デジタルな時代でもお手紙営業を続けるには理由がある

デジタルな時代でもお手紙営業を続けるには理由がある
ホステスの営業

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

物事には歴史があり、理解を深めるにはプロセスが重要!ということで、ホステスがお手紙営業をする理由を慣習から。

現在60歳以上の世代がバリバリと活躍していたころ、それよりももっと前の時代にさかのぼります。会話ネタとして覚えておくのも良いですね^^

ここで言う「お手紙」には年賀状などのはがき類やカード、添状などすべて含まれます。

お手紙の書き方を知りたい方は、こちらを参考にしてくださいね。

昔のホステスは営業手法が限られていた

当時は携帯もパソコンもない時代なので、ホステスの営業手法はかなり限定されていました。

電話営業は自宅または公衆電話から、お客様の会社またはご自宅の固定電話へ。・・・以上(笑)

私がホステスとしてデビューしたころも、まだこの状態でした。携帯電話という存在はすでにありましたが、とにかくお金がかかってしょうがない産物。

  • 売れっ子のお姉さんやママが携帯電話を所有
  • 他のお姉さん達はポケベルがメイン
  • 未成年でお金のない私は公衆電話w

という、誰の目から見ても一目瞭然な格差が存在していました。

この時代でも「文字を送信する」ということは数字以外できなかったので、お手紙は現代のメールやLINEメッセージみたいな存在だったんです。

あなた、この時代にホステスやってなくてよかったですね^^;

お手紙営業で情緒的交流と多面性アピールを図る

昔のホステスさんはとても情緒を重んじる方が多く、言葉遊びも非常に達者で、会話も文章もそれはそれは表現上手でした。

その自分をアピールするにあたってお手紙というツールは大変適していて、存分に効果を発揮したと思います。

もう少し前の世代になると、お客様もあたりまえにお手紙をくださっていたんだとか。私も何度かいただいたことがありますが、やっぱり嬉しかったですね。

お客様が直筆で感謝をつづってくださることももちろん嬉しく、こういう字を書かれるんだ意外だな~なんて考えてる時間は、とても幸せなひとときでした。

コンサルでは、あるホステスさんが初めてお客様からお手紙をいただき、あまりに嬉しくてずっと着物の胸元に入れてお仕事したというエピソードがあります。

こういった情緒的交流はデジタルにはない良さなので、できれば廃れてほしくないなと思います。

現代のホステスがお手紙営業をする理由

私はちょうど、アナログからデジタルの時代へ移行する狭間でホステスをしていたことになります。

なので、上記の慣習的理由からごくごく当然のようにやっていた・・・

と言いたいところですが、実は私自身もお手紙営業を始めたのはホステスデビューして8年も経った24歳から。

途中で携帯電話も持ったし、性格的に合理主義な面もあるので、お手紙なんか非効率でめんどくさい!と思っていたのは私も同じです。

ではなぜ再開するようになったのか?も踏まえて、現代のホステスさんのお手紙営業についてお話ししますね。

結果を出している人の9割がお手紙を出している

私がお手紙営業を再開したのは、当時から現在もお付き合いしている彼氏から年賀状をもらったことがきっかけでした。これを機に、

  • 実績のある人
  • 高額商品を取り扱っている人
  • 形のないものを生業としている人

を見ると、ほとんどの人がお手紙というツールをうまく使っていたんですよね。

むしろ「どこにそんな時間があるの?」という状態の人ほど、この手間を惜しまないというか。

面倒で非効率だなと思う反面、だからこそこの人達はやるのかな?と私は思いました。

人と向き合う仕事で気持ちを伝えるという点に手を抜いちゃいけないってことじゃない?とも。

そこから真剣にお手紙営業に取り組んだ結果、私の売上も価値もグンと上がりました。

もちろん向き不向きもあるけど、私だけでなく、コンサルでも多くのホステスさんが今なお結果を出せているので、やはり大事な営業法のひとつだと思います。

お手紙営業はお客様の情報を裏付けられる

先にも書いたように、昔は会社かご自宅の「固定電話」へ連絡することがありました。

今では考えられないことで、現役のホステスさんにこの営業法をやれと言ったら全員辞める勢いで嫌がるでしょう。

でもそのおかげでビジネスマナーは必然的に身についたし、何よりお客様の所在が明らかでした。

現在は誰でも名刺を簡単に作れるし、会社のアドレスへはメールを送らないホステスも増えたし、会社訪問もしない。

下手をすれば「LINEアカウントしか知らない」という関係性だったりします。

この状態で売掛を許可するホステスはさすがにいないと思いますが、ツケを許すお店の場合は最悪です。もう回収のしようがなくなります。

そう考えると現代のお手紙営業は、デジタルの時代だからこそ名刺情報を裏付けてくれるツールでもあります。

まとめ

売れっ子ホステスがデジタル時代になってもお手紙営業を続ける理由は、

  • アナログならではの情緒的交流と多面性アピールを図るため
  • デジタルの時代に「手間をかける」ことでより気持ちを届けるため
  • デジタルの時代だからこそ「信用確認」のため

これ以外にも、色恋の抑止力や防止効果、表現力や敬語の勉強にもなります。

私もお手紙営業を機に和歌や大和言葉を勉強したし、敬語もかなり身につきました。そういった意味でも、お手紙営業はお勧めです。

教養を高めるという視点でもいいので、ぜひ取り組んでみてください。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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