「どうしたら稼げますか?」というあなたへ
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「どうしたら稼げますか?」というご質問を多くの方からいただきます。そこで今日は、売上折半/目標月収500万円という月収を元に考えてみましょう。
たとえば、あなたのお店で、1人当たりの単価が¥10,000としますね。そうすると、折半なのであなたの手取りは、¥5,000になります。
平均して、1日5人呼べたとしますね。
¥5,000×5=¥25,000、これが日当。¥25,000×25日=¥625,000、これが月給。これでも、そこそこイイですね。
ということは、500万円を稼ごうと思ったら・・・¥5,000,000÷¥5,000=1,000人、これがひと月の最低集客。1,000人÷25日=40人、これが1日の最低集客。
もちろん、1人当たりの単価が高ければ、もっと楽になりますね。
これを「ハードだな~!」とか「無理じゃん!」と思う人は、すでに視点が違います。
毎月回転してくれる【40人≒1,000人の顧客】をあなたが持とうとするから、ハードで無理なんですね。
40人を連れて来てくれるお客様を、1人掴めばよろしい。それが無理なら、5人連れて来てくれるお客様を、8人つかめばよろしい。それならできるはずです。
また「店のキャパの問題で無理~」と思うかもしれませんね。でも、10席しかないスナックでも、4回転してくれればいいワケですね。
5人を連れて来てくれて、しかも空気を読んで次の人に席を空けてくれるお客様を掴めばいいワケです。
そうすると、営業時間が4時間としたら、1組当たりの滞在時間は、1時間。
ちょーーどイイですね、短すぎず長すぎず、かつ名残惜しさも残って、リピート率も上がる。
「こんな都合の良いお客様なんて、いるの!?」という話になりますが、結論から言えば、います。というか、そうでなければ、そう『しつける』のです。
水商売に限らず、接客業は3つの時期があります。
- お客様に育てて頂く期間
- それを土台に成長する期間
- そして今度はお客様を育てる期間
逆を言えば、この3つを正しく過ごしてこなかった人は、独立しても失敗します。
お客様には振り回されるわ、雇った女の子には振り回されるわ、お客様は好き放題して女の子を育ててくれないわ、もうてんやわんやになります。
しつけると言っても、ダメ出しをするワケではありません。お互いのお付き合いの中で、暗黙のルールを作っていくという意味。
これについては、また別途お話するとして・・・
では、どうやってこんなお客様を掴むかというと、人望のある人を見抜けなくてはいけません。
社会的地位や役職で判断してはダメです。社長だからといって、人望があるとは限らない。真のリーダーを見抜かなくてはいけない。
そしてその人に気に入っていただくには、色気を売りにしてはいけません。一目置かれるくらいの信頼と人間的魅力。
外側ばかり磨いても、それはしょせんメッキなのです。
ホステスの心得