「ダメなヘルプホステス」の特徴!お席NG決定!

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
新人でも、自客がいれば、お姉さんホステスがヘルプにつくこともあります。
先輩だろうが後輩だろうが、もちろん自分がヘルプにつくときも含めて、『ダメヘルプ』を把握しておかなければなりません。
なぜなら、ヘルプするホステスによっては、お客様とのご縁が切れてしまうからです。
もし、あなたがヘルプホステスの立場なら、思い当たる点を改善しましょう。あなたが売上ホステスなら、ヘルプを選ぶ際の参考にしてください。
この記事の目次
「ダメなヘルプ」を先に見極める
まず、『いいヘルプ』より『ダメなヘルプ』を先に見極める目を持ちましょう。あなたの売上に、大きく関わってきます。なぜなら、『ダメなヘルプ』は、
- トラブルが多くなり、対応に追われ、仕事が増える
- あなたが必死で築いたお客様との信頼関係を、平気でぶち壊す
という事態を、平然とした態度で巻き起こします。
お客様を守れるのは、担当である『あなただけ』です。これを肝に銘じて、最低限の見極める目を持っておきましょう。
『ダメなヘルプホステス』の特徴
問題のあるホステスは、自分でその問題に気付くことは、ほとんどありません。
注意しても受け入れず、「私の気持ち」や「私の言い分」をダラダラ主張するだけ。
問題が起きてからでは遅いので、『問題を起こすホステスかどうか』を見極める必要があります。共通の特徴としては、こんな感じ↓
- 不満が多い
- 何でも他人のせい、または何でも自己否定の材料にする
- 答えをほしがるだけで考えない
- 自分の意見がない
- 人を変えたがる
- 結果と要望のバランスがおそろしく悪い
- 何でも真に受ける
- 人のことを考えない
- 自分の立場をわきまえられない
- 仕事意識が著しく低すぎて周りを引かせる
- リスクマネージメントができない
- 情緒不安定で仕事にムラがある(精神疾患は別)
- 自分は特別だと勘違いしている
- 無駄にプライドが高い
まだまだありますが、一番最悪なのは11の「リスクマネージメントができない」。これ、本当にサイアクです。
危機管理能力が低く、予測して対処法を考えることができないので、下手をすると、トラブルが起きたことに気付かないことさえあります。
ダメなヘルプホステスは問題を生み出す天才
ダメなヘルプホステスは、一言でいえば『問題を生み出す天才』です。
無自覚に自分から問題を作り、トラブルを起こし、お客様を怒らせ、周りを混乱させ、仕事を増やします。ほんの一部ですが、実例で挙げると、
- 人のお客様と大ゲンカする
- 人のお客様にお金を借りる(無心する)
- 他のホステスやお客様の個人情報、お店の内情を暴露する
- 人のお金や物を盗む
- 注意しても「私は悪くない」「私はそんなつもりじゃなかった」を繰り返すだけで平行線
- お客様が明らかに怒っていても「何怒ってんの?はあ?」くらいの態度
- 病むと仕事を休むどころか同伴などもすっぽかす
- 自分から色を売っておいてストレスになると逆ギレする
- 空気関係なくお金の話、または男女関係の話ばかりする
さすがに人のお金や物を盗むレベルは特例ですが、それ以外は、水商売では日常と言ってもいいほど起こる事案。
お店のランクや客質など一切関係なく、どのお店にも必ず1人はいます。暴露なんかは、もはやTwitterで見ない日がないほどデフォルト。
そうすることで、どんなデメリットが生じるか考えられない結果が生み出している行動、ですね。
売れっ子がもっとも嫌うヘルプの特徴
この中で、もっとも売れっ子ホステスが嫌うのは、
注意しても「私は悪くない」「私はそんなつもりじゃなかった」を繰り返すだけで平行線
このタイプです。これはもう、お手上げです。どんなに育てる気があっても、平行線である以上、相手に育つ気がないので。
こういうヘルプは、自分を分かってほしいだけで、相手を分かろうとはしていません。
