質の悪いホステス=質の悪いお店

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
この記事は、以下記事の続編的なものです。

まだ未読の方は、まず上記事をお読みになってから、こちらへ戻ってきてください。
玲那さん、はじめまして。今回は、玲那さんにどうしても一言お詫びを申し上げたく、ご連絡をさせて頂きました。突然申し訳ございません。
つい先日LINEで、とあるホステスからの相談があったかと存じます。内容を掻い摘んで申し上げますと、
「ある男性客に色恋をして、結果切られた。どうすればいいか?」
という内容の質問です。恥ずかしながら、この男性客というのは私です。相談をした本人から、顛末を聞かされました。
聞けば玲那さんにしつこく質問を投げかけ、玲那さんのお知り合いの銀座ホステスさんが代わって質問に答えてくださり、玲那さんはその方に原稿料まで支払われたと。
私も原因の一端です。本当に申し訳ございません。
私自身のホステスの見る目の無さ、浅はかさが、結果として玲那さん達に不快な思いをさせる遠因となったと思うと慙愧に耐えません。
その後の話をご説明させていただきますと、このホステスは特に反省の色がなく、というよりも何をどう反省すればいいかも解らないというような印象でした。
私事で恐縮ですが、つい最近私には恋人ができました。昔は関東で水商売をしていて、現在はOLをしてる女性です。
その恋人からも玲那さん達と全く同じ診断をされ、
「元同業者として言うなら、質の悪いホステスが長く居られる店は、その店自体も質が悪いとしか思えない」
と言われ、例のホステスとも、その店とも縁を切りました。同時に、「少し度が過ぎるくらいに店にもホステスに優しすぎる」とも。
私自身も客としてのあり方や姿勢について深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした。
ご丁寧にご連絡いただいて傷み入ります。本当にありがとうございます。
長文化しそうだったため、記事回答のほうが読みやすいと思い、このような形になりましたことを何卒ご了承いただけますと幸いです。
この記事の目次
いただいた内容を読んで真っ先に感じたこと
このメッセージを見たのは、ちょうど外出先でした。
なのでその際じっくり読むことができず、ザッと目を通すのみだったのですが、真っ先に私が思ったことは、
- 丁寧な文章を書かれる方だな
- 更新スケジュールを変更して帰宅したら真っ先にお返事を書こう
- わあ恋人ができたんだ、良かった!(しかも至極真っ当なことをおっしゃる元ホステスさん&素晴らしい女性で何より!)
この3つでした。『慙愧』という言葉を使われるあたり、謙虚で教養のある方だとも感じました。
※当サイトの読者ホステスの90%はこの言葉の意味どころか読み方も分からないと思います(笑)
本当に丁寧なメッセージを頂戴したので、しっかり受け取って駄文ながらも私なりに心を込めてお返事を書きたいと思います。
『これまでに起きたこと』について
まず、私が質問者様に謝っていただかなくてはならない理由は、何ひとつありません。ですので、どうか謝らないでください。
どちらかといえば、私のほうが質問者様にお詫びを申し上げたいくらいです。
お客様にそのような思いをさせてしまうホステスがいるという現実に、大変心苦しい思いでおります。
質問者様は確かに優しすぎたのでしょう。見る目もなかったかもしれません。
でもそれは「ホステスを見る目がなかった」のではなく、お相手の女性の本質を見抜くことができなかった。
これが今回唯一の質問者様の落ち度、ではないかと思います。
元ホステスとしてお相手のホステスに対する私の見解
正直、私から見てお相手の女性は、色恋でも何でもないと思います。ただただ『だらしがない人』にしか私には見えないのですよね。
「色恋をしたつもりはない」「色恋は嫌い」は本心とするならば。
その場の雰囲気で体を許したり、酔った勢いで性の垣根を越えられる、ただただ『ふしだらな人』かな、と。
色恋はしてない!と言えば言うほど、「私は好きでもない男が相手でも平気でそういうことができちゃう女なんです」という自己紹介にしか見えないのです。
心理面から見ると、この女性は育成歴上での人格形成過程で何かしら強い歪み(トラウマ)を持つか、何かしらの障害を持つ方なのかな?と思いました。
育成歴が原因であれば、愛着障害や境界例、性に対する衝動は自傷行為のひとつ。
自分のことばかり主張するのも、人の気持ちが分からないのも認知の歪み、かもしれません。
何かしらの障害であれば、脳構造が異なるので他者の気持ちに疎く、情緒障害が重なれば怒り感情が激しいです。
そして水商売には、いろんな意味で『一般社会とは乖離している』から夜の仕事を本業としている子が多い。
もちろん全員ではありません、まともでしっかりした女性も当然います。ただ昔の私も含めて、そういう子が多いのは隠しようのない事実でもあります。
元同業の私から見ても、「この子はまともじゃない」「この子とはまともな話はできない」と感じる子が大勢いるのは事実なんです。
また最悪なことに、それにもっとも気付かないのも、どれだけ指摘されても受け入れないのも、当の本人。
それでも生きていけるクレイジーさが、水商売という世界です。
業界の恥部を晒すようで痛恨の極みですが、その中の1人と出会ってしまい、質問者様の素直さゆえに見抜けなかった、これが実情かな・・・と拝察します。
質問者様は本当に何も悪くないと思います
現在のパートナーさんがおっしゃるように、質問者様が優しすぎるのは確かでしょう。
でも本当に今回の件に関して、質問者様は何も悪いことはしていない、と私は思います。
見抜けなかったことは唯一の落ち度かもしれませんが、大半の人は見抜けないと思います。業界の裏を知る人間でない限りは。
質問者様はただ人を好きになっただけで、それは責められることではありません。
誰かを好きになる、恋をするって、素晴らしいことですよ。相手さえ違っていれば、素敵な恋愛関係に発展したかもしれません。
先にも申し上げたように、ホステスの全員がクレイジー!というわけではないんです。
ですので、今回は本当に「選んだ相手が悪かった」だけで誰かを好きになることは良いことです。
職業偏見の強い業界の人間でも、人としてみることができ愛情を持てる質問者様のお人柄はとても好きです。少なくとも私はそう感じます。
いずれにしても、今回のことがあって現在のパートナーさんとのご縁もあり、といった状況ですから結果オーライ!ですね。
嫌な気持ちになったり、傷ついたりした分、幸せになっていただきたいと思います。