お客様が政治の話題を・・・ホステスはどうする?
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「政治、宗教の話は否定も肯定もするな」と言われますが、お客様が時事ネタに絡めて政治的な話題を語り出したときは、どうしたらいいですか?
ご質問ありがとうございます。会話上で「お客様が出したキーワード」に沿って、少しずつ話をずらすことです。
【対処1】政治的な話題をキーワードでずらす
お客様が出したワードでずらすだけなので、比較的簡単です。詳細は以下の記事に書いてあるので、こちらを読んでください。
会話の中で出てきそうなワードを事前に調べて、シミュレーションしておくといいですね。
今まで実際にあった会話を元に、いろんなパターンを考え、5手先くらいまでシミュレーションしておきましょう。
こういう意味でも、新聞に目を通す習慣を持つことが重要です。
【対処2】政治的な話題を思想でずらす
お客様の話題が「思想」である場合は、キーワードじゃなくても、思想そのものでずらせます。
たとえば、「もっと政治家の数を減らせば税金も下がる」という話なら、会社の雇用や人材配置、育成に関する思想に転化する。
「最近の政治家はすぐ辞任する。無責任だ」という話をしているなら、会社や家庭など、お客様が属しているコミュニティ内の「責任とは」に転化する。
「天皇制度はいらないだろ、贅沢しやがって」という話をしているなら、お客様が属しているコミュニティ内の「面倒・無駄だと感じる伝統」に転化する。
・・・といった具合に、思想を軸に話題の焦点をすり替える方法です。
【対処3】政治的な話題を非言語でずらす
少々難易度高めですが、簡単なポイントを挙げれば「言わないこと」に着目してずらす方法ですね。「消費税を上げるのは反対」という話なら、
- 消費税を上げるデメリット
- 消費税を現状維持するメリット
を中心に述べるはずで、これが「言っていること」ですね。
言わないことは恐らく「消費税制度がなかった時代」である可能性が高いです。
そしてそのお客様が1989年より後、つまり平成生まれなら、その時代を知らない。単に「俺が嫌だから」という感情が思想の根底である可能性大です。
となると「他に何が嫌なのか?」といった話に変えたりできます。
昭和生まれのお客様なら、消費税制度導入前の時代を知っているので、「当時はどういう時代だったのか?」に転化させたりします。
まとめ
- キーワードでずらす(予備知識必須)
- 思想でずらす(顧客情報必須)
- 非言語でずらす(察知&分析能力必須)
新人さんが挑みやすいのはキーワードですね。
「お客様自身の話にする」ということをゴールにずらしていくと、お客様も気分を害すことなく話してくださることが多いです。
いずれにしても頭を使うことなので、面倒だと感じるホステスさんは、そもそも政治の話題にならないようにしましょう。
ホステスの心得