「聴き上手」は簡単にはなれない
ホステスの会話
『一番聴いてほしいことは何か』
先述したように、話すほうが簡単で、聴くという作業はとってもむずかしいのです。ベストなのは、どっちもこなせること。
お客様は十人十色。女の子の話を聴きたいと思っているお客様もいれば、普段はあまり話さないけど今日は話したいな~という気分のときもある。
それらをバッチリと察知して、個々のお客様、その日のお客様に合わせて使い分けられることが理想。
でも、なかなかそううまくできない、自分がいろいろ話すのはちょっと苦手、というホステスさんもいますよね。
また【お客様のことを何もわかってないホステスさん】は、お客様のお話を聴いているようで聴いてない、聞き流しているだけ。
せっかく山ほどの情報をお客様が与えてくださっているのに、その場できれいさっぱり流してしまう。これで人よりお客様がつかめるワケがない、甘い。
では、話し下手&情報を的確につかむためにホステスがやらなければならない【聴き上手】とは、一体何ができればいいのか?
- 相手が1番聴いて欲しいことを把握できているか
- そこで自分が聴かなければいけないことが分かっているか
この2つのポイントが的確に押さえられていれば、あれやこれやと自分から次々に話題を振らなくても会話は続くはず。
でも多くの人が、このたった2つがほとんどできていないのです。
しつこいようですが、ホステスの仕事は【話すこと】ではなく【会話をすること】。いま一度、自分の姿勢を振り返ってみましょう。