売れないホステスに多いAC(アダルトチルドレン)について

売れないホステスに多いAC(アダルトチルドレン)について
ホステスの心理学

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

メンタル面に問題を抱えている自覚があるホステスさんなら『AC』という言葉を見聞きしたことがあるかと思います。

『AC=アダルトチルドレン』

本来は『成人した(続柄上の)子ども』で、俗に使われる意味だと、

  • アルコール依存症の親元で育って成人した人=ACOA/ACA
  • 機能不全家庭で育ちトラウマを抱えたまま成人した人=ACOD

となりますが、この記事では『AC』で統一表記します。ACの詳細について知りたい方は、Wikipediaを参照してください。

今回は、ACに対するアプローチ法を2つほどご紹介します。

  • 原因追求法
  • 目的解決法

こちらの2つを、精神科医や心理学者などの著名な書籍を交えて、ご紹介します。

ACホステスの特徴

AC全体の詳細は、Wikipediaでご参照いただくとして。

語弊を恐れず、ACホステスの特徴を一言でACを表すと、『AC≒共依存』ということが言えるかと思います。

  • 親に虐待されて育った人
  • 親が非常に厳しかった人
  • 親が過保護・過干渉だった人
  • 親の夢を背負わなければならなかった人
  • 親を守らなければならなかった人

などに多いですが、全員が必ずしもACになるとは限りません。あくまでも『多い症状』です。これを踏まえて具体的な特徴を端的に挙げると、

  1. 破滅的な思考・行動を取る
  2. 完璧主義・0-100思考になりやすい
  3. 対人関係が苦手
  4. 感情のコントロールが困難
  5. 極めて依存的または支配的
  6. 最後まで物事をやり遂げられない

といったものがあります。あなたがACである場合には、『売れない要因のデパート状態』。

この状態で、スキルやノウハウを求めても、まず身につくまで継続できないでしょう。

また、ACはクラスターBのパーソナリティ障害になりやすい傾向にあります。

『クラスターB』とは、米国精神医学会の診断基準として、パーソナリティ障害のタイプをわかりやすく3つにわけた概略です。

パーソナリティ障害とは、大多数の人とは違う反応や行動をすることで、本人や周りが苦しんだり困ったりしている場合に診断されます。

ホステスには、かなりの割合で、パーソナリティ障害を持つ人がいます。特に、軽度の場合は、問題が起きない限り、

 

私(あの人)はパーソナリティ障害だ

 

とは気付きませんし、周りが気付いても本人が受け入れないことも多いです。ここが少し厄介なところ、ですね。

だからといって、ACが悪いとか、パーソナリティ障害が悪いとか、そういうことではありません。

周りもたしかに大変な思いをしますが、一番大変なのは本人ですからね。

あなたがAC傾向にあって、もしも軽度でもパーソナリティ障害があるとしたら、一番苦しんでいるのは、あなた自身のはず。

その状態から抜け出したい、変わりたい、と思っているからこそ、これを読んでいるわけですからね。まずは、その自分を褒めてあげてください。

ACホステスに有効なアプローチ法1:原因追及法

では、どうしたら変われるのか。方法は2つあります。

ひとつは、原因追及法。ひと昔前に主流だったカウンセリング法で、過去を振り返っていくアプローチ法です。

  • なぜ私はこうなってしまったのか
  • 何が原因で現状に至ったか
  • そのときどう感じていたか

といった点を見ていく方法で、先日ご紹介した自伝を書く方法なども、原因追及法のひとつですね。

書籍だと、この辺りがお勧めです。

この本に書いてあることを何度も読んで、本にある通りにワークをやるといいです。

※うつ状態やトラウマによる感情起伏が激しい人は、症状が悪化する可能性があるので、かかりつけ医やカウンセラーと相談してください。

水澤都加佐さんの書籍は、ACホステスさんにおすすめのものが多いです。

ACホステスに有効なアプローチ法2:目的解決法

もうひとつは、目的解決法。こちらは現在主流になっているカウンセリング法で、目的論が軸です。

  • これまでに何があったか(少し)
  • 現状の自分はどうか
  • これからどうするか

といった点を見ていくことで、問題解決を図るアプローチ法ですね。

トラウマやPTSDが激しく、過去を振り返ることに強く抵抗がある人は、こちらが向いています。目的解決法でおすすめの書籍は、以下です。

森田療法は、有名すぎるほど有名ですね。後者は若干お高いですが、動画付きなので、活字に弱い人でも効果的に実践できます。

あとは、アドラー系もお勧めですが、アドラーを有名にした『嫌われる勇気』は、残念ながら原書と訳書の内容が違います。

そういう意味であまりお勧めできません。トラウマの強い人がアドラー訳書を読むと、なかなかの勢いで傷つくと思います(笑)

ただ、認知行動療法と境界線を引くことが大きな軸になっていることは事実。

認知行動療法とは、思考(認知)や行動に対して働きかけ、気持ちを楽にしたり、ストレスを軽減させる治療法です。

境界線とは、人と人との心理的距離感、物事の境目などを言います。

考え方のひとつとして参考程度に読めれば、アドラーもおすすめですね。私は、個人的にアドラー理論は好きです。

まとめ

  • AC=共依存&売れない要因の宝庫
  • 原因追及法=過去の整理
  • 目的解決法=これからを考える

ということになります。今回ご紹介したのは入門編なので、すでに読了済みのホステスさんも多いかもしれません。

でも、何も変わっていないのなら、「読んだだけで終わっているのでは?」・・・という目を向けてみても良いかと。

ビジネスも、メンタル改善も、趣味レベルも、基礎を徹底的に何度も実践することは重要です。各書籍にある内容を、最低でも5回くらい実践してください。

ACはあなたのせいではありません。でも、その状態を維持することを選んでいるのは、あなた自身です。

せっかくこのサイトへ来てくださったのだから、ひとつでも生きづらさを手放してください。

あなたが生きづらいままだと、お客様もくつろげませんのでね(笑)AC傾向にあるホステスさんには、

もおすすめです。ダメ人間だった私の体験談をつづっています。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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