Q.どうしたら売れますか?

Q.どうしたら売れますか?
ホステスの心得

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

あなたの心が血だらけになる日です。

・・・ウソです、そこまでのことは書いてない(つもり)です。でも、ちょっとだけ心に刺さるかもしれません。

多くのホステスさんから、

どうしたら売れますか?

 

という質問をいただきます。あなたもそう思っているなら、これから私がお話しすることは「グサッ」とくるかもしれません。いや・・・

 

グサッときてほしい!!

 

という切なる願いを込めて、はじまりはじまり~。

会話が楽しければ売れる?

ホステス業はビジネスなので、『会話が楽しい』だけでは成り立たちません。そんなカンタンなことでは、リピーターにはなりません。

リピーターをつくれないと、あなたは売れません。お客様をリピーターにするには、『会話が楽しい』だけでは弱いのです。

ホステスがお客様からいただく金額は「クレイジー」

ホステスは、一般のサービス業に比べて、お客様からクレイジーな金額を取ります。

ボトル1本を取っても、原価の3倍ならいいほう、5倍・10倍もあたりまえ。

ホステス側から見れば『人件費が入ってるんだから当然』かもしれませんが、お客様全員が割り切ってくれるわけではありません。ということは、

 

他のサービスに比べて、それはそれはいいサービスを受けられるはず。

 

・・・なんですが、大半のホステスは『なにを話そうか』とグルグルして空回りをしているか、微笑み地蔵と化しているかのどちらかです。

金額に合ったサービスを提供していない限り、色恋枕でしか売れません。

この子は売れる!9歳の子に見る「売れるホステス」の要素』に書かれてあるように、

  • やらなくていいことをあえてやる
  • チャンスを見逃さない
  • 常に相手軸
  • 目に留まる戦略

など、『会話で楽しませる』以外のことも重要なのです。

お金を払うお客様の心理

人って、『自分を思ってくれる気持ち』に心が動くものじゃないですか。あなたもそうでしょ?たとえば、あなたがお肌のトラブルに悩んでいるとしたら、

  • ただ高いものを売りつける
  • セールストークするだけであなたの話を聴かない
  • 自分が売りたいものを売る

っていうエステティシャンより、

  • 真剣にあなたの悩みを聴いてくれる
  • あなたの肌と本気で向き合ってくれる
  • あなたに必要なものしか売らない

っていうエステティシャンのほうがいいでしょう。結果的に同じものを買うにしても、後者のほうが納得・満足できるはずです。

つまり、その人の仕事に対する姿勢や、お客様と向き合う姿勢で「安い」と思わせることができるということですよね。

ホステスも同じで、仕事やお客様への姿勢が言動に現れるので、ちょっとした端々にプロ意識のなさが垣間見えてしまいます。

売れない子たちって、やっぱり心持ちが悪いんですよ。仕事意識が低いし、自分のことしか考えてないんです。

その状態で『会話で楽しませる方法』とか『会話を弾ませるスキル』とかを探しても、いい結果にはつながりません。

お客様は、『俺に興味を持ってくれるホステス』や『俺をわかってくれるホステス』にお金を払いたいのです。

売れないホステスは自分優勢

でも、多くのホステスさんは、お客様を理解する以前に、「私が何をしたらいいか」「どうしたら私が好かれるか」などにご執心です。

そりゃあ、売れません。

人間関係そのものが商品の業界において『相手に対して気持ちがないホステス』にわざわざお金払って付き合いたいとは思わないでしょう。

  • 性別で左右されない『人』としての人間関係(友達、家族のような関係性やビジネスパートナー的関係も含む)が築けて
  • それがそのお客様にとっての非日常的なもので
  • その関係のおかげで何かしらのプラスが得られる

といった関係性を築けない限り、あとは男女としての人間関係(疑似恋愛・色恋・枕)しかない、と思いませんか?

人の気持ちがわからない

気持ちがないホステスは、お客様のことがわからないので、テクニックやノウハウを教えても、どのタイミングで使えばいいかすら分からないんですよね。

そうして必死に悩んで、選びに選び抜いた言葉や対応であっても、お客様の意に反することもあります。

その結果、思い通りにならないことが多いのですが、売れないホステスほど『お客様が〇〇してくれない』と傷ついて病んでしまいます。

でも、考えてみてください。

たとえば、『女性を楽しませる会話法』みたいなマニュアルを読んだ男性が、テクニックやノウハウだけであなたに近づいてきたら、不快じゃないですか?

そのあなたに対して『あなたが〇〇してくれない』と傷ついて落ち込んでしまうような男性、しんどくないですか?

そこに、お金が発生していたら、なおさらウザいと思いません?

それよりも、あなたのことが大好きで、あなたを理解しようと一生懸命で、あなたのことを心から思ってくれる人のほうが、何倍も嬉しいじゃないですか。

たとえ、スキルが未熟でも、ノウハウを知らなくても、一生懸命な気持ちって伝わってくると思うんです。

売れないホステスは、この『相手を思う気持ち』がとても弱く、それをスキルやノウハウで埋めようとする傾向にあります。

どの商売でも、お客様を理解する気持ち、お客様を思う気持ちが弱ければ、必ず営業で行き詰まるのです。

『売れないホステス』を脱却する第一歩

確かに、そういう気持ちは弱かったな
自分のことばかりで、お客様のことが見えてなかったな

 

と思えるなら、一旦ホステスという立場を置いて、『人として』お客様のことを考えてみてください。

自分の言動をチェック

あなたが今日、誰かに言ったこと、誰かにしたこと、誰かに抱いた感情を、以下のチェック項目で振り返ってみましょう。

  • 「大切な親友」でも、同じように接しますか?
  • 「この人以上に大切に思った人はいない」という存在の人でも、同じことをしますか?
  • 「今日のあなたと同じこと」をだれかからされたら、あなたはどう思いますか?
  • 他のホステスがあなたの「もっとも大切な人」に「今日のあなたと同じこと」をしたら、どう思いますか?
  • 「今日のあなたと同じこと」をしている人があなたの恋人だったら、誇らしいと感じますか?
  • 「今日のあなたと同じこと」を後輩や部下がやっていたら、褒めたくなりますか?
  • 「今日のあなたと同じこと」を上司や先輩がやっていたら、尊敬できますか?

判断に困ったら、まずは『人としてどうなのか』を常に自分に問いかけて、どんどん改善してください。

ホステスは『感情労働』

ホステスという仕事は、感情労働です。感情労働とは、自分の感情を抑圧し、顧客満足に尽くす労働を言います。

その『顧客満足』は、会話さえ楽しければ満たされるというものではありません。

ホステスには、多種多様のお客様が快適にサービスを利用できるよう努めることが求められます。

会話以外にも、お客様に対するちょっとした心配り、手間をかけさせない配慮、恥をかかせない立ち振る舞いなど、さまざまな要素が必要です。

これらは、たしかにスキルで得られるものではありますが、その前に『お客様に対する思い』がないと、自分の感情を制することすらむずかしくなります。

だからこそ、売れたければ、会話以外のことにも真摯に目を向けてください。特に、自分の仕事に対する心持ちは、常にチェックしていきましょう。

あなたが思っている以上に、お客様は会話の内容よりも『あなた自身の人間性』を見ています。

まずは、あたりまえのことをあたりまえにできるようになってくださいね。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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