過度の一般化(レッテル貼り)
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
私はいつもママを怒らせる
みんな色恋目当てで
飲みに来てるんだ
絶対無理だ
そんなふうに考えたことがあるなら、
ぜひこの記事を最後まで読んでください。
嫌なことというのは目立ちますよね。
いいことはすぐに忘れるけど
ストレスを感じた出来事は
なかなか忘れられないものです。
それは人間に備えられた防衛本能で
自分を守るために『嫌なこと』を
強く認識する機能が働くからです。
たとえばお風呂場で転んだら
『滑りやすいから一歩一歩気を付けよう』
『浴槽から出るときは壁に手をつこう』
などを無意識に学んでいきます。
でももしこれが
『お風呂に入ると絶対に転ぶ』
『浴槽はすべて危険だ』
という認識になるとおかしいですよね。
こんな思考になると
お風呂に入れなくなってしまいます。
こういう思考を『過度の一般化』と
呼びます。本記事では、
- 『過度の一般化』について
- 『過度の一般化』のパターン
- 『過度の一般化』思考が与える影響
について解説します。
過度の一般化(レッテル貼り)とは
過度の一般化=レッテル貼り
と言いましたね。
日本はこの風潮が強く、
様々なことが過度に一般化されています。
たとえば「社長=全員お金持ち」。
そんなことないですよね、
実際には火の車状態の社長も大勢います。
「見た目が派手な子は性に開放的」
もそうですね。
清楚に見える人が開放的なこともあるし、
ただ単に好きでその服装をしてる場合が
ほとんどですよね。
要するに
「極端な決め付け(思い込み)」です。
そして、
過度の一般化を自動思考で持っている人は
ほぼ0-100思考も持っています。
過度の一般化(レッテル貼り)のパターン
以下は過度の一般化の
特徴的な思考パターンです。
- この人は前に断られたことがあるから今回も断るに違いない。
- 前の上司に失敗をひどく責められた。今回の上司も失敗したら怒るに違いない。
- あの人は挨拶をしたら無視したことがある。常識がないに違いない。
- どうせやっても無駄だ。今までうまくいった試しがない。
- 以前取り組んだときに失敗をした。今回も失敗するに違いない。
- 彼にデートの誘いを断れた。他に女がいるに違いない。
といったように、
目の前の事実や確率を一切無視して、
以前そうだったから
というだけで
「そうに違いない」「すべてそうだ」
と絶対的に決め付けてしまいます。
過度の一般化(レッテル貼り)はトラブルや孤独を生む
過度の一般化で一番の問題は、
コミュニケーションが取れないことです。
たとえばあなたが何か失敗をして
私に叱られたとします。
あなたに過度の一般化グセがあると、
一度怒られたというだけで次も
「また怒られるに違いない」と考えます。
そしてそれがレッテルとなり、
玲那さんは何を言っても怒る
という人柄に変わります。
さらに進むと、私に似たタイプの人は全員
何を言っても怒る!と考えます。
その結果、
その人のご機嫌をとるようになったり、
その人に「怒ってはいけない」と
分からせようとしたりします。
最終的には
自分のエゴが通らないと分かると
接点を断ちます。
この繰り返しでトラブルも起きるし
いつも孤独感に苛まされます。
まとめ
- 過度の一般化=決め付け、思い込み
- 限定的な経験から全てを決め付ける
- トラブルや孤独感が増す
一般化そのものはとても論理思考ですが、
過度の一般化は感情思考です。
ビジネスで言えば、
過度の一般化思考があると
巨人の肩に乗ることができません。
エゴを貫くことになるので、
我流をやめることができないのですね。
そうした行動の結果、
自分にも極端なレッテルを貼ります。
たった1回のミスで、
私には能力がないと決め付ける。
ほんの少し注意されただけで、
私はダメ人間だと決め付ける。
その繰り返しが
自己肯定感や自己重要感の低さにつながり
自己効力感が下がって
行動できなくなっていきます。
結果、
行動できるのは仕事以外のことだけ。
みたいになるので、ぜひ改善しましょう。
ホステスの心得