ホステスがこんなメールでは恥ずかしい!美しい文章を作るコツ

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ホステスとして、お伺いメールやお礼メールを作る場合、送り先のほとんどは、お客様の会社宛になります。
そのため、メールの文章には本当に気を遣いますよね。
誰が見るかも分からないし、お客様の職場へ送るものだし、そもそもホステスからメールが届くだけで心象よろしくないケースも多々。
せめて「きちんと感」を出せるように、美しい日本語を使いたいところです。
この記事では「美しい日本語になっているか?」のチェックポイントについて、お話しします。
メール文章を声に出して読んでみる
文章が苦手なホステスさんは全員、「何を書くか」にとらわれ過ぎて、作った文章を俯瞰することができません。
仕上がった後に読み直しても、おかしな点に気付けないことが多いです。
また「何を書くか」にとらわれ過ぎて、文章の引き算ができません。考えれば考えるほど、あれこれ詰め込み過ぎるのですね。
特に、メールはLINEほどの気軽さがないので、余計に構えるようです。
こういうホステスさんは、仕上げの段階で黙読するのではなく、音読でチェックするようにしましょう。
あなたがメール文章を作る際には、「頭で考えたことを活字に起こす」という作業をしていますよね。
メール文章を俯瞰してチェックすることの難しさは、ここです。
「あなたの頭の中にあること」が活字になっているので、脳にとってはおかしいところがない前提なのですよ。
プロが集まっている出版社でも、執筆者と校正者に分かれてやる作業を、脳内で1人でやろうとしているわけです。
そう考えると、高いスキルや能力を要する高度な作業だと分かりますよね。
誰かに添削してもらえることが一番ですが、その環境がない場合は音読してください。声に出して読み上げることで、脳は「外からの情報」と誤認します。
それだけで「あれ?」という点が見つかったりするのですよ、不思議と。現在の私も、記事を書く際にやっていますが、オススメです。
メール内にある敬語をバラしてみる
次に効果的なのは、もとの言葉に戻して、バラバラにしてみることです。
美しい文章には、美しい日本語が欠かせません。「何を言うか」にとらわれて、もっとも疎かにされるのは「どんな言葉を使うか」です。
特にひどいのが、敬語。
会話上の言葉遣いは指摘していけば直るのですが、文章上の言葉遣いは、どれだけ指摘しても直りません。
年単位で指摘し続けても、ほとんどの人は直せないまま貫いています。
それくらい、文章上の「言葉遣いのクセ」は根強い。たとえば以下の言葉。
- 読まさせていただいてます
- 見させていただいてます
もうこれは、毎日1度は目にしますが、根本の日本語が間違ってます。たとえば「読まさせていただいてます」をバラバラにしてみると、
- 読まさせる→存在しない日本語
- いただく→もらう
ほら、すでにおかしいでしょ?存在する日本語は以下。
- 読ませる→他人に強要する
- 読む→自ら読む
- 読ませられる→他人から強要される
いかに言葉を知らないか、いかに辞書を引く習慣がないか、等々、勉強の習慣がないとバレてしまいます。
- いつも読んで(見て)います
- いつも拝読(拝見)しております
1が丁寧語、2が謙譲語、これで十分です。
メンタル弱い人ほど敬語の扱い方がおかしいので、メンタル改善するか、敬語を根底から覚え直すつもりで勉強してください。
ホステス業のクレイジーさに染まっていないか
最後に多いのが、水商売のクレイジーさにどっぷり浸かった文章。
- こんにちゎ
- 〇〇さんに会えなくて寂しいですぅー
- 〇〇さんと2人きりの時間が持てて嬉しかったですぅー
- 会いたいですぅー
- 〇〇さんって男らしくて素敵ですねー
こういう文章を目にする度に、


と、いろいろ混乱します。しかも、これが30代超えの1年以上経験積んだクラブホステスだったりするので、仰け反ります。
色恋主義ならまあ止めませんが、色恋をしたくないのであれば、こんなことは書かないほうがいいです。
仮に、お客様がそういう文章を望んでいるとしても、書かないことをお勧めします。色恋要素を抜きたかったら、
片思いしている相手からそのメールをもらったら思わず誤解してまうやろ
という文章を避けること。「会いたい」って言われたら、ドキッとしません?「女性らしくて素敵だね」って言われたら、ドキッとしません?
「あれ、もしかして脈アリなんじゃない?」って、勘違いしたくなりません?
なぜか色恋になる・・・というホステスさんは、こういうクレイジーさが無意識レベルで板についているのです。
「好きな人に言われたら舞い上がる言葉」を使わないようにしましょう。
ホステスの心得