お客様がつかない「可愛げのないホステス」の正体
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「お客様がつかない」という相談は、
- 担当にしてもらえない
- 本指名が取れない(返ってこない)
- お店に呼べない
この3つが多いのですが、
この悩みを抱えるホステスさんには
共通することがあります。
・・・が、今回は特徴を
取り上げたいわけではなく。
本質的な部分を一緒に
考えていただければと思います。
これから書くことは、
- 過去の「売れない私」が抱えていた悩み
- 「ナンバーワンになった私」が感じたこと
です。
「可愛げ」ってなに?
「可愛げのない女はモテない」
「可愛げのない女は客ウケしない」
ネット上でも現場でも、
こんな言葉をよく見聞きします。
その度に私は『売れなかったころの私』
を思い出します。
今の私も、
コンサルで「可愛げがない」と
言うことがあります。
言われた側のホステスさんは、
その言葉に傷付いて落ち込んだり、
そうですよね~と沁々考えたり、
様々な反応を見せます。
でも、売れなかったころの私も、
今そう言われるホステスさん達も、
好き好んで自ら「可愛げのない女」に
なったわけじゃない。
いい気分はしないと分かっているのに、
コンサルでこの言葉を
わざわざ使うのは、
私の性格が悪いからです(/ω\)ゴメンナサイ
ではなく(それもあるけども)、もう
一歩踏み込んだ話がしたいからです。
私が感じていた「可愛げ」の意味
売れないころの私は(今も?w)、
誰から見ても可愛げのない女でした。
- もっと肩の力を抜いて生きろ
- もっと素直になれ
- 意地っ張りで可愛げのない女
などなど言われる度に、
こう思っていました。
「他人が望む言動をしないというだけで
なぜこんなに否定されなければ
ならんのだ?」
そして、こうも思っていました。
「素直になれだの、
本音を言うなだの、何やねん、
どうしろっちゅーねん(怒)」
さらにこういうことを言うと
「屁理屈ばっかり、可愛くない!」
と言われ、お叱りを受ける(笑)
要するに「可愛げ」って、
本人がどう感じていようと
相手の望む行動ができることなんだろ?
と思ってました。
そして「可愛げ」を求める人ほど、
相手の顔色を伺いながら生きていたり、
誰かを見下すことで優位性を保って
いたりするなーとも。
売れて分かった「可愛げ」の意味
私がNo.1になったことを喜んだのは、
私自身ではなく、周りでした。
売れない時代を知っているお客様には
泣いて喜んでくれた方もいて、生まれて
初めて心の底から「ありがとう」と
言った瞬間。
そのときに、思いました。
可愛げって、
- 誰かに大切に思ってもらえている
- 愛されている
- 誰かと繋がりを持ている
ということに実感を持てた子しか
持てないものなんじゃないかな、と。
にも書いたように、私はそれを持てる
家庭環境ではなかったし、それを
持ったらきっとがんばれなかったし、
生きてこれなかったとも思います。
今私が「可愛げないわあ」と思う
子たちも、やっぱりそれらを得られずに
きた子たちです。
だから、過去の私を含め、そういう子に
「今すぐ可愛げを持て」というのは、
正直、難しいと思います。
「可愛げのないホステス」の正体
可愛げのないホステスって、
一言でいえば「孤独」なんですよね。
性格の問題と周りは言うけど、
性格じゃないんですよ。
そうしないと生きられない理由が
あって、本人もそうなる理由が
分からないことが多い。
でももういい加減、
分かってるはずですよ。
その状態がいかに生きづらくて、
寂しいか。
そうなった原因はあなたではないけど、
その状態を維持しているのはあなた。
その自分と向き合って、
過去の自分と決着をつけないと、
その孤独が続くことも気付いてるはず。
お客様がつかないことも悩みだけど、
可愛げのある女になれる方法があるなら
自分だって可愛げのある女になりたいし
もっと違う生き方がしたい。
本当の悩みは「お客様がつかないこと」
じゃなくて、こんなに苦しい生き方を
やめられる方法があるなら、やめたい。
・・・んじゃないかな? と。
私の経験からくる勝手な推測です。
私は、そう思っていたから。
違ってたらごめんね(笑)
「可愛げのないホステス」だった自分を振り返って
一般の社会では生きづらくて、
ホステス業をやる以外に選択肢が
なくなる・・・というホステスさんも
多いと思います。
私の場合は、
そういったメンタル面以上に、
スタート時点の現実問題として、
他に仕事がなかったのが最大要因。
じゃあ、他に選択肢があったら、
どうだっただろう?
・・・と考えると、
やはり難しかっただろうな、
と思います。
甘かったですもん、すべてにおいて。
「色恋はしたくない」
「口説かれるのは嫌だ」
とか言いながら、しっかり
『女であること』にあぐらをかいて、
甘えてたな・・・と思います。
だから、自覚はあります。
私は女性だったから生きてこれたし、
女性だったから許されてきたこと、
女性だったから見逃してもらえたことも
多い。
もちろん、女性だからこそ嫌な思いを
したこともあるし、女性だからこそ
傷ついた経験もある。
でも、私の人生そっくりそのままで
男性だったら、もっともっと
苦労したはず。
たらればの話は
何の足しにもならないけど
「男性だったら生きられなかったかも」
と思うことがたくさんあります。
まとめ
- 可愛げのないホステス=そもそも「可愛げ」が何なのか分かってない or 勘違いしている
- 可愛げのないホステス=適切な愛情を経験していない、分からない
- 可愛げのないホステス=本人が一番孤独で後ろめたい
一言で言えば
「素直じゃない」んですよね。
本人は素直なつもり、なんですけど。
素直をはき違えてることも
すごく多くて、
って言いたくなることを平気でするし、
そこに自覚もないので、
本人もしんどいです。
私の友人があるとき、
「周りを困らせる人は、
本人が一番困っている」
と言っていたことがあって。
本当にその通りだなあと思いましたね。
ただ何分にも可愛げがないので
『手を貸そうとしても受け取らない!』
っていうことも多いんですけどね(笑)
本人が受け取れるタイミングまで待つ、
というのも、私たちにできることの
ひとつ。
私もそうしてもらってきたな、
と思います。
あなたがもし「可愛げのないホステス」
と言われる側にいるのであれば。
いつかあなたも誰かの手を取って、心に
ある孤独から抜け出せる日が来るよう、
願ってます。
「誰もわかってくれない・・・」
などのお悩みがありましたら、
遠慮なくご相談ください。
丁寧にヒアリングして
真剣に回答します。
ホステスの心得