会話に求められる最も大切な感情
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ホステスのお仕事は、基本的に会話を中心に進んでいきます。
会話の相談では「何を話せば良いか」という点がもっとも多く挙がりますが、今回は話の内容ではなく『感情』に目を向けてみましょう。
「会話に求められる最も大切な『感情』とは、何だと思いますか?」
・・・と問われたら、あなたは何と答えるでしょうか。そもそも『感情』とは何なのでしょう?
一言でいうと『感情=心の動き』ですね。では、あなたはどんな『心の動き』を大切にしていますか?
お客様に楽しんでいただく。お客様に寛いでいただく。お客様にステイタスを感じていただく。
ホステスの数だけ、いろんな答えがあると思います。でも【最も大切な感情】はお客様ではなく、ホステスであるあなた側にあるのです。
この記事の目次
会話に求められる最も大切な感情は「楽しめること」
会話に求められる最も大切な感情は、あなた自身がその会話を楽しむことです。
ノリの良い会話なら、きっと多くの人は純粋に楽しめると思います。
また、相手が気遣ってくれたなど、誰かの優しさに触れたときにも、きっと楽しめるでしょう。
でもここで言う「楽しむ」はそういうことではありません。どんな会話であっても、あなたが自ら楽しもうと取り組めること。これが最も大切なのです。
たとえば、お客様が仕事の話ばかりしているとして、あなたはそれを楽しめるでしょうか。
あなたにとっては興味のない野球の話をお客様が延々としているとして、あなたはそれを楽しめるでしょうか。
仮に「楽しめる」としたなら、その相手が恋人や友達になったら、どうですか?
もし答えが変わるようなら、条件付きで楽しめているだけ、ではないでしょうか。
お客様だから、お金をいただくから。
それは「自主的に楽しめる」ではなく「消去法で楽しめる」といった状態なので、あまり意味を成さないかもしれません。
「楽しめること」が最も大切とされる理由
会話で「あなたが楽しめること」が最も大切とされる理由は、大まかに分けて3つあります。
リラックスできない
ひとつは、相手がリラックスできないという点。あなたが楽しめない空間というのは、あなたがリラックスできていないはず、です。
ホステスが楽しめないとお客様が気を遣う
もうひとつは、相手が気遣わなければならないという点。あなたがリラックスできないということは、あなたに相手を気遣う余裕はありません。
ホステスが楽しめない空間はお客様にとって居心地が悪い
つまり、あなたが楽しめないと相手にとっては、
- 居心地の悪い空間
- 居心地の悪い時間
- 居心地の悪い相手
になってしまうのです。結果として、あなたも居心地の悪い空間で、居心地の悪い相手と、居心地の悪い時間を過ごす・・・ということになります。
当然ですよね。あなたが楽しめないということは、あなたが相手を受け入れられていないということだから。
あなたが会話を「楽しめる」と相手はどう感じるか
話し下手なお客様でも、自分の話ばかりしてしまう恋人でも、あなたが相手との会話を心から楽しもうとするだけで、安心していろんな話をしてくれます。
なぜか?答えは簡単です。承認欲求が満たされるから。
話し下手な人は、自分の言語力やトーク力、伝達力などに自信がありません。
自分の話ばかりしてしまう人も、相手のことを考える余裕もないくらい、認められたい気持ちが強い人。
そういう自分との時間を心から楽しんでくれる人がいる。そういう自分との会話を心から楽しんでくれる人がいる。
楽しもうと前向きな気持ちで付き合ってくれる人がいる。何なら口下手な自分の話に笑ってくれたり、自分のことを理解してくれたりする。
これって、すごく嬉しいことですよね。だからこそ「また会いたい」と思える。あなたにも、その嬉しさは分かるはずです。
まとめ
- 「あなたが楽しむこと」が最も大切
- あなたが楽しめないと相手も居心地が悪くなる
- あなたが楽しむと相手の承認欲求が満たされる
コンサルでも、口下手なホステスさんは多くいます。
私との時間を「楽しもう!」と思ってくれるホステスさんとのコンサルは、口下手でもとても楽しいのです。その口下手加減が一層楽しいくらい。
お客様との会話も同じで、あなたが楽しめない以上は、お客様は楽しめないのです。
会話に求められる最も大切な感情は、あなたがその会話を楽しめること。これを実現できるよう日々メンタルを整え、誰かとの会話を心から楽しんでください。