一瞬でウエルカムの気持ちを伝える2つの方法
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
お客様と顔を合わせたとき、またお客様でなくても、大切な誰かと顔を合わせたとき。
- 会えて嬉しい!
- 歓迎してます!
- ようこそ!
という気持ちが、一瞬で伝われば良いですよね。
あなたは、その気持ちを、どう伝えるようにしていますか?「いらっしゃいませ」と言葉を発することくらい、でしょうか。
では、お客様と外で会ったときや、お客様以外の人にはどう表現しますか?
逆に、あなたが誰かを尋ねた際に、どんなふうに接してもらっていますか?歓迎ムードで出迎えてもらえると、やっぱり嬉しいですよね。
今回は、そんな『ウエルカム感』が一瞬で伝わる方法をお伝えします。あなた自身のこれまでのやり方を振り返りながら、読み進めてくださいね。
一瞬で「ウエルカム感」を伝える方法1:行動
結論から言うと『笑顔』。ありきたりだと思いますか?心配ご無用。
ここで言う「笑顔」は、その辺にあるありきたりなことではなく、少し特別な意味を持ちます。
視覚障害でない限り、人間は、情報の7割を視覚に頼っています。特に、言語に弱い人は、情報の9割を視覚に頼っていると言っても過言ではないでしょう。
となると、『一瞬でウエルカム感』を出せるのは、確実に視覚的表現が必須。そこにもっとも効果を発揮するのが、『笑顔』です。
しかも、にっこり微笑むなどではなく、
- 目を見開いて
- 頬骨を上げるイメージで
- 口を開けて
この3つがそろうと、かなり大喜びしているように見えます。
では、なぜ見出しに『笑顔』ではなく『行動』とあるのか。笑顔も、もちろん行動のひとつですが、動ける環境なら、体全体を使いましょう。
- 両手を広げる
- 腕を相手に向けて伸ばす
- 相手に駆け寄る
- 自分を抱きしめる
- 開けた口をあえて両手で覆う
- 立ち上がる
相手の顔を見た瞬間に、これらの行動を取れると、
- あなたを待っていたよ!
- 来てくれて嬉しい!
- 会えて嬉しい!
という気持ちが、体全体で伝わります。
一瞬で「ウエルカム感」を伝える方法2:言語と声
次に大事なのは、聴覚。いくら7~9割を視覚情報に頼っているとはいえ、残りの1~3割は、聴覚や嗅覚など、他の情報に頼っています。
そして、稀に私のように、視覚情報よりも聴覚情報に長けている人がいます。
聴覚情報に長けている人は、声色や言葉の扱い方、イントネーション等から相手の人となりを捉えるので、疎かにしないほうが良いでしょう。
仮に、あなたが上記の行動を取ったとしても、
と、消え入りそうな小さな低い声で挨拶をしてしまっては、すべてが台無しです。
- 通る声で
- いつもよりワントーン高い声で
- 「わあ!」「あー!」など感嘆詞を使う
- 「〇〇さん!」と相手の名を呼ぶ
これだけで、言葉や声色から、あなたの喜びが伝わります。「いらっしゃいませ」などの挨拶は、この後でも十分です。たとえば、以下のように。
ほら、ウエルカム感満載。
売れないホステスの気持ちが伝わらない理由
売れないホステスも、一応「来てくれて嬉しい」「会えて嬉しい」とは思っているわけです。ところが、全然伝わらないのですよね。
これはもう、ここに書いてあることと、真逆のことをしているからです。たとえば行動面だと、
- 表情が暗い
- 表情が変わらない
- 体のどこも動かない
これでは、『心が反応している』という非言語が伝わらないので、当然気持ちは伝わりません。また言語と声の面だと、
- 声が低い
- 声が暗い
- 一本調子で喜怒哀楽の変化が分からない
- いつも定型文のような挨拶をする
といったことをやっています。行動でも伝わらないのに、言葉も声もこの状態では、もう何も伝わりません。そして、一番は「ウエルカム感」がない。
感謝しているのは確か、嬉しいのも確か。
でもそれは、自分の売上になるとか、自分の居場所があるとか、嫌なお席から離れられるとか、そういう理由がメインです。
会えて嬉しいのは、自分に都合の良い利益があるから。そのため『ウエルカム感』よりもはるかに『安堵感』のほうが勝るのですよね。
これが、『ウエルカム感』にならない最大の原因です。
ホステスの心得