アフターは断ってもいい、でも決めつけは良くない。

アフターは断ってもいい、でも決めつけは良くない。
ホステスの心得

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

「俺これから寝ずに仕事向かう事にした。アフター来てくれるなら指名して店行くわ」

と電話でお客様に言われたので

「それなら無理しないで寝てから仕事行ったほうがいいよ」

と断ってしまいました。これはアフター狙いだと決めつけてよかったのでしょうか?

決め付けるのは、何に対しても良くないですね。あなたも、決め付けられるのは嫌でしょ?

それに、決め付けるとあらゆる可能性を潰すので判断ミスが生じますし、チャンスを逃すことも出てきますね。多面的に考えるのが良いと思います。

アフターを断ったことは問題ないですが、

これはアフター狙いだと決めつけてよかったのでしょうか?

この一文がいけませんね(笑)『こういう連絡をお客様からもらったら具体的にどう考えどう対応すれば良いか?』について見ていきましょう。

 

おそらく「決めつけた理由」は2つ。

ひとつは、経験上から学んだことですね。自分がそういう誘いばかり受けているか、周りを見てそう学んだかです。

もうひとつは、不快感。まあ不快ですよね、普通に(笑)

この2つが拒絶心を生んだのであろうと思われますが、それでも決めつけはいけません。

「アフター狙いだ!」という考えは、合っているかもしれません。でも、決めつけてはいけません。

なぜなら、それがあたりまえになると、あなたの人間関係が悪化するからです。

このお客様が言ったことをもう一度見てみましょう。以下、あくまでも質問にある情報のみでの判断になりますが。

俺これから寝ずに仕事向かう事にした。アフター来てくれるなら指名して店行くわ

「アフター付き合ってくれるなら寝ないでお店に行く」という話ではなく、「寝ないと決めたから、アフターに付き合ってくれるならお店に行く」という話です。

このお客様がどうして「寝ない」と決めたのか、まったくわからない。

にもかかわらず、質問者様は「それなら無理しないで寝てから仕事行ったほうがいいよ」と返した。

この時点で、話がかみ合ってないんですよね。

このすれ違いは、質問者様が相手の後半の言葉に一喜一憂し、拒絶心が生まれたによって起きたのではないかと推測されます。

こうなると、お客様は心がモヤッとします。

 

違う例に置き換えてみましょう。

たとえばあなたが、

「今日はもう仕事に行かない。デートしてくれるならそっちに行く」

と、彼氏に連絡をしたとしましょう。すると彼氏から、

「それならちゃんと仕事に行ったほうがいいよ」

と言われたとします。あなたには「仕事に行かない」と決めた理由があるはず。それなのに、聴こうともせず仕事に行けと言う彼氏にモヤッとしませんか?

だって、行ったほうがいいのはあなただってわかってるはずですよね。

それと同じで、お客様にも「寝ない」と決めた理由があるはずです。同時に、ちゃんと寝たほうがいいこともわかってる。

アフターに付き合ってくれるなら~という言い方をしたけれども、このお客様が本当に言いたかったことは、

 

「寝ないと決めたけど、1人だと眠ってしまいそうだから、付き合ってほしい」

 

ということではないでしょうか(だとしても「知らんがなw」の一言ですが)。

もし質問者様が、

「俺これから寝ずに仕事向かう事にした」

こちらに重きを置けていたら、返答は違うものになっていたと思います。

私だったら、「何かあったの?」と確実に尋ねます。

私はアフターに行かない主義なので、質問者様同様、アフターは断ります。でもその前に「何かあったの?」と一言聞ければ、断り方も選択肢が増えたはず。

決めつけてしまうと、その他の可能性に気付けなくなってしまいます。

あくまでも推測の範囲なので、

  • 「アフター狙いの可能性が高い」という推測に留める
  • 自分の予測が当たっているか、確認するための質問を投げる(今回の場合だと「何かあったの?」「どうして寝ないの?」「眠れないの?」など遠回しの質問から投げてみる)

この習慣をつけて、決めつけないようにしておくほうが、無駄なストレスを抱えずに済みます。

決めつけるという思考がデフォルトになると、人間関係に摩擦が起きやすくなり、あなた自身も視野が狭まります。

今回は「アフター」というキーワードが入っているので、どちらかといえば嫌悪感を抱きやすい内容ですが、決めつけは安心感を抱く方向にも影響します。

たとえば、物腰柔らかで紳士的な振る舞いをする人を「この人は善人に違いない」と決めつけてしまうと、詐欺に引っかかるかもしれません。

 

人は、見たいようにしか見ない生き物です。

あなたが「この人は〇〇」と決めつけた瞬間から、その情報しか目に入らなくなります。

都合の悪い情報に気付いても、心がざわついても、まさかね・・・と追いやってしまうのが人間です。

だから、決めつけてしまう習慣を持っていると、あなた自身のために良くないのです。

  • すべてはあくまで可能性
  • 人は見たいようにしか見ない生き物

この2つを忘れないように、確固たる根拠がない場合はすべて「可能性に過ぎない」とゆるく考えるようにしてくださいね。

 

あ、最後にひとつ、注意点。

質問者様の「寝たほうがいい」は至極真っ当な意見ですし、繰り返しますが私はアフターに行かない主義なので、断っても良いのです。

アフター行きたくない!と思う気持ちも、何ら否定しません。そうではなく、ここで問題視しているのは「決めつける」という点のみ、です。

アフター断っちゃいけないんだ!という「決めつけ」をしないように(笑)

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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