初心者脱却!怒られない接客やテーブルマナーとは?【ラウンジ編】
水商売であれば、業種を問わず、接客のプロである必要があります。ラウンジ嬢も例外ではなく、新人かどうかは、お客様からすれば関係ありません。
しかし、初心者のうちは、お客様との会話に精一杯で、細かいルールやマナーにまで気が回らなくなる可能性が大いにあります。
『これだけは知っておきたい!水商売における基本の接客マナー』でも書きましたが、ラウンジはヘルプ業務がメインなのでママに恥をかかせてはいけません。
そこで今回は、ラウンジ初心者に向けて、お客様や先輩キャストに迷惑をかけたり、怒られないための基本の接客ルールやテーブルマナーをご紹介します!
そもそも『ラウンジ』とは?
ラウンジとは、ソファーやボックス席に座って、お客様の隣で接客を行う、接待を伴う飲食店です。
よくキャバクラと混同されますが、ラウンジはより落ち着いた雰囲気で、リーズナブルなお店も多く、年齢層も少し高めである場合が多いです。
また、都内を中心に増えているVIP層をメインターゲットとした『会員制ラウンジ』とは少し違うので、注意しましょう。
ラウンジの5つの接客マナー
基本の仕事内容は、お客様とお酒を飲みながら、楽しく会話することです。しかし、それだけでは、接客のプロとは呼べません。
次に紹介する5つのマナーを守って、初心者ラウンジ嬢から脱却しましょう!
姿勢編
営業時間中は、座っている時も立っている時も、常に背筋を伸ばしましょう。
姿勢が悪いと、だらしなく見えるだけでなく、どうしても素人感が出てしまい、お触りの対象にされてしまう可能性が上がります。
また、接客中のお触りを避けるポイントとしては、座るときにお客様の膝に自分の膝が軽く触れるくらいまで近づけて、お客様に対して斜めに座りましょう。
これにより、身体自体はお客様から離すことができるため、見えないようにお尻を触られたり、肩や腰に腕を回される危険性を事前に回避できます。また、
- 脚を組む
- 肘をつく
- 腕を組む
なども、見栄えが良くないので、意識してやめましょう。
タバコ編
水商売では、お客様がタバコを吸う時には、こちらが火をつけるのがマナーです。
ポイントとしては、お客様に火が飛ばないように、まずは手元で火をつけてから、お客様のタバコの先にライターを近づけましょう。
このとき、空いている手は火を覆うようにして、お客様との間に添えておくのがベストです。
灰皿編
お店のルールにもよりますが、吸い殻が1〜2本たまれば、灰皿を交換しましょう。
このときも、お客様に灰が飛ばないように、新しい灰皿を被せてから、机の端や灰皿の山の下に置いておきましょう。
お酒編
テーブルの上には、
- グラス
- 氷入りのアイスペール
- トング
- マドラー
- ハウスボトル
- 割り物
が、常に用意されています。スタッフかお客様からお酒の注文を受けて、
- トングでグラス一杯に氷を入れる
- 指2本分のお酒を入れる
- 割り物を注ぐ
- グラスに手を添えて、マドラーで混ぜる
を基本に、お酒を作りましょう。
また、混ぜた直後や時間が経ってくると、グラスに水滴がつき始めます。お客様の手や洋服が濡れてはいけないので、こまめにおしぼりで拭き取りましょう。
お店のおしぼりでも良いですが、自分でハンカチを用意しておくと、印象がよくなります。
おしぼり編
多くのラウンジには、
- 温かいおしぼり
- 冷たいおしぼり
- 乾いたおしぼり
の3種類のおしぼりが用意されています。水商売ではこれらを、
- あつしぼ
- つめしぼ
- かわしぼ
と、短縮して呼ぶことがあるので、覚えておきましょう。
基本は「あつしぼ」がメインで使われているため、単に「おしぼり」と言われれば、あつしぼを指すことも覚えておきましょう。お客様が、
- 席についたとき
- お手洗いから出てきたとき
に、丸められたおしぼりを開いて、丁寧に両手で渡しましょう。
使い終わったおしぼりは、そのままにしておくのではなく、畳んで邪魔にならない場所に置いておくことがマナーです。
また、基本は「あつしぼ」がメインで使われているため、単に「おしぼり」と言われれば、あつしぼを指すことも覚えておきましょう。
まとめ
- 背筋は、常に真っ直ぐ
- おしぼりは3種類。三角形にして端に!
- グラスの水滴には要注意
- 火をつけるときは常に細心の注意を!
- 吸い殻は汚いものと認識しておく
いかがでしょうか?
少し多いように感じるかもしれませんが、慣れてくれば、無意識にこなせるようになります!
先輩からのフォローもあるので、最初から全てを完璧にこなす必要はありませんが、頭に入れておいて損はありません!
ホステスの心得