ホステスもブランディングって必要ですか?
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ホステスも商品ということを踏まえると、ブランディングやマーケティングってやっぱり必要ですよね?担当黒服に聞いたら、
「そんなの必要ないよ。一生懸命やってたら必ず結果になるんだから」
と言われましたが、「私なりに一生懸命やってるつもりだし、それで目標額に達してないんだから!!」って腹が立って。玲那さんはどう思われますか?
ご質問ありがとうございます。はい、必要です。
という売れっ子ホステスは、感性で無意識にブランディングができているだけです。無意識にできないのであれば、意図的にやったほうがいいでしょう。
コンサル生さんたちにも、
- ブランディング
- ターゲティング
は、必ずしていただきます。上記2つを徹底して守れているホステスのほうが、圧倒的な売上をつくっているのはたしかです。
この記事の目次
売れっ子ホステスはブランディングを無意識にやっている
売れっ子ホステスは、やはり自己プロデュースが上手だし、ターゲット選定もきちんとしています。
コンセプトもしっかりしているし、マーケティング知識の有無にかかわらず、しっかり考えて行動しているものです。
これらを無意識でやれる子は、そのまま努力を積み重ねていけば、必ず結果になります。でも、無意識でやれない子は、意図的にやる必要があります。
ホステスにブランディングが必要な理由
そもそも『一生懸命』の方向性が間違ってたら、全部徒労じゃないですか。
「色恋したくない!」と思っているホステスが、自覚なく色恋営業してる・・・なんてことは、ザラです。
「色恋したくない!」と思っているホステスが、目先の条件の良さで、色恋色の強いお店に勤めたりもする。
この時点で、どれだけ一生懸命やったって、本人の望む結果にならないわけですよね。それに・・・
って、私は思います。一生懸命やってますよ、ほとんどのホステスは。それで売れてないのに「一生懸命やってれば大丈夫」って、何の参考にもならないですよね。
ホステスに必要な最低限のブランディングとは
とはいえ、マーケティングを1から学ぶのは、時間の無駄ですよね。
将来、コンサルになるとか起業するとか、企画や商品開発をするつもりなら、学んで損はないです。
このサイトでも、ホステスを引退したあとのことを考えて、マーケティング理論を書くつもりです。
が、ホステスとして結果を出すという点に絞れば、確実に遠回りだし、ムダ。というわけで、最低限考えたほうが良い点に絞ります。
あなたはお客様の何を解決できますか?
売上の上げ方は、マーケティング戦略になります。マーケティングとは、営業活動全般をいい、ブランディングもマーケティングの一部です。
その戦略には、『あなたという商品は、何ができるのか』が重要になり、ここに基づいて戦略を立てることになります。
いわゆる、商品コンセプトやターゲット設定をする上でも、重要です。
たとえば、現在の私で言えば、「私は、お客様(ホステス)の『変わりたい』を解決することができます」となります。
そのために、会話を通して心の奥深いところにある『本心』や『本当の問題』をみつけることが重要になります。つまり、これです↓
長く話すことは「もう終わったこと」だから。もっとも関心があることは手短に話す。傾聴は「話していることを聴く」ことではなく「話さないこと」に気付いてあげること。話してくれたらそれはもう終わったこと。
たまにはいいことを言う。ホステスさん覚えておいて。#ホンマでっか #植木理恵
— ホステスの心得管理人@秋好玲那 (@reina_kokoroe) September 5, 2018
人の本心は、言葉以外のところに表れます。テキストでも非言語は読めますが、限界があります。
だから、本当に変化を起こしたいのであれば、音声通話をすすめます。活字をいくら読んだところで、自分で変化を起こすのはかなり大変だからです。
ではあなたは、お客様の何を解決できますか?
どんな些細なことでもいいので、30個書き出してみてください。
今現在、お金を取れるほどのスキルではなかったとしても、OKです。お客様やお店の人に言われたことのある褒め言葉なども、思い返してみましょう。
あなたはお客様の何に貢献できますか?
ビジネスは、誰かの役に立つことで成り立ちます。
自分の売上のことばかり、自分がお客様にしてもらうことばかり考えている人が売れるわけがない、というのは、このためです。
誰かの役に立たないと、お金は入ってこないのです。だから、お客様に貢献できる何かを持つことも、重要です。貢献とは、
- 物事や社会に力を尽くして、よい結果をもたらすこと。寄与。
- 貢ぎ物を奉ること。また、その貢ぎ物。
ホステスが考えるべきことは、1です。他人への貢献は「ビジネスだからあたりまえ」というだけではありません。
成功するホステスには必ず、成功者のファンがいる。つまり、あなたの人生を変えてくれる『すでに成功したスーパーキーマン』が存在する。
その人は当然ながらヒマではないので、カンタンに手は貸してくれません。手を貸してほしいなら、その人にどれだけ貢献できるかがポイントになります。
たとえば、ママに協力を仰ぎたいなら、日ごろのあなたは、どれだけママに貢献できているか。
すごい人脈を持つお客様をつかみたいなら、そのお客様にどれだけ貢献できるか。言い換えれば、
あなたの成功に手を貸してもらうために、どれだけ先行投資できるか
これがビジネスの基本であることを、重々理解しなければなりません。『お客様の何に貢献できるか』も、30個書き出してみましょう。
貢献という言葉がピンと来ないホステスさんは「役に立てる」に言い換えてください。
最低限のブランディングが終わったら
- お客様の何を解決できるか
- お客様の何に貢献できるか
上記2つの項目で、計60個書き出すことになります。ここで、注意点。
絶対に30個ずつ、無理やりでも書き出してください。じゃないと、意味がありません。
パッと考えて頭に浮かぶ程度のことは、ブランディングとは程遠いものです。頭を使って考えるという作業は、何も浮かばなくなってからが本番。
そこから無理やりでもひねり出していくことが、思考停止を防ぐトレーニングでもあります。
書き出したら、その中から各項目ごとに1~2個、選んでください。
それを『お金を取れるレベル』にするにはどうしたらいいか考えて、行動を重ねて、スキルアップしていきましょう。
コンサル生さんは、書き出したもの&選抜したものを提出し、音声通話で相談してくださいね。
なおも思考停止するホステスさんへ一言
ここまできて「私には何もできない」とか「私には価値がない」とか「何にも浮かばない」とか言ってる人は、
と言っているようなものです。だって、私は書きましたよね。
- お金になるかならないかは、今はどうでもいい
- 人から言われたことも振り返ってみて
- 浮かばなくなっても絶対に30個しぼり出して
内容はさておき、30個出せ!!
と言われただけです。これだけのことをやらないのであれば、やりたくないんですよ。それならそれで、まったくかまいません。
無理に変わる必要はないし、成功したいホステスにとっては、ライバルが減るのでありがたい。
と言われていることに気付いて、行動することです。
ただ、『行動する』という習慣がないホステスさんは、『手はつけるものの、途中で放置する』という習性もあります。
ドキッとした方は、『「できたら送ろう」で仕事ができる悠長な人々の思考』も合わせて読んでください。
ホステスの心得