【猛毒注意報】お給料が安い！手元に残らない！という不満

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら＾＾

以前、求人サイト経由で銀座のお店を数店舗入店希望で面接に伺いましたが、全て不採用でした。後に全てが有名店だと聞き、玲那さんの記事で、

「未経験で容姿も自信がないなら、いきなり高級店には行かず、まずはワンランク落とす」

というようなアドバイスも拝見し、最近新たにお店を探しているところです。

「未経験だと日給2万円程で 、帰りのタクシー代や衣装セット代を含めると、残らない」

と、面接してくださった黒服さんに言われました。私は専業でやっていきたいと思っているのですが、はじめはそれでも耐えるべきなのでしょうか？

水商売されているほとんどの方はお金を求めて始めると思うので、正直働いていて手元にお金が残らないのはどうなのかなと感じてしまいました。

玲那さんからアドバイスいただきたいです。

ご質問ありがとうございます。簡潔に回答するなら「我慢しましょう」。コンサル生さんにも、あなたより低い保障給でがんばってる子たちがたくさんいます。

現実として受け止めて、『いかに早期にステップアップするか』に意識を向けましょう。

『ホステス業＝稼げる』という先入観は、捨てたほうがいいでしょうね。保障給が高いお店は経費も太いです。

未経験で給料が安いのはあたりまえ

質問者様のおっしゃる通り、この業界に足を踏み入れる人の多くは、お金ほしさでしょう。

そして、「さぞかし稼げるものだろう」と、期待に胸ふくらませてやってくるのでしょう。

でも、申し訳ないですが、この時点で考えが甘すぎて稼げないので、専業でホステスになることはあきらめたほうがいいくらいです。

厳しく聞こえるかもしれないけれど「専業でやりたい」とのことなので、あえて本音で書きます。

質問者様には、現実が見えてません。少なくともこの質問をくださった段階では、稼げる可能性は低いです。

高いお給料をもらえるほど何ができるの？

厳しいようですが･･･

 

 

未経験で、座っているだけで人目を引く外見でもない、という状態であれば、あなたは入店後、何をしてお店に利益を与えるつもりでいるのでしょうか。

お客様の話し相手レベルなら、あなたでなくてもかまわない。

あなたでなければならない理由がまだない状態で、お店に高額報酬を求めるのは、どういった根拠に基づいて算出される金額なのでしょう。

「色恋でも枕でも、フルボトル空けでもアフター三昧でも、なんでもドンと来い！」って感じなんですかね？

ホステスという実力社会で、しかも専業でやっていこうと考えている割には、考えが甘いかなと思います。

現在の自分が提供できる商品価値に対して、見積もりが高すぎるのではないでしょうか。

初心者が高いお給料をもらえるには理由がある

仮に、あなたが目の覚めるような美人であれば、未経験の素人でも、高級クラブまたは高額な日当保障を得られるかもしれません。

でも、ここも、安易に考えすぎです。

高級店であれば、相応の出費がかかります。意識の高い人やプロが集まっている場所なので、さまざまな点で高いクオリティが求められます。

高級店ではない場所で、何の経験も実績も外見もコネも持たない子が高いお給料をもらえるとしたら、

です。これらに当てはまらないのに高額なら、そのお店はよほどブラックで常に人手不足。

目先のお金に囚われて、身の丈以上を求めると、ろくな目に遭いません。

高額のお給料がほしかったら自分で稼ぎなさい

ホステスは、個人事業主です。個人事業主とは、雇用契約の仕事を捨てて、起業したということです。

通常は、利益が出るまで、お給料はゼロです。つまり、自分で稼げるようにならない限り、高い報酬も高いお給料も手にできない立場です。

事実、現在の私も個人事業主ですが、私自身が稼ぎ続けない限り、誰も私にお給料はくれないし、誰もお客様を連れてきてはくれませんよ？

でも、ホステスは『雇用される感覚』で起業できて、お客様を用意してもらえて、利益が出なくても『事業維持＋生活』ができる金額をもらえますよね。

何にもできない小娘が、日当を保障してもらえる形で起業できるのが、ホステスです。

それが不満なら、ホステスの道を捨てて、自分1人で起業して、自力で日当2万円以上稼げばいい。

「何もできないけど、高給もらえないのは不満」なんて通りません。

そのお金を稼いでるのはだれ？

質問者様、気を害したことと思います。

でも、元No.1ホステスだった者として、またオーナーママだった者として、現役の売れっ子やママが絶対に言えない（言わない）本音を書くと。

 

 

の一言に尽きます。あなたが、

「手元にお金が残らないなんてどうなの？」

と不満げにいう日当の金額を、だれが、どれだけ苦労して築いているか、どんな思いで稼いでいるか、分かりますか？

新人のあなたがミスをしてお客様を怒らせても、いいお姉さんなら「気にしないで」と言ってくださるでしょう。

その裏でどれだけお叱りを受け、どれだけ頭を下げ、どれだけ奔走するか、想像できますか？

もちろん、あなたも出勤して仕事をするのだから、堂々とお給料は受け取ってください。

でも、そのお給料を稼ぎ出しているのは、あなたではありません。

まとめ

現時点で、2万円クラスのお店しか面接に受からないのであれば、それがホステスとしてのあなたの商品価値。

気持ちは重々分かりますが、泣いても怒っても、これが現実です。

あなたに何かあってもだれも守ってくれない世界なので、目先のお金に囚われないよう現実を受け入れて、地道に取り組んで、いいホステスになってください。

 

ホステスの心得