本当に大学や会社を辞めてホステス1本に絞っていいの?

本当に大学や会社を辞めてホステス1本に絞っていいの?
ホステスの心得

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

いま大学を辞めて夜の仕事をするか迷っています。大学は出たほうがいいと思いますか?

最後は自分で決めることだと思いますが・・・夜の仕事でがんばりたいと思っているので、ご相談しました。

ご質問ありがとうございます。質問者様同様に、大学や会社と二足のわらじ状態でホステス業をしている女性は大勢います。そうしたホステスさんたちから、

 

ホステス
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ホステスを本業にしたいので会社(学校)を辞めたい

 

という相談をときどき受けます。そこで本記事では、

  • 学歴を捨てること
  • 会社や学校が嫌だからホステスになる、という人は要注意
  • 会社が学校を辞めてホステスになりたいなら覚悟してほしいこと

という点について、体験談を交えてお話します。

学校や会社を辞めることは勧めない

私が『会社や学校を辞めてホステスをする』ということに反対しているのは、

  • 学歴や職歴を持っていて困ることはない
  • 引退後の選択肢が増える

という理由があるからです。

学歴を持っていて困ることはない

私は高校を2ヶ月で中退し、16歳でこの世界に入りました。

当時すでに1人暮らし。自活するだけで精一杯の学歴も頼る親族もない私を雇ってくれるところがなかっただけです。

高校を辞めた理由は、親の暴力から逃れたかったから。その私が言われることは、

 

お客様
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学歴もないのによくがんばってきたな
学歴があったらもっと稼げただろうな
お客様
お客様
お客様
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今からでも遅くないから大学行け

 

などなど。たまに学歴の話になると、空気が変わるお席もありました。このように夜の街を一歩出れば、世の中は学歴社会です。

「やっぱりホステス辞めて普通の会社で働きたい」と思ったとき、書類選考時点で人柄を示すことは困難。学歴や経歴でふるいにかけられます。

学歴がなくて困ることはあっても、学歴があって困ることは、あまりありません。よほどの事情がないのであれば、学歴を捨てるのはもったいないです。

引退後の選択肢が増える

あなたは『現時点ではホステス業に専念したい』『現時点ではホステスをがんばってみたい』かもしれません。

でも、3年後、5年後、10年後はどうでしょうか。

もしかしたら、来年の今ごろは『ホステスを辞めたい』と思っているかもしれません。先のことは、誰にもわからないのです。

そのときに「やっぱり学校行っておけばよかった」「やっぱり会社辞めるんじゃなかった」と後悔しても遅いのではないでしょうか。

「何歳からでもやり直せる」と言いますし、確かにその通りではありますが、わざわざ選択肢を減らす必要はないですよね。

だったら、学校を卒業するまで、または会社員としての節目まで、最低でもあと1年、バイトとして働いてみてください。

それでも気持ちが変わらなかったら、そのときに辞めても遅くはないです。

「会社や学校が嫌だからホステスになる」のはもっと反対

コンサルで相談に挙がるのは、大半が「今の状態がしんどいから」という理由。

  • 会社や学校の人間関係がうまくいってない
  • 会社や学校で結果を出せず失敗ばかりしている
  • 会社や学校が理想と違ってやる気が出ない

など、現状から逃げたい気持ちで見ている人にはホステスは華やかで楽しそうに見えます。

でも、ホステスを本業にするということは、起業するということです。

しかも、何ひとつできない小娘がいきなりウン十万円を手にできる、クレイジーな世界での起業。

そのクレイジーさに染まってしまったら、もう水商売からは抜け出せません。

一生水商売で生きていくつもりでいても、年齢とともに働ける場所がなくなります。

水商売は、入るハードルは低いですが、悪い意味で業界に染まってしまったら、そこから抜けることはほぼ不可能です。

「今の学校や会社が嫌だから」という理由だけで水商売に入ってきた子は、「ホステスを辞めたい」と言いながらも目標も何もないまま抜け出せずにいます。

抜け出せないだけならまだしも、どんどん一般常識とかけ離れた思考になり、水商売以外に生きていく選択肢がない、という状態になってしまいます。

そうなってからでは遅いです。

今の環境がつらく苦しいのであれば、環境を変えるのはベターな選択でしょう。それ自体は、一切反対しません。

でも、その先が本当にホステス業でいいのか?

これは、真剣に考えてください。

それでも会社や学校をやめてホステスになりたいと思うなら

日本は、失敗が許されない国です。レールから外れると、元に戻ることはとても困難で苦行の道。

それでも会社や学校をやめて、プロとしてホステス業をやりたいなら。本気で稼ぐつもりで、自分でビジネスをするつもりで、腹を括ってくることです。

ビジネススキルが身につけば、遠い将来に違う道に進みたくなったときにも、選択肢が増えます。

大事なことは、ホステス業でしか通用しないような、小手先のスキルを身につけないこと。

どのジャンルでも応用できるビジネスモデルを学び、再現できるようになることです。

まとめ

  • 学歴や経歴を捨てるのはもったいない
  • 悪い意味で染まると抜け出せない世界
  • それでもやりたければ真剣に取り組むこと

いろいろ書きましたが、私は『ホステスを本業としたい』というあなたの気持ちを否定するつもりは、まったくありません。

特に学校は、行けるなら絶対に行ったほうがいい。卒業してからでも遅くはないですよ。学歴を持たなかった私からの助言です。

それでもやっぱりやりたいと思うなら、あなたの決断を心から応援します。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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