商品さえ良ければ売れる?謎の思い込みで迷走する人々

商品さえ良ければ売れる?謎の思い込みで迷走する人々
売れるホステスのつくり方

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

本日はマーケティングに関するお話です。

心理学にするかマーケティングにするかかなり悩みましたが、たまにはコンサルらしいこともひとつくらい言っておこうと。

とはいえ、マーケティングもノウハウが分かれば、それで売れるようになるか?というとそんな安易なものでもなく。

やっぱりその仕事と向き合う本人の姿勢が何よりも重要になってくるのですよね。

私が心理学の学びをお勧めする理由も、何となくでもこの記事で伝わればいいなーと思います。

「商品が良ければ売れる」という時代は終わりました

職業柄、様々な方から「売れない相談」をされますが、中にはこんな人もいます。

  • 商品は良いのに、まったく売れない
  • 商品さえ良ければ、絶対に売れる

前者はすでに良い商品があるのに売れず、後者は良い商品を売れば稼げると盲信。相反するこの2つは根本原因が同じです。

顔が良いだけの女性は売れないし、性格や良くてもスキルがあっても、売れない子は売れません。

なぜなら一般女性にも美人や器量良し、社交術に長けた人が大勢いるからですね。

ところが稼げない人ほど、「商品さえ良ければ売れる」と思い込んで商品に執着するのですよね。

コンサル業界も同じです。つまり、どの業界にも当てはまる法則。

商品が良ければ売れるという時代は、戦後の話ですよ。現在は低価格でも高品質の商品が多いので、商品が良いだけでは売れません。

つまり、商品の質そのものだけでは、競争優位性を作れない時代なのですね。「豊かな国・日本」の弊害とも言えます。

「商品は良いのにまったく売れない」の原因

もう少し深掘りしましょう。具体的にホステスに置き換えてみます。ホステスで「商品は良いのにまったく売れない」となるのは以下のような子たちです。

  • 顔は良いが、怠け者
  • スタイルは良いが、存在感がない
  • 会話は抜群だが、生活がだらしない
  • 気は利くが、浮き沈みが激しい
  • 優しいが、内気すぎる
  • ノリは良いが、それ以外何もない
  • お酒は飲めるが、酒癖が悪い
  • キャラクターは良いが、すぐサボる
  • 努力はできるが、メンタル不安定
  • 外見は良いが、努力が嫌い
  • 素材は良いが、人の意見を聴かない

どうです、売れそうにないでしょう。水商売にはゴロゴロいるタイプですよね、こういう子たちって。

こういうホステスを「高品質」とは言いたくないですが、クラブで働いている売れないホステスは、大体こんな感じの女性がほとんどです。

つまり、水商売ではこれが低価格&高品質。だから売れないのですよね。これでは競争優位性を作れないのです。

「物が売れない時代」に流行したあるマーケティング

話をマーケティングに戻します。

  • 低価格&高品質の商品が多いと「商品が良い」だけでは売れない
  • 商品の質そのものだけでは競争優位性を作れない時代

というお話でしたね。そこで流行ったのが、神田昌典さんの「感情マーケティング」です。

一言でいえば、「顧客の感情を煽って買わせましょう」というマーケティング手法です。

もう10年以上前の話ですし、著者である神田さんでさえ現在はこの手法を使っていませんが、末期の情報起業家が驀進してます。彼らの手法は大抵同じで、

  • 超高級マンション(プール付)
  • 超高級スポーツカー
  • 超高級ブランド
  • 超セレブな海外旅行
  • 超高級レストランで食事
  • わっかりやすーい札束の山

などの写真や動画で、購買意欲を高めます。

Twitterでもいるじゃないですか、「リツイートしたら100万円あげますよー」じゃーん札束の動画~みたいな投稿。・・・からの、アカウント停止(爆)

インスタにもこういう人は多いですね。視覚的集客ツールなので当然ですが。

ホステス引退と同時にバーキンをゴミ袋に入れて捨てた、という私のほうがインパクト強めじゃないでしょうかw

 

100万円くらい自分で稼げよ・・・
玲那
玲那

 

と思ってしまう私ですが、情弱な方々にとっては魅力的な手法です。心理系だと不安を煽ったりしますね。

リピーターが増えない本当の原因は売り方が悪いから

感情マーケティングの最大の問題点は、長期的にビジネス運営できないことです。

感情を煽られた側は、「本当は全然ほしくないもの」にお金を払うことになるからですね。

ビジネスはリピート購入してもらわないと成り立たないことがほとんどなので、自転車操業前提の手法は本当に致命的。

どれだけ感情を煽っても、継続的に商品を買ってもらえることはありません。

政治家もそうですね。誰か1人敵を作って市民感情を煽っても、支持率を維持することはできない。

それどころか選挙で煽った分だけ、ほとんどの政治家は激しく叩かれます。これが感情マーケティングの正体です。

もしあなたが感情を煽るような売り方をしているなら、どんなに商品が良くても一生自転車操業になりますのでご注意を。

良い商品なら売れるとか、良いノウハウがあれば売れるとか、情弱レベルの手法では物は売れません。クソ客様を集めたいのであれば別ですが。

まとめ

  • 「良い商品」だけでは売れない
  • 感情を煽られてお金を払うのは情弱
  • 感情を煽ると自転車操業になる

では、私は何を土台に結果を出してきたか。その答えが「心理学」です。

「人の気持ち」に興味を持てない人は、ビジネスで結果を出すことは無理です。人=顧客、ですから。

ビジネスはすべて、お金を払ってくださる顧客がいてこそ成り立ちますよね。お金を払ってくれる人がどういう心理で、どういうときにお財布を開くのか。

あなたが利用するコンビニも、心理を計算し尽した陳列・店内配置です。あなたが号泣したあの映画も、心理を熟知した構成で作られています。

あなたが腹を抱えて笑っている漫才も、心理を熟考した末のトークです。

商品とマーケティングだけでは売れない。だからこそ私は心理学を勧めています。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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