この子は売れる!9歳の子に見る「売れるホステス」の要素

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「この子は売れる!!」
ファーストコンタクトでそう確信を持ったのは、たったの1人です。もちろん、話していくうちに、



と感じることはいくらでもあるのですが、直感的に「おおお!この子は跳ねるぞ!」と興奮するほどの逸材は、なかなかいないものです。
ところが、今回、ひょんなことから「おおお!」第二弾がきました。しかも、一度も会ったことないどころか、話したことすらない。
でも、「この子は売れる!!」と思った逸材。
売れるってこういうことよ!ビジネスの根底はここじゃないと絶対にダメなのよ!!
と、鼻息荒く叫びました。「ぜひホステスへ!!」と。残念ながら、まだ子どもなんですけど(笑)
いつも仲良くしていただいているおともだち、田中みおさんの娘ちゃんが9歳だったころのエピソードを、元No.1ホステス目線からほじくり返します。
以下、「娘ちゃん」と呼びます。
この記事の目次
9歳児に見る「売れるホステスの要素」とは
娘ちゃんは、担任の先生が大好きでした。学年替わりのとき、「担任が変わるかも」と聞いて、娘ちゃんはある行動に出ます。その出来事を箇条書きすると、
- 大好きな先生から「やってもやらなくてもいいよ」という形で宿題が出た
- 大半の子がやらなかった中、娘ちゃんは「チャンスだ」と思った
- 先生が三重県の出身と聞いていたので、必死に三重県のことを調べて
- いろんな情報を書いて、三重県の地図まで書いて「先生のおうちはどこですか?」と添えた
- 絶対に読んでほしかったので、一番最後までそのノートを出さなかった
- その結果、先生から唯一自分だけがたくさんお返事をもらえた
どうですか、これ。売れる要素てんこ盛りですよ、フルコースです。その売れる要素を具体的に書くと、
上記の4つです。9歳にしてこの思考力と行動力、すばらしいとしか言いようがありません。ここにスキルとノウハウが培われれば、確実に売れます。
売れないホステスと9歳児の致命的な違い
今回の娘ちゃんが取った行動の根底は、
「とにかく先生が大好きで、とにかく大好きな先生に喜んでほしかった」
この一心なんですよね。大好きな先生のために一生懸命調べて、一生懸命書いた、それだけなんです。
そこに「気に入ってもらうためには」とか「変な目で見られないかな」などの邪心はない。
でも、『豆腐メンタルのホステスさんに捧げる『昔の私』からの忠告』にも書いたように、売れないホステスって、
『目の前の人より、自分のことが優先』
ですよね。目の前の人がどんなことを喜ぶかより、自分がどう見られるかが先。
目の前の人に対して『自分が何ができるか』より『目の前の人が自分に優しくしてくれるか』が、気になる。
そういう状態だから、この記事にも書いたように、努力が空回りするのですよね。本当にもったいないな、と思います。


先生の気持ち=お客様の気持ち
娘ちゃんからノートを受け取った先生は、
- 自分の出身地を覚えてくれていた
- 興味を持ってくれた
- たくさん調べてくれた
- 調べたことを一生懸命書いてきてくれた
と、さぞ嬉しかったと思います。
先生に読んでほしい一心で書いた娘ちゃんは、きっと夜遅くまでがんばったでしょう。
その思いとがんばりを実感できるノートを見て、心動かされたはずです。だからこそ、先生は娘ちゃんだけに返事を書いたんですよね。
このように、行動の根底にある『気持ち』は、相手を動かす上でとても重要なのです。お客様も同様。
相手が人である以上、気持ちのないことをスキルやノウハウでどうにかしようなんて、本末転倒だと思いませんか?
売れるホステスとは
売れないホステスの大半は、


と、放置するはずです。この受身の姿勢では、どんなにがんばっても売れません。
どうしたら、得たい結果を得られるか。
これを徹底的に考えられるホステスが、売れていくのです。
もちろん、その答えがわからないこともたくさんあります。正解が見えないことも、数えきれないほどあります。
でも「わからない」のまま、そこで立ち止まらない。
試行錯誤し、わからないことは人に尋ねてでも、前に進もうとするホステスだけが『がんばれば売れる』のです。
色恋せずに「売れるホステス」になるための必須要素
色恋せずに、人としてお客様と付き合える「売れっ子ホステス」になる。その要素を娘ちゃんの行動から抜粋すると、
- 純粋に誰かを思って行動できる
- そのために努力を惜しまない
- 努力を効果的&的確に伝えられるよう頭を使える
- いい意味で計算できる策士要素がある
- 土壇場での客観性と冷静さと判断力
- 最後までやり遂げるメンタリティ
- ムダのない行動
- 降ってきたチャンスを掴める高いアンテナ
ということになります。もう、何も言うことないです。『タイプ別の簡易ブランディング法』でご紹介した『参謀タイプのホステス』になれます。

これに、
- マナー
- 教養
- 自己プロデュース力(外見含む)
- トーク力
- サポート力
が培われたら、確実に売れっ子になれますね。
ホステスが売れない原因の99%は自分自身
大半のホステスって、単に数字ほしいだけで、本気で楽しんでほしいなんて微塵も思ってないか、日常に振り回されてすっかり忘れ去ってますよね。
本気で思っていたら、

なんて、平然と言わないし、そんなことしません。本気で思ってたら、

と思いますよ。少なくとも「次に出会うお客様にはもっとこうしよう」って具体的に考えて実践します。そんなこともせず、




とグズグズ言いながら、何も言わないお客様の優しさにあぐらをかいて、何年も高額を受け取っている。
9歳児が無償でできることを、大のオトナで、まかりなりにもプロとしてお金を取ってる人間が、言い訳ばかりで努力しない。
それが、過去の私を含めた『売れないホステス』の実態です。売れないのは、自分のせいです。
ホステスとして結果を出すには、思考力と行動力が重要です。そして、思考力と行動力は、いつからでも身につけられます。
あなたがもしも思考停止している受身族なら、今回ご紹介した9歳の娘ちゃんから、何かひとつでも学びえてください。
もしわずかでも感じるものがあったなら、『私がホステスとして売れた4つの理由』も合わせて読んでみてくださいね。