相手が変わらない以上、お客様を守るために売れっ子ホステスが変わらなければならないので、必然的に席から外されます。
振り回されているとしたら、それはあなたが「相手を変えよう」と必死だからです。残念ながら、そのヘルプホステスは変わりません。あなたが変わりましょう。
「変わる可能性はゼロ」とは言いませんが、年単位の月日が必要です(最低でも3年ほど)。
そこに付き合えるだけの余裕、あるいは見込みがあるならいいですが、あなたが変わったほうが早いです。
『ダメなヘルプホステス』を育てるには
もちろん、こういうヘルプたちを育てるのも、先輩ホステスの役目であり、自己成長の機会でもあります。
また、ママの立場だと、否応なしに育てなければならないし、うまく使うしかありません。
だからこそ、なおさら『ダメなヘルプホステス』を見極める目を持つことは、重要なのです。見極められないでいると、振り回されて苦労することになります。
『ダメなヘルプホステス』は言葉と理想だけは人並み以上
信じることはかまいませんし、大切です。そのヘルプが持っている『何かしらの可能性』は確実にありますし、そこを信じられないと、育てられません。
ただ、『ダメなヘルプホステス』の言葉を、真に受けてはいけません。
口先でどれだけ「変わりたい」「売れたい」「がんばる」と言っても、行動が伴っていないのであれば、その行動こそが本心です。
育てたいのであれば、冷静に行動を見て判断できる目を、あなたが持たなくてはなりません。これは、立場が上になればなるほど、絶対に必要です。
距離を置いてタイミングを待つ
口先でいろいろ言う割に行動が伴わない、というヘルプは、確実に問題を起こします。心理学的に言えば、『支配者』なんです。
依存できる『面倒見のいい相手』を選んで寄っていくので、あなたが面倒を見れば見るほど無能になり、依存します。
- 相手が期待どおりに動いてくれないと問題を起こす
- 相手が期待どおりの答えをくれないと問題を起こす
- 相手が「もう面倒は見れない」と言うと、見捨てられ不安発動ですがりつく
といった言動を繰り返します。かと思えば、予想だにしないタイミングであなたを裏切り、バッサリ切り捨てられたりします。トラブルは、増える一方です。
「変わりたくない」という行動が見受けられるのなら、少し距離を置いて見守り、タイミングを待つことも大切です。
自客を持ち始めたばかりなら注意!
ホステスデビューして、自分のお客様を持ったり、移籍後に思いがけない人が来店してくれて担当になったり。そんなときって、嬉しいですよね。
特別な思い入れもあるし、やっとつかんだお客様に喜んでもらいたい、期待に応えたい気持ちでいっぱいのときです。
この時期が一番、ヘルプ選びで失敗しやすいので、要注意です。
ヘルプホステスの粗探し
数少ない自客なので、ちゃんとしてほしい気持ちも強い分、ヘルプホステスの粗がやたらと目に付いちゃう時期です。
これは、ヘルプホステスに対してだけでなく、お店の黒服やママにも感じるはずです。「視野が狭くなる時期」と言い換えればいいかな?
自分のお客様しか見えなくなってしまうので、今まで気にならなかったことまで、いろいろ気になります。
結果、あれこれと突いてしまい、どんどんこじれて問題が大きくなったり、ダメホステスの地雷を踏んでしまったりする。そんな相談も多いです。
「自分」に意識を向ける
気持ちは重々分かります。実は、その感情は、独立して間もないオーナーママでさえ抱くものです。肩に力が入りすぎるんですよね、どうしても。
むずかしいかもしれませんが、「自分に意識を向けて考え方を変える」ことを意識しましょう。
相手を変えようとすれば、どんどんトラブルは増えるし、大きくなるので、
- 現状は、私が生み出している
- 私が何を変えれば、この現状が良くなるか
この考え方が無意識にできるようになるまで、日常的に意識して、考え続けてください。もちろん、考えた結果の行動は実行してくださいね。


ホステスの心得