クソ客様が狙うホステスの共通点

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^
本記事は以下記事の続編的ポジションなので、まだ読んでない方は先にこちらをどうぞ。

クソ客様に好かれるホステスは好かれる要素がある
売れっ子ホステスが、クソ客様に囲まれることはありません。クソ客様から、完全店外のお誘いを受けることも、ありません。
ましてや、クソ客様お得意の「できるだけお金を使わずに」なんてこと、まずありえません。
なぜなら、クソ客様から見ると売れっ子ホステスは「太刀打ちできない」と分かるからです。
売れないホステスさん、プロに見えないんですよ
この「太刀打ちできない」という印象を与えるのは、あなたの内面的なものが大きく関わります。
気軽に店外へ誘われるホステスさん、自分をよく省みてください。
- 自分に自信が持てない、気が弱い
- 何かあると感情的になりやすい、攻撃的または被害者意識が強い
- 全部自分のせい、または全部他人のせい、など考え方が極端
- お店の中ではがんばってるけど、お店の外ではそんなにがんばってない
- 「相手してやってる」と上から目線
- 人の顔色が気になる、相手の出方を見て自分の行動を決める
- 友達と話すノリとあまり変わらない
- 自ら「客だから」と一線引いている(人として、がスタートではない)
- キャラが定まらない、または誰に対しても同じ話し方&接し方
- 今以上に努力することなく良客を掴みたいと思っている
- 楽して金儲けしたい
- アルバイトだから、ヘルプだから、と甘えている
などなど、
到底『プロ』とは言えない考え・メンタル
を持っているはずです。それが分かるんですよ。クソ客であればあるほど、素人に対するアンテナが高いんです。
『仕事だからやってる』んですよね??

と、コンサルでも、口酸っぱく言います。
スキルとかノウハウとか、アレをするコレをするの前に、自分がちゃんと仕事として考えられないと、何の意味もない。
仕事なんです、ホステスは。
アルバイトだろうが、ヘルプだろうが、仕事です。
あなただって『仕事だからやってる』んですよね?だったら仕事である以上、感情論で考えてはいけません。
「感情を持つな」ということではないので間違えないように!「ビジネスとして考えるときだけは、感情を一旦置きなさい」ということです。
ビジネスとして『ホステス』を考える
頭で考えると、感情がどうしても入ってしまうホステスさんが、大多数。感情を抜くと、思考停止するホステスさんが、大多数。
そういう現実を、私は日々コンサルで知っているので、感情を入れたくても入れられない形で考えましょう。
自分の「完全店外料金」を算出してみましょう
私が以下記事で算出した方法で、あなたの料金を計算してみてください。

たとえば、あなたの時給が5,000円で、月売上平均が100万の場合。
- 食事3時間×5,000円=1万5,000円(人件費)
- その時間仕事が滞り、万が一売上を落としたときの保障=5万円(1日の売上)
- 利益1.5倍=32,500円
合計97,500円(税抜)
どうです?胸張って「これだけ払ってくれるなら行くわ!!」と言える金額ですか?
仮に言ったとして、払える人だったらどうします?そこで「食事するだけで10万なら行く!」と答える方。
たかが10万も自分で稼げないほどなら、実際はもっと値踏みされますが、よろしいですか?
「一晩10万円でどう?」と言うお客様の心理
ホステスやってると、こんなこと言われませんか?

これってつまり、上記の計算にも満たないホステスだろうな、と思われてるってことです。
「セックス込みでも、10万円が利益になる程度だろう」と。事実、10万と言われるホステスさんって、売上平均100万以下です。

ってことですよ。「おまえ、ビジネスセンスないな」と。
銀座のクラブでゼロヘルプ&日当3万だと、利益を3倍乗せても10万に満たない。セックス込みで10万、妥当な金額じゃないですか?
経営者や幹部クラスの役職、営業・会計系部署の管理職は、日常的に利益とコストを計算する習慣がついてます。
分かってないのは、そう言われる側にいるホステスだけです。
ビジネスとして「ホステスとしての価値」を知る重要性
叶恭子サマになりきって、考えてみてください。
たぶん彼女は、お金も使わないのに「デートしよう!」なんて言われても、もちろん行かないけど、怒ることもないはずです。
「まあ、美香さん、うふふふふ」で終わると思いますよ。それって、自分の価値を知っていて、価値を高めるために全力でやってきた証ですよね。

と、お怒りになるのはごもっともですが、あなたもこういう商売の概念が分かってないはずです。
だから感情論、なんですよ。自分の価値をしっかり把握できてないんです。パパ活したい人も、同じですよ。
食事だけで10万ラッキー♪というバカホステスさんへ

じゃないんですよ。10万程度で喜んでる場合じゃないんですよ、ビジネスとしてやるのであれば。
上記の計算って、厳密に言えば赤字ですよ。
その日・その時間のコストしか、入ってないんだから。
でも、実際には衣装代・ヘアメイクなど、目に見えるコスト以外にも、美を維持するお金や勉強代など、たくさんの経費がかかっていますよね。
たかが10万で「わーい、メシ食うだけで10万♪」とか喜んでるド素人だから、気軽に誘われるんです。
ビジネスとして考えたらありえないんですよ、その感覚。お小遣いレベルの感覚で、大金なんか使ってもらえないんです。
事実、自分がいくらコストかけてるか、把握できてないでしょう。自分にいくらの価値があるのか、客観的数字でパッと出せないでしょう。
それ以上の金額がほしいと思っても、堂々と言えるほど努力してないでしょ?
仮に「100万くれたら行ってやるわ!」と言ったとしても、その金額って「なんとなく」とか「我慢できる金額」っていうレベルですよね。
そこが「お金かけなくても誘えそう」ってアンテナに引っかかるんです。
「価値のない商品は誰も買わない」という原則

と、ハッシュタグつけてつぶやいてもいいです(おもしろいしw)。
ただ、「くそ~~~~!!」と思うなら、あなたもしっかり『ビジネス』という思考とスキルを身につけてください。
そして、ビジネスとして自分を高める努力をすること。バイトでもレギュラーでも、あなたはホステスという職業を選んでいるのです。
ビジネス上「自分が商品」である以上、値踏みされたくなければ価値を高めるしかない。
これを忘れないよう、プロ意識を持って取り組んでください。
クソ客は、どうがんばっても変わりませんので、自分が「クソ客が気軽に寄ってこない、価値ある商品」になりましょう。
ホステスの心得