過去の失敗やトラウマを引きずるのはなぜ?

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
過去の失敗や怒られた経験を引きずってしまう。くよくよと悩んでしまう性格を何とかしたい。
ホステス業は人間関係そのものが仕事なので、そうしたメンタルの不安定さが売上に大きく響きます。
そこで今日は、コンサルでも多く挙がる「過去を引きずる」というテーマについて。
この記事の目次
どうして過去を引きずってしまうのか
過去を引きずってしまう人って、マイノリティなんでしょうか。その傾向は、ずっと未来永劫変わらないんでしょうか。
「昔は小さなことで落ち込んで引きずってたけど、今は吹っ切れるようになった」という人もいますよね。
その違いって、何なんでしょう。
ここでは、調査結果・心理学・経験談と3つの視点から取り上げてみました。自分自身はもちろん、お客様を思い浮かべながら考えてみるのもいいですね。
会話ネタのひとつとして覚えておいても使えると思います♪
【調査結果】そもそも女性は過去を引きずりやすい
しらべぇが実施した「記憶の調査(全国20~60代の男女1,477人)」では、
- 半数以上の人が何かしらの過去に囚われながら生きている
- 性別では女性のほうが過去を引きずりやすい(もっとも多いのは30代)
- 男性は年齢とともに若干引きずる人が増える
という結果になったそう。落ち込みやすい人は、
「自分以外の人はそんなことないのに」
と考えがちですが、この調査結果を見る限り、口に出さないだけで多くの人が何かしらを引きずっているようですね。
ということは、くよくよ悩んだり、過去の失敗を引きずりやすいのは『性格』とは言えないのでは?
もし性格だったら、日本人の半数以上が似たような性格ってことになっちゃいますもんね。
【体験談】私自身も過去に囚われていたひとり
私自身、過去を引きずって、囚われていた人間です。私の場合は自分の失敗や性格が原因だったわけではなく、虐待のトラウマですね。
なぜ母は私を殺そうと必死だったのか、なぜ私はそういう家庭に生まれたのか、なぜ私は愛されなかったのか・・・。
などなど、ずっと過去のことばかり考えていました。
カウンセリング的に言えば「心の中にある答えが見つかれば癒される」ってことなんでしょうけど、私は未だに『なぜ』の答えは見つけられないでいます。
でももう考えることはないし、日常生活の中で思い出すこともありません。「終わったことに興味がない」という気質を持っていたおかげでもありますが、
- 今現在の現実に目を向けた(正確には突きつけられた笑)
- 過去のことを考える余裕がないくらい物理的に忙しくなった
これが一番の変わるきっかけだったと思います。
【心理学】自己肯定感の低い人は過去を引きずりやすい
過去を引きずってしまう人は、自己肯定感が低い傾向にあります。ちょっとおかしな言い方ですが、
- 自己肯定感を低く保つためには、自分の価値を高めてはならない
- 『その程度の能力しかない』と自分の価値を落とすことで失敗に納得する
という心理が働き、ストレスから逃れようとするわけです。なぜそんなややこしいことをするのか?というと、ラクだから。
努力して経験値として成長の肥しにするより、自分の価値を切り売りしてストレス回避するほうが動かなくてすむし、身を守れ、保護してもらえるからです。
ときにはそれが悩んでいるようにも見える、努力しているようにも見える。でも、実際は何もしてない。
その繰り返しで一層自己肯定感が失われ、無気力・無関心・無感動になり、さらに自分の価値を貶めていきます。
まとめ
ちょっと中途半端ですが、ものすんごく長文大作になりかけたので(笑)、一旦ここまででまとめ。
- 女性は引きずりやすい
- 自己肯定感が低いと引きずりやすい
- 現実に目を向けて忙しくしてるといいかも
ホステスは自分自身が商品なので、自分で自分の価値を貶めていては、売れません。
言い換えれば、あなたは高額商品を「セール品としてしか売れない!」という状態にしようと必死に粗末に扱っている・・・みたいなもの。
本当にそういう自分を変えたいと思うなら、まずは『私だけじゃなかった』と自分を安心させたり、自分を肯定してあげられないでいることを素直に受け入れることから始めてもいいですね。
トラウマに心当たりがある場合は、『売れないホステスに多いAC(アダルトチルドレン)について』も合わせて読んでみてください。

ホステスの心得