【お礼状添削】賢いホステスのお礼状はこう作る!基本中の基本

【お礼状添削】賢いホステスのお礼状はこう作る!基本中の基本
ホステスの営業

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^

お礼状添削の解説です。今回の要点としては、

  • これを基本パターンとして定型文で同じ文章を書いている
  • 一部のみお客様に応じて変える
  • 今回は愛犬と車の写真を見せてくれた人をモデルにした

ということで、実際に書いたものを画像付きで送ってくれました。さすがに画像は共有できませんが、今回の軸となる原文は以下です。

拝啓 雨上がりの空に大きな虹がかかる季節、〇〇様におかれましてはますますご清祥のゆえお喜び申し上げます。

先日はクラブ〇〇〇へお運びくださり誠にありがとうございます。お寛ぎいただけましたでしょうか。お目にかかれ、楽しいひとときが過ごせましたことが大変嬉しく、一言でもお礼をお伝えしたくお便りさせていただきました。

【朗らかな〇〇様のお人柄に触れ、心癒されました。車やペットの写真を見させていただきながらお話しさせていただき、気持ちがほぐれていったことを思い出しております。】

まだまだ至らぬばかりではございますが、こうしていただいたご縁を大切にしながら誠心誠意努めて参りますので、末永くよろしくお願い申し上げます。

〇〇様の素敵な笑顔に再会できますことを心より楽しみにお待ち申し上げつつ、お礼のご挨拶とさせていただきます。 敬具

令和五年六月吉日

クラブ〇〇〇 秋好玲那

〇〇〇〇様

【 】の中がお客様によって変わる部分、ということですね。

ホステスとしてのお礼状基本構成をしっかり叩き込む

ホステスはお礼状を書くことが多いのでとにかく最初は基本構成を頭に叩き込む。これが最重要です。

「同じ定型文を使いまわして」であれば印刷+一筆で十分なのですよね。全手書きの場合は「同じ定型文」ではなく「同じ構成」を使いまわすのがコツです。

その構成に則って、適した定型文をチョイスする、或いはオリジナル文を作る、などに応用していく形を覚えましょう。

構成とは、どの順番で何を書くか、です。私が長年かけて「これだわ!」と発見して今も教え続けているのは、ストーリー性を最大限に重視した構成。

※お中元添状ですがお礼状も構成はまったく同じです。

この構成に則ってお手紙を書けると、大半のホステスさんは絶賛されてますし、ちゃんと数字に繋がっています。

その視点で見ると今回のお手紙は構成から外れているので少し残念ですね。文章力や表現力以前に、構成に合わせて文章を入れ替えるだけで少し変わります。

拝啓 雨上がりの空に大きな虹がかかる季節、〇〇様におかれましてはますますご清祥のゆえお喜び申し上げます。

先日はクラブ〇〇〇へお運びくださり誠にありがとうございます。【朗らかな〇〇様のお人柄に触れ、心癒されました。車やペットの写真を見させていただきながらお話しさせていただき、気持ちがほぐれていったことを思い出しております。】お寛ぎいただけましたでしょうか。お目にかかれ、楽しいひとときが過ごせましたことが大変嬉しく、一言でもお礼をお伝えしたくお便りさせていただきました。まだまだ至らぬばかりではございますが、こうしていただいたご縁を大切にしながら誠心誠意努めて参りますので、末永くよろしくお願い申し上げます。

