水商売がしたい人にはぜひ考えてみてほしい周囲の気持ち

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
娘が「キャバクラで働きたい」と言っています。親としては、ネット情報やニュースなどを見る限り、心配でたまらないのです。
でも、本人が本当にやりたいのなら応援するべきか・・・と悩みます。玲那さんはどうお考えになりますか?
ご質問ありがとうございます。お気持ちお察し致します。いろんな意味で、『足を踏み入れずに済むのであれば、それが一番』だと思います。
なぜ働きたいのか、納得できるまでお話しになってはいかがでしょうか。
リスクを理解した上でも本気なら、応援とまではいかずとも、何かあったときに相談できる存在でいてくださるとありがたいです。
今回は、質問者様のお気持ちを踏まえて「ホステスに考えてほしいこと」を書こうと思います。
できれば、1度考えて終わりではなく、ときどき引っ張り出して、そのとき周りにいる人たちに当てはめて、何度も考えていただければと思います。
「水商売の世界に入りたい」と言われた真っ当な親の気持ち
私自身はホステスという仕事に誇りを持っていたし、だからこそ今もホステスさんのサポートを仕事にしています。
が、水商売に入ることを手放しに推進しているわけではありません。
たまに「両親が反対する、理解がない」と言うホステスがいますが、理解がないのではありません。それが真っ当な感覚ですよ。
あなたのことを信頼しているとしても、心配なんですよ。
快く送り出してくれたとしたら、親御さんの懐や理解がよほど深いか、働いてくれれば何でもいいと思ってるか、みたいなことです。
そのほうがレアで、一般的には反対するし、心配しますよ。
なぜ心配かは、この業界に身を置いている人間なら、よほどのバカじゃない限りは分かるはずです。
「水商売をしたい・続けたい」と言われる恋人の気持ち
ホステスをやっていると、お付き合いする相手によっては、仕事を反対されることがありますよね。私も経験があり、そういう人たちとはお別れしてきました。
まあ、私の場合は「おまえ浮気するだろ」と疑われるのがウザかったからですが(笑)
一番長く続いたパートナーは、なかなか深い理解を示してくれた人です。お客様と旅行に出かけるときも、嫌な顔ひとつせず、送り出してくれました。
でも、引退後、彼がどれだけ私を心配してくれていたかを知りました。
身体を壊すんじゃないか、危険な目に遭うんじゃないか・・・と、いつも気がかりだったそうです。
「仕事を変えて、もっとゆっくり働いたらどうか、と何度も思った」と言ってました。
理解の深い人でさえそう思うのだから、大半の人はやっぱり反対すると思います。
それでも水商売をしたい、続けたいと思うなら
あなたの周りにも、表現こそ違えど、あなたを心配している人がいるのではないでしょうか。
それでも水商売をしたい、ホステス業を続けたい、と思うのであれば。
「理解がない」と批判するのではなく、まず反対する人の気持ちに立って、相手の気持ちを理解することから始めてください。
その上でも貫きたいのであれば、あなたの人生なので、貫いてください。
ここで「どう説得すればいいか」という相談をされることがありますが、私の回答はひとつです。


あなたの本気度は、言葉で何を言おうと、伝わりません。相手があきらめて応援したくなるくらい、行動で見せていくしかない。
まとめ
水商売をやっていくに当たっては、
- 真っ当な親は心配で反対するもの
- 大半の恋人は心配で反対するもの
- それでもやりたいなら行動あるのみ
この3つを心得ておくことです。
「イマドキ水商売反対なんてー」と思う人もいるかもしれないし、私も恋人に関しては、「信用できないような女と付き合うなよ」と思っちゃいますが(笑)
その心配の種を撒き散らしてるのも、この業界の人間たちですしね。
「触らせろ、減るもんじゃあるまいし!」
「飲むのが仕事だ!潰れても飲め!」
とか平然と言われるような職場に、手放しで送り出してくれる人のほうがよっぽどクレイジーですよ。心配に決まってます(笑)
それを「理解がない」と一蹴するのはどうなのかなー?と私は思うわけです。理解しろっていうほうがむずかしいというかw
それを大前提に考えれば、少しは相手の気持ちも分かると思います。
もし理解してもらえているなら「理解してくれて当たり前」ではないので 感謝の気持ちを忘れずに!
ホステスの心得