人の嫌なところばかりが目につく心理

人の嫌なところばかりが目につく心理
ホステスの心理学

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

  • 人の嫌なところばかりが目につく
  • 何だか最近思うようにうまくいかない
  • お客様も何だかワガママばかりで私を困らせる
  • スタッフも文句ばかりで全然分かってない
  • 同僚ホステスを見てるとイライラする

などなど、直接相手を責めるまではいかなくても、こんな感情になることはありますよね。

立場上、相手の嫌な面を自ら見て、指摘しなければならない・・・というわけでもないのであれば、できるだけ気にせず心穏やかにいたいものです。

ところが、日常や業務に支障をきたすほど、周囲が気になってしょうがないホステスさんがいるようです。

コンサルでも多く見てきたので、掘り下げてみたいと思います。

「人の嫌な面を見る」と決めているのはあなた自身

なぜ、人は相手の嫌なところばかり見てしまうのでしょうか。試しに、3人のお客様の特徴を見てみましょう。

  • A様はかなり仕事ができる
  • A様は自分にも他人にも厳しい
  • A様は頼りがいがある
  • A様は結果主義だ
  • B様はノリが良く明るい
  • B様はデリカシーに欠けるところがある
  • B様は仲間や部下をとても大切にする
  • B様は自分の意見を押し付けることがある
  • C様は天然で愛嬌がある
  • C様は約束を守らない
  • C様は人の失敗に大らかだ
  • C様は大雑把でだらしないところがある

上記は、それぞれのポジティブな情報と、ネガティブな情報が入っています。いわゆる『長所と短所』です。

どちらに注視するか、その情報を基に人となりを判断するのは、相手ではなくあなた自身です。

ネガティブな情報に注視しがちな人は、人の嫌なところばかりが目につくということですね。

人の嫌なところばかりが目につく人の心理

『人の嫌なところばかりが目につく心理』とは、言い換えれば、

 

この人の嫌なところばかり見るぞ!

 

と、自分で決めている状態です。厄介ですね。でも、自分で決めていることなら、自分で変えることができるということ。

そこで、あなたの心にもあるかもしれない『人の嫌なところばかりが目につく心理』をざっくり見てみましょう。

他人を変えるより、自分が変わるほうが早い。何より、あなた自身のストレスが激減して、生きやすくなりますよ。

【心理その1】人の嫌なところ=自分の嫌なところ

もっとも多いケースとしては、自分の嫌なところを投影してイライラする心理。

たとえば、あなたが「仕事ができない」というコンプレックスを抱えているとします。

それを隠すために必死にがんばって、バレないように一生懸命メッキで覆って、なるべく『仕事ができない人だ!』と気付かれないように振る舞っているとします。

でも、実は枕行為で売上を作っていて、しかも大してお金を持ってない、または使ってくれない人だったりもして、その度に『自分には価値がない』と思っているとしましょう。

そんなあなたの目の前に、色で売上を持っている売れっ子ちゃんがやってきました。

お店では『色なんか売りません』って澄ましてるあなたは、露骨に色を売る売れっ子ちゃんにイライラします。

なぜなら、自分が見たくないもの、隠しているものを見せられるからです。これが『投影』の心理ですね。

投影すると相手の一挙手一投足が気になり、相手を変えようと躍起になります。

【心理その2】相手に対する期待値が高い

人に対する期待値が高いと、思い通りにならないことにストレスを感じ、目につくようになります。あなたがこの状態だと、悩みの種は大体決まってきます。

  • 来店しない人をどうしたら来店させられるか
  • どうしたら口説きをやめさせられるか
  • 連絡しても返事がない人にどうやって返事をさせるか
  • お店の○○が気に入らない
  • ○○ちゃんが私のことを嫌っている

など、一言でいえば「自分の思い通りにならない人たちを、どうしたら思い通りに動かせるか」ってことに悩んでます。

なぜなら、自分は保護されるべき存在で、努力義務は常に相手にあり、何もせずとも利益を得られる状況でなければならないからです。

これが『依存』の心理です。依存すると、相手が思い通りになるまで鬱々としたり、本当に病気になる人もいます。

【心理その3】無能さを隠したい

無能と言い切ると語弊があるので、噛み砕くと『無能だと思い込んでいる』ですね。

『自分には価値がない、何もできない』と思い込んでいて、でもそれを何かしらで隠そうと必死になっているのです。

この状態に陥っている人は、自分が常に人の顔色を伺っており、他人のものさしで正誤をはかって、答えを出そうとします。

自分の中に判断材料がないので、経験のない価値観に出会うと何が正解か分からなくなり、相手が間違っていると決め付けることでポジショニングを取ろうとするので、粗探しが上手です。

また、無能さを隠すことが何よりも優先するため、トレーニングや自己開示が必要な場面を極端に避けます。

なぜなら、自分は常に間違っている、自分の考えを言うことは意味がない、相手にとっての正解を出さなければならないという心理が働くからです。

これが『完璧主義』の心理です。完璧主義は、自分より弱い相手には敵意を向け、自分より強い相手には思考停止します。

まとめ

  • 投影、依存、完璧主義などの心理から人の嫌なところばかりが気になる
  • 「人をどう見るか」を決めているのは自分

一言でいえば、自己肯定感が低い結果です。自己肯定感が低いと、自分の欠点やできないところが許容できないので、こうした心理を生み出します。

お客様でも人の悪口ばかり言ってるとか、不平不満垂れ流しの方がいますよね。そういう人は、性格が悪いのではなく、自己肯定感が低いのです。

『器が小さいよね』とよく言いますが、器とは自己肯定感のこと。器の大きな人間になりたかったら、自己肯定感を上げることが重要なのです。

「人のことが気になってしょうがない!」というときは、相手が悪いのではなく、自分の自己肯定感の低さが原因だと受け入れましょう。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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