アパレル店員に学ぶ!良い接客の事例

こんにちは。銀座ホステス水野です。
いつもは銀座やホステスについてのあれこれを書いていますが、今回は私が実際に接客を受けてプロ意識の高さを感じたアパレル店員さんの話です。
アパレルの接客で辟易とすること、ないですか?私はあります。

「あなたが持ってようと持っていまいがどうでもいい!」みたいな(笑)しかし良い接客を受けると、ホステスとしても学ぶことがとても多いです。
見た目はチャラ男、中身はヤリ手販売員
ホステスではなくまだヘアメイクの仕事をやっていたころ。職業柄動きやすい服ばかりを着ていてカジュアルが定番。
だけど、あるときにデートでちょっと高級店に行くことになったので、着ていく服がなくて買い物へ行きました。
なかなかいいものが見つからず、あちこちまわって最後に入ったショップでのこと。
日焼けした肌に茶髪、黒いスーツを着込んでいて夜臭がすさまじい男性店員がいました。
なんていうか、今はあまり見なくなったけど、当時はギラギラしている水商売の男性っていて、彼も同じようなニオイが。
強烈な存在感を放つギラギラ店員さんにいささか引きつつ、洋服を物色。
最初は話しかけられずしばらく放置、そろそろ出ようかな〜と思ったときに話しかけられ、何パターンか服を提案してくれました。
それが見事に私の好きなテイストで、ビックリしたのです。
私に合わせた的確なアドバイス
そのとき着ていた私の服は、
- ショートパンツ+タイツ
- ライダースジャケット
という格好でしたので、このエレガンス系で大人っぽい、このショップとは系統が違います。
それでも彼は私の雰囲気から、こういうものが好きだと読み取ったのでしょう。
提案してくれた服は、ワンピースのデザインも気に入ったのですが、私の好きな色を組み合わせたスカート+トップスでもアリだなと思いました。
試着した際にも、
「あなたの体型だとこういう服よりもこういう服のほうが映える!」
「人によってはダメだけど、あなたならこのデザインの服もイケる!」
と、具体的にアドバイスしてくれて、こんな店員さんは初めてだと関心しました。
ただ褒めるだけじゃなく、根拠まで示してくれるから説得力があるんですよね。
なんでも、私がショップに入ってきた瞬間から着ている服、体型からこういう服が好きで似合うだろうと観察していたとのこと。
見た目のチャラさとは裏腹に仕事はプロでした。
彼のなにがすごいかと言うと、非言語を汲み取る力。これってホステスでも大事な要素。
玲那さんも「お客様の非言語を観察しろ」とよく言っています。「なにを言ったか」だけに囚われてると、お客様のサインを見逃してしまいます。
あなたは相手のなにを解決できるか?
- これ可愛いですよねぇ〜
- 私も持ってますぅ〜
- (似合ってない服でも)お似合いですぅ〜
とだけ言っている店員さんは、たくさんいます。乱暴に言うと、誰でもできます(と書いてますが、アパレル店員さんって大変な仕事だと思います^^;)。
そんな中、顧客のニーズを汲み取りながら、良い提案をしてくれたら「この人わかってる!」とファンになりませんか?
このギラギラ店員さんは「顧客に合わせた提案ができる」が確立されています。
だから短時間で私は心を掴まれたし、きっと彼を信頼している顧客は多いと思います。
あなたは、お客様の何を解決することができますか?

まとめ
- 見た目はチャラいけど、中身はヤリ手の男性店員
- 非言語を汲み取って的確なアドバイス
- お客様の何を解決することができるか?
あれからかなり経ちますが、いまだに彼以上の店員さんには会ってないです。書いててまた会いたくなりました(笑)
素晴らしい接客を受けると、オンラインショッピングでは得られない価値を買い物に感じますね。