『かしこ』の意味とホステスが知っておいたほうが良いポイント

こんにちは。ホステス専門アドバイザー
秋好玲那です。→目次はこちら^^
お手紙の結語に使われる「かしこ」に関する質問回答まとめです。
お手紙営業をしているホステスさんはもちろんのこと、お手紙営業をしていないホステスさんも、会話ネタや教養として覚えておくと良いですね。
随時更新してまいります♪
「かしこ」の意味
- 形容詞「かしこし」の語幹
- 〔おそれ慎む意〕女性が手紙の末尾に書いて敬意を表す語。あらかしこ。あらあらかしこ。かしく。〔中古には仮名文の消息で男女共に用いた。近世頃から女性のみが用いる〕
- おそれ多いこと。はばかられること。→あなかしこ
- 頭がよく知能がすぐれていること。「われ-に思ひたる人/紫式部日記」
- 技能がすぐれていること。「-の御手やと空を仰ぎてながめ給ふ/源氏葵」
- 手紙の文章の終わりに締めとして書く言葉の一つ。主に女性が用いることが多い。「かしく」ともいう。
- 日本の古文において、恐れ多いことを表す言葉。「あなかしこ」など。
手紙で利用する際では「これにて失礼致します」、本来の言葉の意味では「恐れ多い」「かしこまり申し上げます」という意味です。 #peing #質問箱 https://t.co/TpNn2VNqmV
— 秋好玲那|ホステスの心得管理人 (@reina_kokoroe) December 17, 2018
結語として使用する際の意味としては、お手紙を受け取る相手に敬意を表し、「これにて失礼致します」というご挨拶になります。
ホステスが「かしこ」を使わないほうがいい理由
ホステスは「かしこ」を使ってはいけないのか?と問われれば、回答は「マナー上は差し支えない」となります。
ではなぜマナー上問題ない言葉を使わないほうが良いのかというと、先述したように、
女性が手紙の末尾に書いて敬意を表す語
だからです。
女性が書いているのだからいいじゃないかとなりがちですが、
- 近年、ビジネスの場では性差をなくすよう配慮が求められていること
- 職業上、女性性をアピールすることがお客様の不利益につながりかねないこと
上記2点の視点から、他にいくらでも結語がある中でわざわざ「かしこ」を選ぶメリットがないのですよね。
もちろんまったくNG!というわけではなく、お客様との関係性やお手紙の内容、送付先の状況によって使うこともあります。
判断がつかないうちは、避けたほうが無難ですね。
男性は「かしこ」を使ってはいけない?
男性は「かしこ」を使ってはいけない!と書いてあるサイトもあるようですが、厳密には使って構いません。
使ってはいけないとされているのは、
- ひらがな→柔らかな女性らしさ
- 漢字→カッチリとした男性らしさ
というイメージからきている説がもっとも有効かと。
事実「かしこ」の由来も、本来「畏」だったものを平安時代に女性たちがひらがな表記したことが始まりと言われているので、女性のイメージが定着したのでしょう。
ただ『女性が使うもの』という認識が強いので、受け取る側に違和感が生じるかもしれませんね(笑)
男性の場合は「恐惶謹言」「謹厳言上」が同じ意味を持つ結語になりますので、こちらを使うほうがオススメです。
ホステスの心得
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