきます。何てことのない、些細な日常からテーマを拾います。たとえば、
- 花瓶の水を変える
- 道を歩く
- メイクをする
- 衣装を選ぶ
といった、本当に何気ない瞬間を切り取って、テーマに選ぶのです。
表現力や文章力としての難易度が高いと誤解をされがちですが、違います。感受性の難易度が高いのです。
情緒感や風流さはある程度の語彙力と表現力で補えますが、生活のワンシーンを切り取る場合、すべてが感受性にかかっています。
感じていないことは、スキルがあっても書けないからですね。ただ難易度が高い分、お客様の反応もずば抜けて高くなります。
このテーマで書けるようになると、あなたの評価も一気に上がります。
ホステスの日常からワンシーンを切り取ったテーマを選ぶときは
ぶっちゃけてしまうと、大半のホステスが「このテーマを選ぶには100年早い!」という状態ではあります(笑)
その理由は、メンタル的要因が大きく絡むからですね。自分の頭や心の中を言語化できないホステスにはほぼ不可能、になります。
それでも挑戦したい!と思うのであれば、
- 思い出の曲
- 思い出の場所
- 思い出の品物
辺りから練習するといいですね。たとえば思い出の曲を選ぶ場合には、あなたがその曲を聴いているシーンが頭に浮かぶくらい描写できるように。
このテーマがお客様に高評で、ホステスには最高難易度になる理由は、フルに感性を使った究極の言葉遊びだからです。
最終的には、ここが書けるようになるといいですね。
まとめ
- 旬ネタは競合性が高い→独自視点で
- 自分軸は他人軸への変換が困難→林か森に広げる
- 日常は究極の言葉遊び→短編映画のイメージで
それぞれに例文をつけようかなーと思ったのですが・・・結構長文になってしまい、めんどくさくいのでやめました。
冗談です(笑)この記事はあくまでも「お伺いメールのテーマ選び」なので、例文は必要ないと判断しました。
例文をつけちゃうと「こういうテーマはこう書きましょう」みたいになって軸がズレますからね。
とにもかくにも・・・「クリスマスですね♪」とかは全国のホステスが一挙に何万通も出すわけです。その視点が持てない。
いつも人目を気にしてる割に、肝心なときには自分以外の存在が消える。
それが売れないホステスなのさ!ということをご理解の上、まずは「テーマ選び」の基本と、他ホステスとかぶらないポイントの基本を押さえましょう。
ホステスの心得