くだらないマナーがいっぱい・・・ホステスが守るべきビジネスマナーとは

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ネットが普及したせいか、マナーだとかモラルだとか、エチケットだとかに異常な厳しさを感じるのは、私だけでしょうか。


と思うこと多々です。というわけで、思いっきり主観で「くだらない・・・」と感じたマナーとやらを、ピックアップしてみました。
その上で、『ホステスはマナーをどう捉えどう守るべきか?』を考えていきましょう。
この記事の目次
くだらない!と思うマナーの数々
ネット上のくだらない(と思う)マナー
ネット起業している私に、とってもとっても身近なのは、ネットを利用する上でのマナー。ほんの一部を挙げると、こんな感じ。
- Twitterでフォロー&フォロワー関係にない人がコメントするときは「FF外から失礼します」と挨拶をするのがマナー
- アメブロではペタや読者登録をされたらお返しに伺うのがマナー
- Facebookでは「いいね!」をもらった人に返すのがマナー
くっだらねぇ(・д・)
って思いますね。お返しが来たら嬉しいという気持ちは分かるけど、「マナーとして強制されることなの?」と不思議でなりません。
日常のくだらない(と思う)マナー
日常で「マナーだろ」と言われると「は?」となるのがこれ。
- 女性のノーメイクはマナー違反
- 白髪を染めないのはマナー違反
- 肌荒れはマナー違反
見られる職業に特化したマナーなら分かるけど、一般化して、体質が絡むようなことにマナーとかぶち込んでくるほうがナンセンスだと思いますね。
「誰も好きで肌荒れなんかしないわ」っていう。
ビジネス上のくだらない(と思う)マナー
こちらは相談の中で出てきたビジネス上で「くっだらない!」と思ったこと。
- 人の話はメモを取りながら聞くのがマナー
- ピザはナイフとフォークで一口大に切って食べるのがマナー
- お茶はお祝いに送ってはいけない
お茶なんかは、最近盛り上がってたネタですね。もーバカバカしくて、半笑いになっちゃう( '∇')ウフフフフ
そもそも「マナー」とは何か
そもそも、マナーって何なんでしょう。大抵のホステスさんは深く考えることもなく、ネットや本に書いてあることを鵜呑みにして、守っていると思います。
でも、そのせいで大恥をかくのは嫌ですよね。ここで少し、掘り下げてみましょう。
互いに不快な思いをしないための一般化されたルール
マナーとは、簡単に言えば、『公の場を利用する者同士が不快な思いをしないために一般化されたルール』を言います(行儀とか礼儀とか作法ですね)。
ここには2通りあって、
- 公共の場で騒がないとか、あおり運転をしないとか、いわゆる「迷惑行為(行儀)」
- もうひとつは、目上を敬う気持ちや関係性の浅い人に対する配慮など、日本古来の宗教的文化や現代文化が関わる「失礼行為(礼儀・作法)」
大多数の人が「迷惑」「失礼」と感じることを『マナー違反』とするわけです。
マイルール=マナーではない
ところが、昨今『マイルール=マナー』になってることが多いのですよ。
もちろんね、不快に感じることは人それぞれな面もあるから、マイルールが悪いわけじゃないんです。
でも、一般化されてないルールを「マナーだろ!」って言われたら「は?」ってなります、誰でも。

とか言ってるホステスもいますが、別にネイルやカラコンしてなくても、誰も不快でも迷惑でもないです。
自分ひとりがそうしてればいいことを、さも女性全体のルールみたいに言われると「えっ?」ってなりますね。
マナーとエチケットの違い
では、エチケットとマナーは何が違うのか、というと。超~~~簡単に書くと、こうなります。
- マナー・・・大多数が不快な思いをしないため
- エチケット・・・特定の人が不快な思いをしないため
たとえば「大声で話す」「店内で喧嘩をする」などは、不特定多数の人に迷惑がかかりますよね。なので、これはマナー。
一方のエチケットは「これから会う人のために身だしなみを整える」とか「失礼のないように言葉遣いに気をつける」など、対象となる誰かが存在します。
単純に、この違いです。
ホステスが守るべきビジネスマナーとは
では、ホステスは、何を重視すればいいのか。個人客が多いか、企業客(接待)が多いかによっても変わるのですが。
一番気をつけないといけないのはやはり、接待客ですよね。というわけで、クラブホステスを前提に「ビジネスマナー」として考えてみましょう。
ビジネスマナー=相手の手間を省くこと
ビジネスマナーもいろいろあるし、マナー講師によって言うことが違うので、迷いますよね。でも、正誤の判断は簡単です。
ひとつは、その行為によって相手の手間を省けるか。相手の手間が増えるのであれば、それはエチケット違反、またはマナー違反です。
ビジネスマナーは『効率よく&失礼のないように』が大前提。
お互いのビジネスが発展するためのマナーなので、丁寧さが返ってマナー違反になることもあります。
根拠を考えて理に適ったマナーを重視する
もうひとつの判断基準は、理に適っているかどうか。
たとえば「ハンカチは別れを意味するので贈物にはNG」と言われます。が、その根拠は山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』という映画が発端。
あまりにも一般化されたので「一応」とつけた上で「マナー違反」という話はしますが、ぶっちゃけ、何の失礼にもなりません。
でも、『お手紙で「拝啓」の後を改行してはいけない』というマナーは、改ざん防止のため。
『後から文章を付け足したりされては困る』という理由なので、これは理に適っていますよね。
ネットで簡単に出てくる「マナー」を鵜呑みにしない
ネット検索すると、たくさんの記事が出てきますよね。
でも、間違った情報もかなり多いです。
「ネットで調べたらそう書いてあったから」と鵜呑みにするのは危険です。
自分で正しいかどうかを判断しなきゃいけないし、判断できるように調べたりもしないといけない。
少なくとも「なぜなら」と根拠を示していないページの情報は、根拠が分かるまで調べましょう。
調べても分からない場合は、シンプルセッションまたは継続セッションにてご相談くださいませー。

ホステスの心得