ホステスはどんな衣装を着ているのか?
こんにちは。銀座ホステス水野です。この記事は、ご覧になりましたか?
衣装選びは、新人からベテランまで悩みますよね。私も迷走することがあるので、お客様から直球で、
と言われたこともあります。今回は、実際銀座で働いて見てきた、ホステスたちのリアルです。
昔に比べてどんどんナチュラル化
ホステスになる前に、銀座の美容室で働いていた経験があるので、ひと昔前のホステスも見てきました。
昔のホステスは、全頭しっかりホットカーラーで巻いて、ボリュームのあるカールヘアで、前髪も立ち上げていたので、THE・お水のオンナ。
そんなヘアメイクに合わせて、衣装も、夜の仕事を辞めたらどこにも着ていけないスーツやドレスばかり、という印象でした。
しかし、ヘアメイクも今はすっかりナチュラル化して、和髪以外でそこまで作り込むホステスは減りました。
衣装も、カジュアルなワンピースが増えましたね。そういえば、スーツ姿のホステスは、全然見なくなりました。
もちろん、ドレスを着るホステスもいますが、全体の傾向としてはナチュラル化して、ちょっとめかし込んだOLさんと大差ないことも。
どうせなら、お店以外でも着まわせるように、という基準で衣装を選んでいるホステスもいます。だけど、お店で見ると、それだと地味なんですよね。
以前働いていたクラブは、クラブのわりの黒を着ることに寛大だったこともあり(ママ本人がよく着てましたからね)、
- いろいろなデザインがあるから
- 好きだから
等の理由で、黒を選ぶホステスが続出。その結果、複数のホステスがついているのに、見事に全員黒の衣装を着てる、お通夜みたいな席が発生。
さすがに、これはちょっといかがなものかと思います。
玲那さんが記事でも書かれているように、非日常を演出するためにも、「どこで着るんだ?」という色やデザインを選ぶことをオススメします。
収入と衣装の金額は比例する
新人ホステスは、正直なところ、そこまで衣装にお金をかけられないです。だから、それなりの値段でお店で映えるものを探します。
もちろん、最初はそれで十分。でも、銀座では、キャバクラで着るようなミニドレスは、安っぽさが強調されるのでオススメしません。
よくわからなければ、銀座のドレス屋さんに行きましょう。
ある程度のキャリアのホステスだと、それなりにいい物を着ています。ブランドだとTADASHI SHOJIや、BCBGをよく見かけるかな。
ママや売れっ子クラスになると、普通に何十万もする衣装を着ています。
「やはり高いものには高いなりの理由があるな」と思うのですが、一見そこまで華美でなくとも、なんていうか本物の持つ風格というか、匂いが醸し出されます。
そして、銀座で飲んでるお客様は、ちゃんとそれに気づくんですよね。
自分の雰囲気や体型に合う衣装を
記事にも書いてありますが、どんなに衣装や髪型が良くとも、本人の身体的特徴で残念になることは、多々あります。
たとえば、首元の詰まった服を素敵に着こなすホステスもいますが、骨格ストレートで胸の大きい私が着たら、絶望的に似合わないです。
逆に、私が好んでよく着る胸元の開いたラップワンピは、人によっては貧相になってしまい、着られないことも。
色についてですが、私はパーソナルカラーがビビッドカラーが似合うタイプのスプリングなので、彩度の高い色の衣装をよくチョイス。
特に、鮮やかな黄緑のロングワンピースは愛用していて、褒められます。なかなかプライベートでは原色は着ないですが(笑)お店では活かしています。
自分のことがよくわからなければ、パーソナルカラーや体型診断をプロにお願いするのもいいかもしれません。
あと、男性であるお客様からの意見に耳を傾けることも大事です。
まとめ
- 昔に比べてナチュラル傾向
- 収入と衣装の金額は比例する
- 自分の雰囲気と体型に合う衣装を
かなり前になりますが、玲那さんに何パターンか衣装を着ている写真を見せて、コンサルで相談させていただいたことがあります。
自分ではそこまで気に入ってない衣装を褒められたり、気に入ってた衣装をダメ出しされました(笑)
大事なのは、その衣装を着たときに、お客様からどう見えるか。他者目線を持つ必要があります。
メイク同様、自分の好みは一旦脇に置いて、商品としてどうしたら自分が映えるかという視点を持ちましょう。
ホステスの心得