根性論で成功する人、根性論では心折れる人

根性論で成功する人、根性論では心折れる人
MTSコース

あなたは根性があるほうですか?根性論を言われると心折れるタイプですか?

自分で言うのもナンですが、私はおそらく一般的な人と比較すれば、根性があるほうの人間だと思います。でも、根性論は大嫌いです。

たとえば小学生のとき、「寒いと思うから寒いんだ!」と怒っている教師を見て「バカじゃないの」と思っていました。雪が降るような真冬に短パン&半袖でいきなり外に出されれば、フツウに寒いでしょうよ(冷静(笑))。

仮にそれで『寒くない』と思えるとしたら、それなりの準備や習慣が身についている状態ですよね。

たとえば運動なら室内でウォーミングアップを終わらせて、ある程度体を温めてから外に出た、とか。習慣であれば、毎日短パン&半袖で外を走ることが日課になっているとか(それでもウォーミングアップしますよね)。

これと同じで、実は「根性」というものも、習慣のひとつ。

あなたがこれまでにどんな人生を送ってきたか?によって、根性論で成功できるか、根性論で心折れるか、が変わってくるのですね。そこで今回は、

  1. 根性論で結果を出せる人(こちらは少数派)
  2. 根性論では心折れる人(こちらが大半)
  3. 根性論で心折れる人はどうしたら結果を出せるか

という点を事例をもとに解説します。

 

「コツコツ努力」を根性論で実行し成功できる人の特徴

先述したように、私は根性論に対しては否定派です。理由は2つあります。

  1. 心理学上、根性論は悪影響だから
  2. 根性論は筋が通っていないと感じるから

でも、根性論で結果を出せる人は確実にいます。まさに、私のような人です。気合や根性で「コツコツ」どころか、尋常でない努力ができます。それこそ寝る暇を惜しんで、すべてを犠牲にしてでも。

でもこれは、私の生まれ持った性格や能力のおかげではありません。私の生まれ育った環境のおかげです。

私は母から凄まじい暴力を受け、何度も殺されかける環境で育ちました。小学生のときからずっと自分で稼がないと食べることすら困難な日々。そんな状況に耐え、ひたすら自身で生きる道を模索し、行動し続けることが当たり前。

そんな土台があるからこそ、20時間働き続けるというハードワークを20年以上も続けてこれたのです。

著名人では、ココ壱番屋の創業者である宗次德二氏が有名ですね。幼くして養子になった先で極貧を経験し、彼もまた小学生時代からずっと働きづくめの人生でした。だからこそ偉業を成し遂げられたとも言えます。

私と宗次氏の共通点は、子どものころからハードワーク・ハードライフが習慣化しているところです。これが、根性論で結果を出せる人。

 

「コツコツ努力」を根性論では実行できず心折れる人の特徴

裏を返せば、子どものころからハードワーク・ハードライフを経験していない人は、根性論では心が折れて当たり前ということです。そういう習慣がないのに、いきなりハードワーク・ハードライフなんて無理です。

ただ問題なのは、根性論で心折れてしまうことそのものではないのです。ハードワーク・ハードライフが習慣化している私と自分を比較して、

  • コツコツ努力を積み上げられない私はダメ人間だ
  • 1日働き続けられない私はやる気がないんだ
  • (最初から完璧に毎日)継続できない私は怠け者だ

などと考え、自己否定することが大問題なのです。これは非常に愚かな行為です。根性論よりも性質が悪い、と言っても過言ではありません。

もう一度、簡潔に言います。私と同じことができるのは、私と似た境遇で育った人だけですよ。成功者には幼少期に苦労した人が大勢いますが、まさに根性で乗り越える土台(習慣)があるから、というだけです。

その土台(習慣)が出来上がっている人と、何の土台(習慣)もない自分とを比べて、自分を否定しまくっていたら、最初の小さな習慣でさえ身につかなくなりますよ。

大丈夫です、あなたがマジョリティ側なんですから。自信持ってください。私やココ壱番屋・宗次氏のような人のほうが、圧倒的マイノリティです(笑)表面的に人と比べて卑下することがどれほど無意味か、分かりますよね。

 

私が「コツコツ努力する」の巨人になり得ない理由

実は私も以前は『コツコツ努力することが苦手』だと思っていました。実際にコツコツと積み上げられないことが多くありました。今でもあります。その度に『根性ないわあ』と自分でも思います(笑)

でもあるとき、大きな間違いに気づいたんですね。それは、コツコツ努力を積み上げられなかったことはすべて、

  • やりたくないこと
  • やらなくても困らないこと

ばかりだったということ。それ以外では、私は桁外れの努力を積み上げているのですよ。

ホステス現役時代には、延べで1日30~40通ものお手紙やハガキを書いたりしていました。今でも延べで1日1万字以上の文字を書きます。尋常じゃないですよね。そういう人間なので、

  1. 本当にやりたいとがあって
  2. 情熱を持っているにも関わらず
  3. 『コツコツ努力』が苦手で継続ができない

という人が私みたいな人間を巨人にすると、努力量に圧倒されて、行動が取れなくなってしまいます。そういう人はまずワンクッション置いて、

コツコツ努力できない状態からコツコツ努力できるようになった人

を巨人にするといいですね。そしてコツコツ努力できるようになったら、私のような人間に巨人変えしたほうが、心折れることなく進めていけます。

一見遠回りに見えますが、ハードルの高い人を巨人にして何度も心折れて・・・を繰り返すよりもはるかに近道です。それに、何度も心折れていると、自信を失って挫折してしまいますから、もったいないですね。

 

まとめ

  • 情熱はあるのに「コツコツ努力」が難しい人は「コツコツ努力できるようになった人」をまず巨人にする
  • 根性論で結果を出せるのは育成歴ですでに耐久性を培った人だけ
  • 根性論で心が折れるのはフツウ

 

私の場合は凄まじい育成歴のおかげですが、耐久性を培うためにスポーツをさせる家庭もありますよね。剣道や柔道などを習わせて、習い事を通じて耐久性を育もうという教育方針です。

ここでも習い事が続かなかった・・・という人もいるでしょう。それを「根性がない」と罵られたかもしれません。が、それは根性がないのではなく、やりたくないことだったからですよ。

私のようにそれ以外に生きる道がないというほど選択肢を狭まれない限り、やりたくないことに真剣に取り組むなんて不可能ですから。

何をやっても続かなかったというより、やってきたことが全部やりたくなかったことだったというだけです。

そういう人は「本当にやりたいことを見つけた人」をまず巨人にして、肩に乗ってください。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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