モチベーションが上がらなくても大丈夫!やる気に頼らない目標達成法

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
引き続き今日も以下質問に対する回答をお届けします。
やる気もあって、やるぞ!と思って目標を立てるのに、なぜかいつもそれがこなせず落ち込みます。そんなに難しいことじゃないのに、です。
どうしてこんなにできないんだろう・・・私は本当に根性のないダメな人間だな・・・と自分に嫌気がさします。
玲那さんは私より忙しいはずですが、どのようにしているのですか?
これまでお伝えしてきたことは、以下です。


心理学上でも証明されている結果なので、ぜひとも頭に入れておいてください。
この記事の目次
心理学に基づくやる気に頼らない目標達成法とは
それでは、やる気やモチベーションに頼らない、目標達成法をお話しします。その方法は「WOOP」といいます。
ガブリエルエッティンゲン博士という方が考案した有名な方法なので、あなたもご存知かもしれませんね。
ガブリエル博士が20年にわたり、ドイツとアメリカで様々な心理学実験を行いました。
その結果、あることが判明しました。書籍概要を端的にまとめると、以下です。
- ポジティブな空想を頻繁にしていた人ほど成功しない
- 頭の中だけで様々な空想を描く人は物の見方が歪んで判断力が落ちてしまう
- ポジティブな思考は無気力を生む
- ポジティブに考えれば考えるほど脳は「願いが叶った」と錯覚する
他にもありますが、どうですか?ネガティブな思考が悪だとは限らないということが伝わったでしょうか。
そう。問題は、ネガティブな思考に陥ることではなく、そこで止まってしまうことです。では、どうすれば回避できるか。
ガブリエル博士は、この方法を編み出したわけです。
WOOPのやり方
やり方はとても簡単です。
1.願望(Wish)
自分が叶えたいことを書き出します。ここで重要なことは、壮大な目標を設定しないこと。
たとえば、今現在の月収が10万円なのに、「月収1億」なんて書くと心が折れます。簡単ではないけれど頑張れば達成できそうという目標を設定しましょう。
たとえば、「毎日1冊、本を読む」というように、「できそうだけど、できていないこと」を目標にします。
2.成果(Outcome)
次に、願望(Wish)で決めた目標を達成したときに何が起こるかをできるだけ明確に想像しましょう。
実際にどんな気分になるかまでイメージするのがポイントです。
- 知識が増える
- 会話の幅が広がる
- 仕事に生かせる
- 収入が上がる
- お客様の悩みを解決できる
- 自分の生活に活用できる
- 純粋に楽しい!
などが「成果」になりますね。
3.障害(Obstacle)
次に、成果(Outcome)でイメージしたことを達成できなくなるようなことを詳細に考えます。言葉を変えれば、リスクマネージメントとも言える作業です。
仮に「毎日1冊、本を読む」が目標なら、
- 時間がない
- 持ち歩くには重い(電子書籍が少ない)
などが「障害」になりますね。
4.計画(Plan)
最後に、障害(Obstacle)で想定したことが発生したらどうするかという対処法を考えていきます。仮に「毎日1冊、本を読む」が目標なら、
- 時間がない→隙間時間に章単位で読む
- 持ち歩くには重い(電子書籍が少ない)→外注に出し音声データにしてもらう
などが「計画」になりますね。もし〇〇だったら××をする、とトリガーとして設定し、行動に落とし込むのです。
計画まで落とし込んでも行動できない場合、またその計画を軸にWOOPをする。これだけです。シンプルなので、何にでも使えます。
頭の中だけでWOOPできるほどやり込む
私が「やる気」といった気分に頼らず行動できるのは、頭の中でこれができているからですね。たとえば、
- W→ブログ記事を今日は2記事書きたい
- O→ちょっと気が楽になる
- O→めんどくさいなー
- P→そういうときはノウハウ記事に限る
という具合に。頭の中でできるくらいやりこんでない人は、書き出すことをお勧めします。
できればSNSに投稿すると良いですね。自分では気付かない視点や方法をフィードバックしてもらえます。
初めて取り組むときはうまくいかないこともあるでしょう。自分ではどこで躓いたか気付けなくても、SNSに投稿して第三者に見てもらえば、ポイントが分かるかもしれません。
そのときは「うまくいかなかったなー」という点を自分なりに書き添えておくとフィードバック者がその視点でチェックしてくれるかもしれません。
ぜひ試してみてください。
ホステスの心得