「できたら送ろう」で仕事ができる悠長な人々の思考
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
コンサル生さんを見ていると、とっても悠長な方々がいます。
- 文章ができたらLINEしよう
- 文章ができたらお礼状出そう
それ、いつできるんですか?・・・と言いたくなるくらい、放置するんですよね。
お礼のLINEに1日かけたり、お客様への返信を数日放置したり、お礼状を1週間も2週間も放置したり・・・。
その間にまたお客様がご来店して、もはやいつ連絡すれば(お礼状を出せば)いいのかわからない状態になるホステスさんもしばしば・・・。
といつも思う(言う)のですが、なかなか直りません。この状態では、いつまで経っても絶対に売れないので、本気で改善していただきたいです。
この記事の目次
完璧主義をどうにかしないと売れませんってば。
結論から言うと、悠長なコンサル生さんたちって、怠けてるわけじゃないんですよね。
- うまく書こう
- いいこと書こう
- 気の利いたこと書こう
のほうが優勢で、完璧主義なんです。
私も、どちらかといえば、完璧主義なんですよ。ただ、『売れないホステス』の完璧主義とは、意味が異なるんですよね。まず、その違いから。
売れっ子ホステスは「クオリティをあきらめきれない」完璧主義
これ、売れっ子ホステスのあるあるです。厳しすぎるんです、自分に。「80点でいいじゃん」がなかなかできない。
他人から見れば「もう十分でしょう」って状態なのに、自分が納得いかないんです。たとえば、メールやお手紙でも、
- もっといい表現があるんじゃないか
- もっと適切な言葉があるんじゃないか
- 接客の場でも、もっと私ならできたはずではないか
- こんなことでお客様をがっかりさせるなんて何たることか
などなど、考え出すとキリがないし、自分の勉強不足や未熟さに腹が立ってしょうがない。まあ、それが馬力になって、
ぬおおおおおおおお!!
(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!
と、異常なパワーで挽回を図ろうとするので、結果的にはプラスになるんですが。
幸いにも、次から次にやらないといけないことがあるからいいけど、これがヒマ人だったら、もはや研究員かのようにやりまくってしまいます。
自分の価値観や習慣、感情のままに仕事をしていると、終わりがなくなります。
クオリティを追求すればするほど、当然見る目も上がるので、また自分に対する要求も上がる。
「結果としてクオリティが上がるんだからいいじゃん」と思うかもしれませんが、
- 自分の精神と身体がやられる
- 周りが育たない(ついてこれない)
という弊害が生じるので、そうもいきません。周りに合わせるとクオリティが下がる、というプロの格差にもストレス倍増で蕁麻疹が出ます(ほんとに)。
これを避けるために、わざと予定を詰めて、強制的にできない状況を作ったりして、
- 予定があるから仕方ない
- 納得いかないけどここが限界だからやむを得ない
- これ以上やると下の子が育たない
など、いろんな理由をつけて自分を納得させて、あきらめるのです。
売れないホステスは「現実逃避型」完璧主義
これも、売れないホステスあるある。ここ、分かりやすいように違う職種に例えると、こうなります。
包丁も持ったことないのに、そんな自分は一切スルーして、三ツ星レストランのシェフみたいな結果を描いて、そこを目指す完璧主義。
包丁も持ったことないから、人参のむき方も分かるわけがなのに、質問もせず調べもせず、包丁と人参を前に突っ立って、
これで、数時間~数日。とりあえず包丁持って、人参の皮むいてみたものの、三ツ星シェフのようにできず、やめる。
これでまた、数時間~数日。言われたことは、
- とりあえず人参むいてみましょう(レベルを見たいから)
- むいたら連絡してね(レベルを見たいから)
- 分からないことがあったら聞いてね(レベルを見たいから)
なのに、勝手に「三ツ星シェフと同等にできないといけない」と思い込んで、
- 「包丁の持ち方が分かりませんとも聞かない(「聞いちゃいけない」と勝手に思ってる)
- 「包丁持ったことないんですけど、ボロボロでもいいですか?」とも言えない(勝手に「できるでしょ?と言われた」と思い込む)
- きれいにむけるまで連絡できない(と勝手に思ってる)
- 「どうしたらあんなにきれいにむけるんだろう、分からないことが分からない」とパニクる(誰も「きれいにむけ」なんて言ってないのに勝手にテンパる)
これよりマシな状態のホステスさんで、3日~1週間くらい、モヤモヤゴチャゴチャ考えて連絡してくる、って感じですね。
現実逃避型ホステスさんに一言
そんなホステスさんに、私はこう思ってます。
だってそうじゃないですか。
そんなレベルでやれるなら、とっくに売れてるやろ。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽ
包丁も持ったことない子が、芸術のような包丁使いができたら、天才ですね。たぶん、いろんなところからヘッドハンティングの話が舞い込みますよ。
おもしろすぎるんですけど。
「私のことだ」と思ったホステスさんにアドバイス
売れてないんですよ。スキルもないんですよ。仕事に対する姿勢も、なってないわけですよ。それに、ですよ。
私と同じクオリティのものを、たかが数回やったレベルで書けると思ってるのはおかしくない?
こちとら、20年以上やってきて、教える側にいるわけですよ。
それを、たかが数回でできるほど筋がよくて、のみ込みが早いなら、少なくとも私と同等に現時点で売れてるってば。
「できなくてあたりまえなんだ」と思ってください。受け入れてくださいできないからいま勉強してるんだ、と。
クオリティよりまず締切を作って守れ!!
そして、極端に言えば『クオリティを考えるなど、100年早い段階』と思い知ってください。
その100年を1年に、1年を1ヶ月に縮められるかどうかは、自分次第です。でも、まず己の現状を受け入れないことには、100年が1000年に延びますのでね。
でも、まず己の現状を受け入れないことには、100年が1000年に延びますのでね。
その上で、まず自分で締切を作ってください。「ここまでできたら送ろう」ではなく、
○日○時までに、どういう形であろうと送る(提出する)
これを最優先にすること。出来が悪かろうが、クソだろうが、それが今の自分のスキルなんですよ。
その結果で、また分析して改良を加えて、どんどん練習して場数踏んでいくしかないんです。「失敗が怖い」とかどうでもいいんです。
失敗したという結果が出るだけ、次の策を考えられるんだから、マシ。何もしなければ何の結果も出ない、そのほうが最悪!!
待たせてすみませんとかいらないので、謝るくらいなら、ケツ決めてサッサと行動してください。それが習慣づいてから、クオリティを上げればいい。
『仕事が遅い』というのは、クオリティ以前にお客様をつかむチャンスも失うことです。
- 行動が遅い
- 途中でやめちゃう
- 『わからない』で止まっちゃう
というホステスさんは、『締切を決めて、とにかく締切を守ること』を最優先にしてください。
ホステスの心得