売れっ子ホステスのリアルなお財布事情

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
この業界にいる人なら誰でも実感していると思いますが、水商売って、思ったほど稼げる世界ではないですよね。
出費も太いし、お店以外でも時間を取られるし、ストレスも大きい。受け取る対価と見合わない!と感じている人がほとんどだと思います。
でも、業界を知っているあなたの目にも、売れっ子ホステスは稼いでるように見えるはずです。
報酬が太ければ経費だって尋常ではないし、プライベートな時間はほとんどないし、売れないホステス以上のストレスがありますが、そんなところには目も向けていないはず。
報酬額だけ見て「すごい」「私もそれだけ稼ぎたい」って思ってるはず。
「そんなに稼いでどうするの?」って聞く人も同じですよ。
現実を知らず、報酬額だけで見てるから言えることで、現実を知ってる人たちは「そんなに稼げる仕事じゃないよね」って分かってるから聞かないのです。
売れっ子ホステスのリアルなお財布事情-エグい経費
どれくらい経費がかかるか?は、稼いでる金額による。・・・というよりは、働いているお店や本人の営業方針、顧客数によって変わります。
それでも、売れっ子ホステスの経費はハッキリ言って、エグいです(笑)
たとえば、私の現役時代を今に置き換えて考えると、年賀状を買うだけでも40万円くらいかかります。
年間の贈物経費を最低限でざっくり見積もると、お歳暮お中元で約400万、バレンタインに100万、お誕生日に500万、計1,000万は軽く出ていきますね。
そこに年賀状・暑中見舞、衣装にヘアセット、移動費や交際費など、細かい出費が諸々加算されて大体2,000~2,500万くらいが年単位の最低経費でしょうか。
それでも年間3,500~4,000万円は自由に使える状態なので、利益率70~80%、超優良運営です。
贈物ばらまき系の営業をする人たちや、入ってきたら入ってきただけ使う人などは利益率が30%以下になっている上に、利益=生活費になってしまっているので、稼いでも手元にお金が残ってないですね。
まとめ
- 個人事業主の年収は額面では分からない(経費込みだから)
- 稼いでいるように見えても実は火の車!というホステスも多い
ホステスっていろんなものを経費として税務申告できますよね。下手すると税務申告してない人も多い業界ですよね(笑)
たとえば、10万円の靴を買っても、それが仕事用かプライベート用か?っていう線引きも難しいじゃないですか。経費といえば経費だし、っていう。
そうやって物が増えていったり、豪華な見た目になったりするので、一見「稼いでる風味」なんですよね。
だから、実際に稼げているかどうか?は、お金の動きを聞かない限りは本当に分からないんですよ。
あなたも「稼ぎたい!」と思うなら、入ってくるお金に着目する以上に、出て行くお金をチェックすることです。
利益率が悪いなら、それは稼げてないってことなので!
ホステスの心得