「わからない話」に黙ってしまうホステスの心理
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
コンサルで、こんな意見を耳にすることがあります。
わからない話になると、どうしていいかわからず、黙ってほほ笑み地蔵化してしまう
お客様のお話がわからないとき、あなたはどんな対応をしていますか?
黙り込んだり、ただ頷いたり、相槌を打つだけになったり、愛想笑いに終始したり・・・といった状態になっていないでしょうか。
特に、会話そのものが不得手だったり、苦手意識が強いするホステスさんだと、
- どうしたらいいか分からない
- 分からない自分が恥ずかしい
- 聞くことに精一杯で頭が回らない
- 頭が真っ白になってしまう
などなど、さまざまな気持ち・状態になっているのではないかと思います。
だれにでも得意な話題・苦手な話題、詳しい話題・知らない話題は、必ずあるものです。なのに、なぜ、
- 分からなくても会話が弾むホステス
- 分からなくて会話ができなくなるホステス
に分かれてしまうのでしょうか。
黙り込む心理1:その話題に興味がない
まず、もっとも大きな心理要因は、その話題または話している相手に興味がない・無関心というケース。
たとえば、『車のエンジン音』という話題が出たとします。多くのホステスにとって、車のエンジン音なんか、興味ないですよね。
『車のエンジン』でもなければ、『車』でもなく『車のエンジン音』ですから、なかなかニッチな話題です。
私は、女性ながら展示会に足を運ぶ程度には車好きですが、エンジン音にはまったく興味ありません。
フェラーリでエンジン吹かしてる音なんて、ただただ耳障りで、不快指数100%でしかありません。
車好きな私でさえ興味のない『エンジン音』という話題が延々続けば「うへぇ( ̄Д)=3」となります。
大半の人は、そこで露骨に態度で示すことはできないので、
- 黙る(沈黙ではなく質問をしないなどの意味)
- 愛想笑いをする
- テキトーに相槌を打つ
という『最低限の行動』を、空気に合わせて、マナーとして行うわけです。でもこれ、心理としては、『相手の話を拒否している状態』です。
この場合、興味のある話題に変わると、途端に話し出します。
黙り込む心理2:相手に興味がない
次に多いのが、話している相手自体に興味・関心がないこと。もう、ホステスとしてはこの時点で終わってますが・・・
同じ『車のエンジン音』という話題でも、興味を持って聴ける相手もいるのです。たとえば、私の元パートナーは、ディーラーに勤めています。
これまでお付き合いした歴代パートナーも、なぜか車好きだったり、強いこだわりを持っている人でした。
彼らの話す『エンジン音の話』は、とても楽しく興味深く聴けました。・・・愛がある間は(笑)
つまり、私の『エンジン音に興味がない』は変わらないけど、彼らに興味があった。
好きな人の話だから聴けたし、好きな人の好きなことだから聴けただけ。
内容は全然興味ないけど、彼が好きなものを理解したいと思ったり、彼を知りたいと思ったりしていたから。
でも、愛が冷めると、我ながら引くほど聴けない。これは『相手を拒否している状態』。話の内容云々以前に、相手を受け入れられない。
この場合、興味のある話題に変わっても、あまり変わりません。
いずれにしても「わからない」で黙り込めるのは、
- それ以上知るつもりがない
- それ以上相手をする気がない
- それ以上答えるつもりはない
という心理なんですよね。これは、あなたについて尋ねた際に「わかりません」という心理も同様。
言葉が出てこないなどの理由も、もちろんそこにはあると思います。が、興味のある話題・相手であれば、やっぱり何かしら対応が変わるのですよ。
だって『話したい』し、『聴きたい』んですから。わからない~で終われてしまうのは、その程度しか興味がないってことです。
あなたに自覚がなかったとしても、話している相手には、その非言語がしっかり伝わってます。
ホステスの心得