知らないと損!ホステスの「見た目が与える印象」が半年続く件
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「怖い」
「冷たそう」
これは20代前半までの、
売れる前の私の『第一印象』です。
一緒に働いていた女性たちだけでなく
お客様からも『怖い』『冷たそう』と
言われていました。
当時は何も考えておらず、
なぜ自分がそんなふうに言われるのか
まったく分かっていませんでした。
でもこの印象を作っていたのは
私の顔のつくりやスタイルではなく
『内面から漏れ伝わるもの』。
周囲の人すべてを敵視していたし
完全なる一匹狼で誰とも交わらずにいたし
物事や世間に対して冷ややかでした。
第一印象とは容姿の優劣だけでなく
自分の内面的なものも含まれるのです。
仮に『誤解されやすい』としても
その印象を与えているのは自分自身。
それが『あなた(人柄)のイメージ』として
半年以上も続くとしたらどうですか?
損、だと思いませんか?
この記事の目次
ホステスとして大事な第一印象=見た目
最初に誤解を起こさないよう、
「外見」と「見た目」の違いを
はっきりさせておきましょう。
「外見」の意味
- 外側から見た様子やありさま。うわべ。外観。「 -をつくろう」「 -にまどわされる」
- 他人に見せること。「みだりに-すべからず/四道九品」
- 外から見たようす。外観。外目そとめ。うわべ。がいけん。「 -はいいが内にまわると火の車だ」
- 容貌(ようぼう)とは人の顔立ちのことである。ルックス (looks) と呼ばれることもある。
「見た目」の意味
外部から見た姿・ようす。外観。外見。「 -がいい」 「 -には仲のよさそうな夫婦」
類語(同義語)でもあるので、
似たような言葉ですね。
この記事での「外見」と「見た目」の定義は
以下のようにしましょう。
「外見」の定義
顔のつくり、身体的スタイル、服装、髪型など視覚的なもの
<例>美人、足が太い、色白、お尻が大きい、O脚など
「見た目」の定義
表情や所作、言動、何かをしている様子など感覚的なもの
<例>雰囲気が華やか、自信がなさそう、モテそう、だらしなさそうなど
これを前提に、話を進めていきます^^
売れないホステスの多くは第一印象で損をしている
『第一印象は、半年続く』
これが本当だとしたら多くのホステスさんは
かなり損をしていることになりますね。
初回で与える印象が悪ければ、
再来店させることもできないし、
問題も続きます。
「第一印象」には、
要素 | 第一印象 |
マナー | 挨拶する、敬語で話す、清潔感のある服装など |
心理 | 口角を上げて笑顔で接する、親しみを込めた口調で話す、など |
美容 | 手入れの行き届いた肌、髪がきれい、美しいネイルなど |
容姿 | 美人、かわいい、スタイルがいい、色白、など |
などいろんな要素が含まれていて、
これらのことは多くのホステスさんが
努力していると思います。
外見以外の見た目は、
意識すれば改善できるところ。
・・・のはずなんですが、
ほとんどのホステスさんは「美」「マナー」
「容姿」ばかりに気を取られているのが
実情ではないでしょうか。
ホステスにとって「見た目」は商品そのものを表すもの
ホステスとして大事な見た目とは、
- 見られたい印象通りの外見を創っているか
- お客様に与える印象と中身に不快なギャップが存在しないか
- 見られたい印象通りの内容(中身)か
など、商品としての見た目づくりです。
癒し系に見せたいのに、
ドギツイ衣装&メイクに
盛り盛りのヘアスタイルでは、
癒し系の見た目とは言えません。
万人に受け入れられたいのに、
金髪で露出度高く、TATOO入ってます!
っていう見た目では、
万人受けしませんよね。
「あなたに従います」
みたいな従順そうな見た目なのに、
親しくなると我が強くて攻撃的では
長く付き合えない。
賢そうで判断力のある
リーダータイプに見えるのに、
実は何ひとつ自分で決められない
依存体質というギャップは重たい。
癒し系なら癒し系の見た目、
万人受けしたいなら万人受けする見た目を
作らなきゃいけない。
我が強くて攻撃的な自分を変える気が
ないなら、それが分かる見た目に
しなきゃいけない。
依存体質を改める気がないならギャップを
埋める見た目にしないといけない。
じゃないと、お客様は間違った商品にお金を
払ったり、本来価値を感じるはずのものに
気付けないまま去ってしまいます。
「がんばれば売れる」は「正しく価値を伝えられたあと」の話!
どのお店もどの商品も、
多くの場合は「その商品が何なのか」が
分かるように展示されているはずです。
さらに「何が他と違うのか」や
「どんなメリットが得られるのか」も
可能な限り書いてある。
その商品の価値は、売りたい人が
「見た目」で示さないと誰にも伝わらない。
ホステスも同様。
あなたの価値は、売りたいあなたが
「見た目」で示さないと誰にも分からない。
あなたが示したものがホステスとしての
あなたの「第一印象」になり、
最低半年間続くということです。
ホステスにとっては日常、お客様にとってはそれがすべて
あなたからすれば、毎日の繰り返しの中で、
たまたま機嫌が悪かったかもしれません。
直前に叱られて落ち込んでたとか、
いろいろ言いたいこともあるでしょう。
でも「たった一瞬のこと」でお客様は
半年間もその印象を引きずるわけです。
半年間ずっとあなたは
「機嫌が悪い女」だとか「暗い」とか
「下品」とか思われ続ける。
ナンだったら、
「あの店は女の態度が悪い」
「あの店は暗い女が多い」
なんて、
お店の印象まで決まってしまうわけです。
これで「お客様がリピートしない」と
悩まれても、そりゃあそうでしょうねとしか
言いようがないわけです。
「ホステスとしての見た目」を客観的に分析する
この印象を払拭するには、
通常の3倍もの労力と時間が
必要になります。
リピートしない、と悩んでいる方は、
ここを客観的に考えてみてください。
考えるときには必ず「オッサン目線」または
「ヤロー目線」をお忘れなく。
女性としての目線と、
男性としての目線は、まったく違います。
そしてお金を持っている人や地位のある人と
そうでない人たちとでも違います。
※お金をあまり持ってない人や、
そこから成り上がった人のほうが
派手な見た目を好みます。
自分がかわいいと思うから~という理由で
ジャッジしないようにしましょう。
まとめ
外見だけでなく『見た目』も大切、
ということが十分に伝わったでしょうか。
自分という人柄(キャラクター)を
的確に伝えるにはどうしたらいいか。
これを忘れないようにしましょう。
「自分を客観的に見ることが難しい」
などのお悩みがありましたら、
遠慮なくご相談ください。
丁寧にヒアリングして真剣に回答します。
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