〇〇様の素敵な笑顔に再会できますことを心より楽しみにお待ち申し上げつつ、お礼のご挨拶とさせていただきます。 敬具

令和五年六月吉日

クラブ〇〇〇 秋好玲那

〇〇〇〇様

ホステスとしてバカにされないよう正しく言葉を使う

これは敬語だけでなく言葉単体も同様でお手紙では正しい言葉を使うことが重要。

誰が開封するか分かりませんので、あなたの言葉遣いひとつでお客様の顔を潰すことにもなりかねません。

また、二重敬語や誤った敬語の使い方がデフォルトの女性は残念なお知らせですがメンヘラっぽく見えるのです・・・。

もちろんノーミスで!なんて無理です。私も間違えます。ここで分かっていただきたいことは、

  • なんとなく丁寧そうだから
  • なんとなくきれいだから
  • なんとなく使ってるから

という使い方をやめましょう、ってこと。ここがバカっぽく見えるのですよ。さらには一旦染み付いてしまった間違いは本当!になかなか直りません。

大半は3年も5年も指摘されたところで、正しい言葉遣いに戻せません。

今のうちに「改善の習慣」を取り入れてどんどんスキルをバージョンアップしていく思考を取り入れてください。

数こなさないといけない立場になると、もう直りませんので。以下、赤文字が修正部分です(言葉だけを直しています)。

拝啓 雨上がりの空に大きな虹がかかる季節、〇〇様におかれましてはますますご清祥の、お喜び申し上げます。

先日はクラブ〇〇〇へお運びくださり誠にありがとうございます。【朗らかな〇〇様のお人柄に触れ、心癒されました。車やペットの写真を拝見し、お話を拝聴し、気持ちがほぐれていったことを思い出しております。】お寛ぎいただけたでしょうか。お目にかかれ、楽しいひとときが過ごせましたことが大変嬉しく、一言でもお礼をお伝えしたくお便りさせていただきました。まだまだ至らぬばかりではございますが、こうしていただいたご縁を大切にしながら誠心誠意努めて参りますので、末永くよろしくお願い申し上げます。

〇〇様の素敵な笑顔に再会できますことを心より楽しみにお待ち申し上げつつ、お礼のご挨拶とさせていただきます。 敬具

令和五年六月吉日

クラブ〇〇〇 秋好玲那

〇〇〇〇様

ホステスとして魅力を発揮するのは情緒感と流れる文脈

さて、最後にもっとも重要かつもっともハードルの高いところですが。

ホステスのお礼状でもっともお客様に喜ばれるポイントは何かというと、情緒感と流れるように紡がれた言葉。

多くのホステスは「何を書くか」に囚われすぎてここを度外視してますが、何を書いても情緒感がなければ響かず、ブツ切りの文脈では営業感しか出ません。

今回のお手紙がブツ切り感になったのは、「同じ定型文」が基本だからですね。

一部分だけを書き換えるとなると、文章全体を俯瞰してチェックする視点がどうしても失われるのですよ。

もしどうしても「同じ定型文」で!ということであれば、基本定型文を作る際にそーーーとーーーー練り倒して作る!という作業をしないといけないですね。

その上でお客様に適した文章を入れた後にもう一度俯瞰してブツ切り感を除去!という形になるので、逆に手間です。

定型文のメリット、完全に死亡です。今回の原文を構成に則って簡易ながらテコ入れするとしたら以下のような感じ。

拝啓 雨上がりの空を虹が彩る季節、〇〇様におかれましてはますますご清祥の由、心よりお慶び申し上げます。

先日はクラブ〇〇〇へお運びくださり誠にありがとうございます。朗らかな○○様のお人柄に触れ、心癒されるひとときでございました。大切なご家族や宝物のお話を拝聴し、今もなおあたたかな幸せを感じております。反面、〇〇様にはお寛ぎいただけただろうか・・・と案じてやみませんが、一言お礼をお伝えしたく筆を取った次第です。まだまだ至らぬばかりですが、このご縁を大切に誠心誠意努めてまいりますので、末永きご指導をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

文末ながら、ご多用の日々と存じますが、何卒ご自愛くださいませ。また〇〇様にお会いできます日を心よりお待ちしております。 敬具

令和五年六月吉日

クラブ〇〇〇 秋好玲那

〇〇〇〇様

まとめ

  • 「定型文」ではなく「構成」で!
  • 「なんとなく」の言葉選びはNG!
  • 情緒感&流れる文脈で!

お礼状って基本的には「お礼連絡の後に届くもの」ですよね。

「犬や車の写真」というのは、メールやLINEが分かるお客様であればメールやLINEで書けばいいのですよ。

お手紙はそういう具体的なことを書かずに「でもお客様にだけは何のことか分かる」くらい抽象的に書くのがポイントです。この記事と考え方は同じですね。

「犬や車」は木なのでメールやLINEで、お手紙では「家族や宝物」と森にする。

そうすることで、立て続けの連絡でも「何を書こうか・・・」と迷わずに済みます。これも語彙力・表現力のひとつですね。

このスキルが身につくと、大抵のことは書けるようになります。ぜひトレーニングしてください^^

 

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